銀座の蔦屋書店GINZA ATRIUM(GINZA SIX 6F)にて、アシックス商事の特別展示イベント『ASICS WALKING RUNWALK GALLERY』が始まった。25日までの期間限定、入場料は無料。
ASICS WALKING(アシックスウォーキング)のビジネスシューズ「RUNWALK(ランウォーク)」シリーズの発売30周年を記念したもの。RUNWALKの歴代モデルを実物展示し、その歴史や最新テクノロジーを伝える。2025年7月発売予定の最新モデルも一部公開された。
革靴には「硬くて」「痛くて」「蒸れる」という三つのネガティブな要素が付きまとう。「RUNWALK」はこれを解決していくため、初代から改良を重ねてきた。たとえば、最初に登場したモデルは軽さを追求し、次のモデルは蒸れにくいようにする、といった具合だ。
この蒸れとクッション性の両立を達成したのが、2014年に発売された現行モデル「WR819P」だ。現在も売れ続けるロングセラー商品で、展示会の一角にはシューズを構成するパーツを紹介するパネルも設置されている。
11年間にわたる試行錯誤の末に生み出されたのが、中央に展示されるコンセプトモデル(非売品)と、7月発売予定の最新モデル。新作は蒸れと快適性の両立はそのままに、さらにクッション性を向上させ、松竹梅の三つの価格帯に分けて販売する。
初代モデルの想定ターゲットは20代の新社会人であったが、実際に「RUNWALK」を購入するのは「40代が中心」(アシックス商事 国内事業統括部 事業戦略本部 ブランド戦略部 プロダクト研究チーム 西川雅俊氏)という。価格帯を分けたのは、より多くのターゲットにリーチしたいという思いもある。
会場内には「歩くこと」が五感を刺激することを表現したポスターアートや、蔦屋書店のブックコンシェルジュが「歩く」「五感」などのキーワードを中心に選んだ書籍も展示される。こうした場で開催するにあたり、アシックス商事 国内事業統括部 事業戦略本部 ブランド戦略部 プロダクト研究チーム 三浦裕司氏は次のように語った。
「ASICS WALKINGをより多くのお客様に知っていただきたい。企業理念も含め、歩くことの裏側にある価値観に共感いただきたいという思いがある。文学的、アート的な要素を持つところで展示させていただき、ものと心の両面から伝えていきたい」