3人に1人の上司が、部下へ本音で話せていない。部下の約半数も上司へ本音で話せていない……。

本音で話せずとも、上司の8割、部下の6割が「関係性をよくする努力が必要」と思っている……。

―――そんな切実事情をつかんだのは、真空断熱ケータイマグ(水筒)やタンブラー、真空保温調理器シャトルシェフ、スープジャーなどを手がける国内メーカー サーモス(THERMOS)。

サーモス「ココロの温度差ラボ」を始動

「次の心地よいをつくる。」をタグラインに掲げる サーモス(THERMOS)は、食べものや飲みものの保温や保冷の技術の先、新たなチャレンジの一環として「ココロの温度差ラボ」を始動。

他者との心地よい温度を紐解き探求していくための取り組みを、「ココロの温度差ラボ」を通して展開していくという。

その第一弾として、上司と部下との心の温度差に着目し、調査。

その結果、上司の3人に1人、部下の半数が上司あるいは部下に本音を話せていないと回答。

いっぽうで、部下あるいは上司に本音を伝えられている人の方が、成長実感や新しい仕事への挑戦意欲が高いなど、「本音モチベーション」ともいえるプラスの効果が明らかに。

さらに、上司の8割、部下の6割は上司あるいは部下との関係性を良くする努力が必要と答え、立場に関係なく多くの人がちょうどいい関係を探る必要性を感じていた。

また、本プロジェクトの開始にともない、「ココロの温度差ラボ」公式Xアカウントを開設。

公式Xアカウントでは、そんなちょうどいい関係を目指すユーザーにとって役立つ「ひとこと」や、心の温度差の解消に役立つ情報を発信していく。

「人と人とのちょうどいい関係」を追求

サーモス「ココロの温度差ラボ」は、人と人との間にある「心の温度差」に着目し、物理的な温度にとどまらない「人と人とのちょうどいい関係」を追求するプロジェクト。

職場における上司と部下の「本音で向き合えない」実態の調査や、特設Xアカウントを通じて、温度差を感じた時に使える「ひとこと」や関係構築に役立つ情報などを発信していく。

今後、本音を言えない職場で「ちょうどいい関係」を探る上司と部下のショートドラマを公開予定。

最新の情報を公式Xアカウントから告知していくというから、フォローしてチェックを↓↓↓
https://x.com/kokoronoondosa?s=11

上司も部下も本音を飲み込んでいる? 3人に1人の上司が部下へ本音で話せていない 部下の約半数も上司へ本音で話せていないと回答

近年、多くの業界で人手不足が課題であり、人材の定着のためにも、上司・部下間の円滑なコミュニケーションの重要性が高まっている。

上司と部下がある程度本音を言い合えるような関係を築くことが、心地よい職場環境を作るために必要であると考えられる。

しかし、上司あるいは部下と本音で話せているか質問したところ、「本音で話せていないと感じる」と回答した人は、上司の33.3%、部下の49.0%。

上司の3人に1人、部下に至っては約半数が本音で話せていない結果に。

本音を言えない理由は 上司「嫌われたくない、ハラスメントが怖い」 部下「期待していない」

本音を言えない理由を聞いたところ、上司の理由上位3つは「踏み込みすぎると不快に思われる可能性があるから(42.0%)」、「ハラスメントと言われるのが怖いから(42.0%)」、「部下が何を考えているか分からない(39.0%)」。

いっぽうで、部下の理由上位3つは「話が通じず無駄だと思うから(42.9%)」、「遠慮してしまうから(33.3%)」、「報復や評価への影響が怖いから(23.8%)」という結果に。

上司は「部下に嫌われたくない、ハラスメントが怖い」気持ちが強く、部下は「上司に期待していない」気持ちが強く表れており、互いに歩み寄りづらい構図が明らかに。

本音を言える関係によって上司も部下も仕事に好影響が及ぶ「本音モチベーション」に注目

いっぽう、本音を言い合えているか否かで仕事への向き合い方に差が出ることが明らかに。

部下のうち、「仕事を通じて成長している実感があるか」と質問したところ、本音を言えている人は言えていない人に比べて、成長実感があると答えた割合が26.7ポイント高い結果に。

上司に焦点を当てても、部下に本音を言えている人はそうでない人より35.0ポイントも成長実感が高いと回答した。

それ以外にも「会社のために貢献したいと思うか」、「新しい仕事に挑戦したいと思うか」、「自分を優秀だと思うか」、「自分の希望に沿った業務に従事しているか」といった項目でも上司・部下ともに本音を言えている人の方が10~30ポイント近く高い結果となり、本音を言える関係を築くことで仕事にプラスの影響が及ぶ「本音モチベーション」とも言うべき実態が明らかになった。

1on1の”期待と現実”にギャップ 1on1でも本音で話せない人は上司の3人に1人、部下の半数以上

普段の業務上のコミュニケーションを超えて、上司と部下が話し合う場として設けられている「1on1」。

できるだけ本音で話すための機会として設けられていますが、実際にはそうとは限らない。

「1on1では上司あるいは部下と本音で話せると思いますか」という質問に対して、上司の34.7%、部下の50.3%があまり思わない、まったく思わないと回答。

さらに、上司あるいは部下に本音を言えていない人に限ると、上司の71.0%、部下の83.7%があまり思わない、まったく思わないと回答。

本音を話す機会である1on1ですが、特別本音を話せるようになるわけではなく、常日頃から信頼関係の構築が求められるようだ。

本音で話せずとも、上司の8割、部下の6割が関係性をよくする努力が必要と回答

1on1をはじめ、本音で話せない人が多数いる実態があるものの、「上司あるいは部下と心地いい距離感を作るための努力をするべきか」という質問に対しては上司の78.6%、部下の62.7%が強く思う、やや思うと回答。

本音で向き合えていない現状が浮き彫りとなるいっぽうで、上司・部下ともに関係性をよくする努力の必要性を感じている人が多い結果になった。

◆サーモス
https://www.thermos.jp/

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