脂質こそもっとも安全な栄養素だ。
糖質は血糖値を上げたり太らせたりする。
たんぱく質は腎臓に負担をかけるという説がある。
脂質摂取にはなんの問題もないじゃないか!
―――これは、肥満専門医の巨匠 Dr. Eric Westman が2013年に唱えたことば。
このことばを冒頭にかかげ、「油脂こそはもっとも安全な栄養素 オイルファーストという新習慣」と題して最新情報を教えてくれたのが、北里大学 北里研究所病院 山田悟 糖尿病センター長。
ロカボ=脂質積極摂取&オイルファーストでメタボ改善 朝食の油脂で血糖改善・減量 カロリーが多いほど食後の血糖は上がらない
今回教えてくれた注目トピックスを先にいうと、こうだ。
◆ロカボ=脂質積極摂取&オイルファーストでメタボリックシンドロームは改善する
◆とくに朝食こそオイルファースト。朝食の油脂で血糖改善・体重減量
◆カロリーが多いほど食後の血糖は上がらない。糖質さえ控えていればカロリーは気にする必要ない
オイルファーストで、脂質を摂って代謝を上げる食習慣の時代へ
山田先生は「30年の歴史を超えて、栄養学が大きく変わった」と前置きし、「脂質を摂って代謝を上げる食習慣の時代へ」と説く。
「身体の脂は、油脂を食べると燃える。脂が減る、つまりやせる。また糖質を食べると脂が燃えない。つまり脂が増えて太る。
そしてカロリーが多いほど食後の血糖は上がらない。糖質さえ控えていれば、カロリーは気にする必要がない」(山田先生)
ロカボ習慣+朝食をオイルファーストで ◎!!
では、具体的にどんな食生活に“変換”させればいいか。
山田先生は「朝食をロカボ(低糖質・高脂質)にするだけで1日の血糖値が安定する」という。
「とくに朝、オリーブオイルを摂ることが大事。いつもの朝ごはんにオリーブオイルをかけるだけで、1日のエネルギー摂取が安定する。
朝食に唐揚げを食べる“朝から揚げ”もいい。これからは、納豆・豆腐・お味噌汁にオリーブオイル。さらにサラダチキン、ヨーグルト、ツナ缶にもオリーブオイルを」(山田先生)
そこで注目するのは、ロカボという食スタイルの意識化だ。
糖質は1日70-130gに、カロリー・脂質・たんぱく質などに制限はなし
ロカボ=油脂積極摂取では、「どれを食べてもいい、でも工夫しよう」という食スタイルで、その大基本がこれだ↓↓↓
「糖質は 1食20-40g(ご飯だけでいえば半膳)、デザートは10g以下、1日70-130g に抑える。これ以外のカロリー・脂質・たんぱく質などに制限はなし」
要は、糖質の量だけ気にしていれば、お腹いっぱい食べてもいいというわけだ。
このロカボを楽しくブーストさせる新食習慣が、油脂積極摂取=ロカボ&オイルファーストだ。
365日 唐揚げ食べてる 有野いく の体型と若さに、井上ステーキ&山中伸之も衝撃
この日は、タレントでベストカラアゲニストの有野いく、体重100kg超の おふろ 井上ステーキ(吉本興業)、大食いを特技とする おとうふ 山中伸之(吉本興業)も登壇。
「デブ二人はにわかに信じられない」という“オイルファーストで減量”説に、ベストカラアゲニストの 有野いく の言葉がさらに説得力を増す。
「365日、唐揚げ食べてます。気分もいいし、朝からコンビニで買える」という 有野いく は、40kg台じゃないかと想わせるスリムさ。
「こんなに唐揚げ食べてるのに、体型維持して、若くみられるんですよ。知らない間にオイルファースト実践してました」(有野)
さらにこんな研究結果も明らかに
◆魚の脂で死亡率・動脈硬化症が減少
◆植物性の油脂で動脈硬化を予防
◆動物性の油脂の摂取が多いと脳卒中が少ない
◆飽和脂肪酸(肉やバターの脂)を減らすと死亡率が上昇 とくに高齢者でその傾向が顕著
―――いろいろわかってきた、油脂の積極摂取=オイルファーストの“いいこと”。山田先生は最後にこう教えてくれた。
「基本的に体重の管理は、摂取と消費のエネルギーバランス。オイルファーストは、最初に油脂で満腹感を満たしてしまう。
脂では太らない。むしろ脂を摂れば 1日の代謝が上がる。朝のオイルはジム1回分だから、朝から脂を摂ってお腹の脂を減らしていきましょう」(山田先生)