通信ソフトウェア・IP・オプティカルネットワーキングソリューションをサービスプロバイダー・エンタープライズ企業・重要インフラ部門にグローバル展開するリボン・コミュニケーションズ( Ribbon Communications/米国テキサス)は、シスコシステムズとパートナーシップを通じ、1.2T光伝送の相互運用性を実現。

3月24日からアメリカ・サンディエゴで開催された OFC 2024 では、「Ribbon Apollo 9408」 と 「Cisco NCS 1014」 の間での相互運用性のデモンストレーションを公開。

いずれにも アカシア・コミュニケーションズ社「CIM 8 140Gbaud トランシーバー」を組み込むことで、トランスポンダの相互運用性のための「OpenROADM ブックエンド・モデル」に準拠し、マルチベンダーへの拡張を実現させた。

「今回のデモンストレーションによって私たちは新時代を切り開き、これまで業界の潮流から新たな方向性へと舵を切った、高性能光伝送のための相互運用可能な実証済みマルチベンダー・エコシステムを披露した。

この重要なアップデートにおいて、シスコ社と協力できたことを誇りに思います。これにより、通信事業者は特定のクローズド ・ソリューションに頼ることなく、1.2T の伝送速度に安心してアクセス・提供できるようになります」(リボン・コミュニケーションズサム・ブッチ(Sam Bucci)最高執行責任者 COO)

「今回のデモンストレーションは、高性能コヒーレント分野におけるエキサイティングな進化を表すものです。オプティカル・ネットワーキングにおいて相互運用性は稀であり、通常は単一ベンダーのテクノロジーに依存しています。

ネットワーク・オペレーターは、自社のネットワークを複数のベンダーに開放しながらも優れたパフォーマンスを提供できることで、多大な価値を得ることができるでしょう」(Cignal AI カイル・ホラシュ(Kyle Hollasch)トランスポート・ハードウェア分野主任アナリスト)

「AI をはじめとした新たなテクノロジーの成長にともない、ネットワーク・オペレーターは、増大する高速化へのニーズに対応するためにマルチベンダー・ネットワークを管理するという複雑な課題に直面しています。

リボン・コミュニケーションズ社との協力によって、当社の顧客は規格策定を待つことなく伝送レベルでの相互運用性を確保できるようになり、特定のソリューションに縛られずに最先端を維持できるようになるということを実証しています」(シスコ ビル・ガートナー(Bill Gartner)光学システム・光学部門 上級副社長/ゼネラル・マネージャー)

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