GEヘルスケア・ジャパンは、最新の医療画像機器・周辺機器を一同に公開する総合展示会 ITEM2024 国際医用画像総合展(パシフィコ横浜 4/12〜4/14)に出展。国内で20施設を超える導入実績がある、医療施設 中央集中管制塔「コマンドセンター」の最新情報を公開した。
GEヘルスケア・ジャパンの医療システム 中央集中管制塔「コマンドセンター」は、電子カルテをはじめとする各種院内情報システムに紐づくデータを、リアルタイムで分析・可視化を行うことにより、患者へのケアに必要なリソースを効率的に配分し、必要なケアをタイムリーに提供するための意思決定を促す中央集中管制塔システム。
コマンドセンターは、データの統合分析サーバと複数のタイル(Tile)と呼ばれるアプリケーションで構成され、このタイルを通じて病床管理・入退院支援に必要となる院内データを分析・可視化し、ケア需要の予測、施設間の移動、ケアの進行、退院計画など、刻一刻と変化する患者さんの状況をタイムリーに捕捉することで、医療従事者の高品質かつスピーディーなケアを実現させる。
タイルの数や種類は、施設の規模やニーズに即して変更できるモジュール形式とし、その病院のポリシーやルール、定義にあわせてカスタマイズできるのが特長。
東京都内3例目のコマンドセンター
東京都立墨東病院(東京都墨田区)は、米国のジョンズホプキンス大学病院と GEヘルスケアが共同開発したコマンドセンターに着目し、導入を決定。
今回は、GEヘルスケアと墨東病院との協働により、現状認識にもとづいた課題精査を行い、その解決に向けて必要な要件をシステムに適用。
具体的には、新規も含めより多くの患者を受け入れ、適切な医療提供を行うことができるよう、まずは病床稼働率の改善に取り組む。
また同時に、医療従事者の皆様が活き活きと日々の活動に従事できるよう、働き方改革を支援していく。
さらに、システムを構築した後も、新たな課題やニーズにより的確に対応するべく、引き続き施設と協働を継続し、医療従事者、その先の患者が求める医療の提供をプロセスとして模索し、実現させていくという。
「課題の可視化・解決を協働で」
「医療を取り巻く環境は厳しさを増す中で、GEヘルスケアは、製品やサービスに留まることなく、お客様の病院運営におけるニーズや目標を理解し、その実現に向けた取り組みを支援するさまざまなデジタル・ソリューションを提供しています。
この一環にあるコマンドセンターの強みは、システムの構築・導入にあるのではなく、お客様の目標が達成されるよう課題の可視化・解決を協働で行い、成果を出していくことにあります。
この度地域の基幹病院として多くの患者さんに必要とされている東京都立墨東病院様と協働・共創させていただくご縁をいただき、コロナ禍を経た新たな病院運営の在り方をともに模索し、地域の健康と安心により貢献できるよう取り組んでまいります」(GEヘルスケア・ジャパン 若林正基 代表取締役社長兼CEO)
―――GEヘルスケア「コマンドセンター」の最新情報は、ITEM2024 国際医用画像総合展(パシフィコ横浜 4/12〜4/14)GEヘルスケア・ジャパン ブースでキャッチできる。