阿波踊り(あわおどり)の起源で世界中を魅了する「徳島市阿波おどり」(徳島県)を含む、“日本三大阿波踊り”といえば、「東京高円寺阿波おどり」(東京都)と、「南越谷阿波踊り」(埼玉県)。

JR武蔵野線と東武伊勢崎線が交わる南越谷・新越谷駅で8月23・24日に開催する「南越谷阿波踊り」は、この地に本社を構える地域密着住宅メーカー ポラス(Polus)の創業者で徳島県出身の 中内俊三 が1980年代に開催されたのがルーツだ。

なぜ越谷に徳島 阿波おどり か

なぜ、埼玉県越谷市に、徳島県の伝統祭 阿波おどりが根付き、いまや踊り手 延べ6000人、70万人以上もの観客動員を記録する、埼玉県内でも有数の夏祭りへと成長したか―――。

ポラス本社前には「南越谷阿波踊り 発祥の由来」という石碑があり、そこにはこんな物語が記されている。

―――以下 引用(小見出しは編集側で追記)↓↓↓

阿波踊りの起源

阿波踊りは、元来四国の徳島が発祥の地で、その起源は諸説ありますが、一説には、天正15年(1587年)に阿波一国(現徳島県)を与えられた蜂須賀家政公が徳島城を築城した際、その落成祝賀行事に城下の人々が踊ったのが始まりと言われています。

阿波踊りを埼玉 南越谷に

その阿波踊りを南越谷にと提唱したのが、徳島県出身で越谷市に本社を置く事業家の中内俊三氏でした。

昭和58年(1983年)、事業を営む者として地元への恩返しを常に考えていた中内氏は、地域の人々にふるさと意識を呼び起こし、地元越谷が誇る“文化”としていきたいと、郷土徳島の誇る“文化”正調阿波踊りの開催に着目したのです。

想いが地域全体に届き動く

中内氏の呼びかけは、様々な関係者のご賛同、ご尽力を頂くことになりました。

まず、地元南越谷商店会・自治会・婦人会の方々の多大なご助力が、地域の人々のご理解とご協力を得ることとなり、越谷市・警察の開催承認へと繋がっていきました。

そして、本場徳島の阿波おどり振興協会の方々による開催の全面的なご指導は、実現を大きく前進させることになりました。

更に、中内氏が営む事業の協力会を始めとする取引会社の方々のご支援により、運営は可能なものとなっていきました。

夏の越谷に欠かせない風物詩に

そうした多くの関係者のご尽力により、提唱から二年後の昭和60年(1985年)8月24日、第1回南越谷阿波踊りが3万人の人出の中、熱い産声をあげたのです。

踊る楽しさと喜びは多くの人々の共感を呼び、祭りの輪は回を重ねる毎に大きく広がっていきました。

そして今では、延べ1万人に及ぶ開催全般のご協力者のもと、本場徳島・東京高円寺と併せて日本三大阿波踊りと言われる地元の祭りに発展し、夏の越谷に欠かせない風物詩となりました。

(引用おわり)

舞台踊り14時〜 流し踊り17時〜

舞台踊りは、各連の踊りを客席でじっくりと体感できるプログラム。

まぶしいスポットライトと観客の熱い視線をあびて、踊り手の技と心意気が一段と輝きを増す。

観る・踊るが一体になる流し踊りは、南越谷阿波踊りでは4本の目抜き通り海上にスタート。

次から次へと流れてくる各連の鳴り物、掛け声、つややかな女踊り、かわいい子ども踊り、勇壮な男踊り……。

これぞ南越谷阿波踊りならではの夏のハレの日を、いまこそ体感!

プログラム詳細は、公式サイトをチェックして、みんなでその歴史と魅力を体感↓↓↓
https://www.minamikoshigaya-awaodori.jp/

J:COM チャンネル生中継も

どうしても現地に行けない(泣)という人は、24日は J:COMチャンネルで17〜21時に生中継するというから、こちらも要チェック。

そして アンコール阿波踊り 9/28 へ!

現地に行きたかったけど行けなかった(泣)という人は、9月28日開催の「アンコール阿波踊り」へ。

いまこそ、ポラス創業者の熱い想いで結実させた、南越谷阿波踊りの魅力を、全身で体感してみて。

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