自分のクルマで島根にきて、思った以上にきれいだし。食事も美味しくてね。一気に好きになりましたね(福澤克雄監督)

自然が豊かで、松江城と宍道湖との美しさもそうですし。不思議な風情がありますよね(阿部寛)

ぼくはね、母方が島根県 出雲なんですよ。だから「ようこそ!」って感じです。だからむかし松江城のお堀も遊覧船で巡ってましたからね(堺雅人)

『VIVANT』いよいよ島根が舞台に

―――乃木(堺雅人)の正体はなんと、国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊“別班”だった! 同じく別班の黒須(松坂桃李)とともに、テロ組織“テント”のモニターである山本(迫田孝也)を排除した乃木は、次の目的のため、ある人物の元を訪れる。

いっぽう、山本の死に違和感を抱いた野崎(阿部寛)は、自分たち公安以外に唯一山本の正体を知っていた乃木に疑惑の目を向ける。野崎が徹底的に乃木を調べる中、衝撃の過去が明らかになっていく。それぞれの運命を繋ぐ鍵は、壮絶なる“想い”…。

そんなスピードとはらはらどきどき、何重にも重なる伏線と、違う立場。敵か味方か、味方か敵か―――。

そんな話題のTBSドラマ日曜劇場『VIVANT』はきょう8月13日よる9時から、第5話がオンエア。

そのオンエアを前に、島根県がこのTBSドラマ日曜劇場『VIVANT』のロケ地に選ばれたことを公表。それにあわせて、島根県庁付近で福澤克雄監督、堺雅人、阿部寛に3ショットインタビューを公開!

全国に3件しかない重要文化財駅舎のひとつ、大社駅

―――そこで、このあとTBSドラマ日曜劇場『VIVANT』で出てくる、松江・出雲をめぐる“ロケ地巡礼”のときに立ち寄りたい、鉄道&駅前スポットをここで紹介。

堺雅人の「母方が出雲」という出雲市に行くならば、出雲市駅から分岐して出雲大社まで結んでいた旧大社線跡をめぐる時間もおすすめ。

1912(明治45)年に開業した大社線は、非電化の単線線路で、出雲高松駅、荒茅(あらかや)駅と2つの途中駅を経て、出雲市駅と大社駅の間、7.5 kmを結んでいた路線。

開業当時は蒸気機関車けん引客車列車、1990(平成2)年の廃止まではキハ40などのディーゼルカーたちが行き来し、京都や大阪から出雲大社への参詣列車 急行だいせんや急行大社といった直通列車も走っていた。

その終点の大社駅は、重要文化財としていまも保存され、自由に出入り・見学できる。

駅舎は、出雲大社の門前町 大社町の表玄関にふさわしい、格調のある和風建築で、全国に3件しかない重要文化財駅舎のひとつで、西洋建築である東京駅丸の内駅舎、門司港駅舎(北九州市)に対し、和風建築はこの旧大社駅舎だけ。

そのほか、大社線の途中駅、出雲高松駅と荒茅(あらかや)駅をめぐる時間は、別記事をチェック↓↓↓
https://tetsudo-ch.com/12900191.html

島式ホームには蒸気機関車 D51形 774号機の姿も

また、海側をむく駅舎につくホームの向こう側、島式ホームにはD51形 蒸気機関車の姿も。

この D51形774号機は、国府津機関区(神奈川)、新鶴見機関区(東京)、福知山機関区(京都)、新見機関区(岡山)、浜田機関区(島根)と渡り歩いたカマ。いまも島式ホームを歩きながら間近に見学できる。

そのほか、いまも保存されている改札口↓↓↓を抜けると、大社線で出雲大社さま参りした当時を、疑似体験できる。

―――TBS日曜劇場『VIVANT』でいよいよ登場する島根県の名所各地。そのロケ地巡礼の旅は、大社線跡を歩く時間も入れて、ゆっくりと。

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