松屋フーズは2024年10月22日(火)10時から「リトアニア風ホワイトソースハンバーグ」を販売する。これに先立ち、都内で駐日リトアニア大使オーレリウス・ジーカスさん夫妻を招いた試食会が行われ、商品開発の経緯などが語られた。

開発のきっかけとなったのは、リトアニア大使からのアプローチだ。「ジョージアのシュクメルリやポーランドのハンバーグが紹介されたとき、私は個人的に非常に羨ましかった」という。リトアニア料理も紹介しなければならない、と考えた大使は早速SNSでアプローチをかけた。松屋の反応は早かった。

松屋フーズの担当者はこれまでリトアニア料理を食べたことはなかったという。そこで、大使の公邸に招かれた際に、大使夫人の作る料理を実際に食べさせてもらい、リトアニア料理について学んだ。

商品開発にあたり、ミートボールのホワイトソースにヒントを得た。ソースはベースをしっかり作り上げるため濃縮したフォンドボーを使用し、クリーミーに仕上げている。

リトアニアではキノコがたくさん獲れるということで、マッシュルームもふんだんに使い、サイコロのように刻んだベーコンも散らした。ガーリックの利いた欧風ソースは肉にも米にも合う仕上がりだ。

8月27日から行ったテスト販売の実績は上々で、想定より好評であったことから全国販売に踏み切る。販売目標は70万食で、販売期間は4週間ほど。

「(リトアニアでは)ハンバーグは家庭で作るから、まさにおふくろの味と感じる」とリトアニア大使からの評判も上々だ。大使は販売開始当日の22日、松屋六本木四丁目店で一時間ほど店長体験も行うという。

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