「茅乃舎だし」など和風調味料を販売する久原本家は、 2024年11月21日(木)~11月24日(日)の4日間、東京ミッドタウン『茅乃舎 だしおでん』にて「お雑煮たべくらべ会」を開催する。

昨年実施された『お雑煮という奇跡』の2025年版という位置づけ。今年はトークライブなどは行わないものの、より広く一般に向けたフードイベントとして設定された。特設ホームページ「お雑煮という奇跡2025」も開設し、お雑煮の基礎知識や全国のお雑煮に関する情報を発信する。

「お雑煮という奇跡2025」
https://www.kayanoya.com/ozouni/

会場の「茅乃舎 だしおでん」は今年10月に新装開店したばかり。期間中は本イベントのためおでんの提供を止め、イベント参加者向けに「5地域のお雑煮」たべくらべセット(2,200円)を提供する。事前予約はすでに埋まってしまったそうだが、一部当日席も用意されている。

提供されるお雑煮は「青森『けの汁』雑煮」「能登雑煮」「江戸雑煮」「京風雑煮」「博多雑煮」。各地で餅の形状や具の違い、味噌を使うかどうかなど様々な点が異なっており、「お雑煮」の奥深い世界が体験できる。

特設サイトでは「全国お雑煮大調査」も実施する。毎年食べているお雑煮について、餅の形状や出汁の種類、具材などを訊ねるアンケート調査で、期間は2025年1月15日まで。回答者から10名に茅乃舎商品をプレゼントする。

古くは室町時代の文献にも登場しており、短く見積もっても500年以上の歴史を持つ「お雑煮」は、まだ流通も未発達であったこともあり、日本各地で独自の発展を遂げてきた。その形態は千差万別、地域ごとの特性が非常に強く出る料理だ。

2013年、和食はユネスコの無形文化財に登録され、11月24日が「和食の日」として制定された。評価されたのは "「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」" であり、お雑煮はまさにそうした「和食」を代表する料理と言える。イベントを通じてその豊かな世界に触れてもらえれば幸いだ。

【概要】お雑煮たべくらべ会

[実施店舗] 茅乃舎 だしおでん 東京ミッドタウン店

[実施期間・時間] 4日間限定、各日6回
2024年11月21日(木)〜24日(日)
[ 第1回 ] 11:00~12:00
[ 第2回 ] 12:30~13:30
[ 第3回 ] 14:00~15:00
[ 第4回 ] 16:00~17:00
[ 第5回 ] 17:30~18:30
[ 第6回 ] 19:00~20:00

※時間は状況により変更になる場合がございます。
※11月20日(水)~24日(日)は『茅乃舎 だしおでん』の通常営業は休止させていただきます。

[メニュー] 「5地域のお雑煮」たべくらべセット
期間限定販売 2,200円(税込) ハーフサイズ×5種

日本各地の食文化に根付いた豊かな味を体験できる5種のお雑煮セット。青森「けの汁」雑煮・能登雑煮・江戸雑煮・京風雑煮・博多雑煮に、茅乃舎風のアレンジも加えています。

記事:一橋正浩

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