★この記事のポイント★

5070代は食生活で「栄養バランス」を重視。1か月の食費は「20,000円未満」が最多
◆取り入れている栄養素「食物繊維」「たんぱく質」がトップ2
◆筋肉の材料となるたんぱく質について深堀り!プロテイン摂取率は2
◆速筋・遅筋って知ってる?衰えると、転倒リスクやフレイル等に繋がる重要な筋肉・速筋。認知度はわずか1
70代の約6割は「フレイル」対策を実施!50代の半数以上「フレイル」を知らない

株式会社ニッスイは、食欲の秋、スポーツの秋に合わせて全国の50~70代の男女600名を対象に「食生活の実態に関する調査」を実施。

本調査では、1か月の食費、食生活で重視していることなど、食生活の実態が明らかになっている。また、意識して取り入れている要素2位となった「たんぱく質」を取り入れる理由やプロテイン摂取率、速筋・遅筋の認知度、フレイルの予防についても調査した。

その結果を詳しく見ていこう↓↓↓

50~70代は食生活で「栄養バランス」を重視。1か月の食費は「20,000円未満」が最多

食生活で最も重視していることは、50代では「栄養バランス(28.0%)」、「味・美味しさ(27.0%)」、「価格の安さ・コスパ(22.0%)」にそれぞれ2割から3割の票が集まり、重視しているポイントがさまざまであることが分かった。

60代、70代においては「栄養バランス(60代:38.5%、70代:40.5%)」と回答した人がほかの項目よりも圧倒的に多い結果となり、年代が上がるにつれて栄養バランスを重視する人が多くなる傾向が分かった。

気になる食費について、1か月の平均は「20,000円未満(29.2%)」と回答した人が最も多く、約3割だった。次いで「20,000円以上~25,000円未満(20.5%)」、「25,000円以上~30,000円未満(20.0%)」という回答が続き、食費にかける出費はできるだけ抑えている人が多いようだ。

取り入れている栄養素「食物繊維」「たんぱく質」がトップ2!

実際に意識的に取り入れている栄養素について調査。約7割の人は何かしらの栄養素を意識的に取り入れていることが分かった。

年代別で見ると、70代は50代の約1.5倍の人が栄養素を意識して取り入れていることが見て取れる。多くの票が集まったのは「食物繊維(49.8%)」、「たんぱく質(46.5%)」でそれぞれ半数近くの人が回答した。70代で「食物繊維(59.0%)」、「たんぱく質(55.0%)」を意識的に取り入れている人は半数以上にのぼった。

筋肉の材料となるたんぱく質について深堀り!プロテイン摂取率は2割

たんぱく質は筋肉の材料になる栄養素で、シニアにとっては重要な栄養素だ。たんぱく質を意識的に取り入れている人に理由を聞いたところ、約7割の人が「健康維持(69.9%)」と回答。

次いで「筋肉・筋力の維持(58.8%)」、「筋肉・筋力をつける(38.4%)」と続き、筋肉・筋力のためにたんぱく質を取り入れている人も多いことが分かった。

たんぱく質を摂るための方法の1つとして挙げられるのがプロテイン。普段プロテインを取り入れている人は約2割で、取り入れていない人がほとんどだと判明した。

約3割の人は「全く取り入れていないが、興味がある(28.3%)」と回答。一方、約半数の人は「全く取り入れていないし、興味もない(51.3%)」と回答した。

「プロテインではなく食事で摂取したいから(秋田県・69歳男性)」、「食事で補える分で十分だから(千葉県・55歳男性)」といった声も寄せられ、プロテインではなく、食事からたんぱく質を取り入れることを意識している人が多いようだ。

速筋・遅筋って知ってる?衰えると、転倒リスクやフレイル等に繋がる重要な筋肉・速筋。認知度はわずか1割

筋肉には、無酸素運動に使われる瞬発的な速筋と、有酸素運動に使われる持久的な遅筋の2種類がある。

特に速筋は、高齢になるにつれて衰えると、転倒などのリスクに繋がる可能性がある。「速筋」は、瞬発的な力を出さないと動かないため、しっかりとたんぱく質をとっているうえで、「筋トレ」などをすることで、鍛えられる。

この速筋と遅筋の認知度を調査すると、速筋・遅筋を「知っている」と回答した人はわずか15.7%だった。「聞いたことはあるが意味は知らない(30.8%)」、「速筋・遅筋どちらも知らない(53.5%)」人は8割以上を占めた。

70代の約6割は「フレイル」対策を実施!50代の半数以上「フレイル」を知らない

「速筋」はフレイルとも大きな関係がある。「フレイル」とは、健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態として、日本老年医学会が2014年に提唱した概念。

年齢を重ねていくと、心身や社会性などの面でダメージを受けたときに回復できる力が低下し、これによって健康に過ごせていた状態から、生活を送るために支援を受けなければならない要介護状態に変化していく。フレイルが起きる要因の一つとして「速筋」の減少が挙げられる。

フレイルについて、予防のためにしていることを調査すると、何らかの予防をしている人は50代で35.0%、60代で46.0%、70代で57.5%だった。「そもそもフレイルとは何か知らない」と答えた人は、50代では54.5%、60代では43.5%、70代では34.0%いることが判明した。

具体的な対策としてはどの年代でも「バランスの良い食事をとる(50代:23.0%、60代:26.5%、70代:41.5%)」に最も多く票が集まり、次いで「たんぱく質をとる(50代:17.5%、60代:26.0%、70代:33.0%)」、「水分を十分に摂取する(50代:19.0%、60代:23.0%、70代:33.0%)」という結果になり、食事面で対策している人が多いことが分かった。

フレイル予防には、十分なたんぱく質と筋トレが必須といわれているが、筋トレを実施している人は1割程度で、たんぱく質摂取も筋トレもしている人は、7.8%とまだまだ少ない状況だ。

ニッスイは、特別な運動を行わずに「速筋」を増やす効果を持つ魚の研究を10年以上前より進め、スケソウダラ速筋由来タンパク質にその効果を確認している。

この効果は、他の魚種、タンパク源においては現時点では確認されておらず、スケソウダラにのみ確認されている特別な効果だ。近年は、速筋由来タンパク質を1日4.5g摂取させる臨床試験から、人での効果確認を進めており、これまでに、高校生から高齢者、要支援・介護認定者と幅広い世代において、筋肉を肥大する可能性を示している。

筋肉・筋力、フレイル予防のために、たんぱく質を取り入れている人は、特別な運動を加えなくとも「速筋」を増やす効果を持つスケソウダラ速筋由来タンパク質を積極的に食生活へ組み込むことも、試してみてもいいかもしれない

▼ニッスイのスケソウダラ速筋タンパク質機能性訴求のHP
https://www.nissui.co.jp/specials/protein/index.html

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