地球にも家計にも、そして子どもたちの未来にも、“いい電気”があるって、知ってる?

たとえば街から遠く離れた地方の山間部などに設置された太陽光発電や風雨力発電などの自然エネルギーを、エネルギー消費量が多い都市部などで使い、さらに電気代の一部を地域やこども支援に還元する新しいエネルギー循環させる。

―――そんな画期的な“電気で未来をつくる仕組み”に参加できる電力サービスが、12月17日からスタートした。

それが、e.CYCLE(いいサイクル)再エネ電気共同購入「Pikaでんき」

地域・自治体・企業が連携した新しいエネルギー循環プロジェクト「e.CYCLE」を展開する、まち未来製作所(本社:神奈川県横浜市 代表取締役:青山英明)は、電気代を安く、使った電気代の一部がこどもたちの未来に投資される一般家庭向けサービス『Pika でんき』を12月17日からスタート。

地球にも家計にも、そして子どもたちの未来にも、“いい電気”

初日には都内で説明会を開き、まち未来製作所 青山英明 代表取締役、e.CYCLE こども未来プロジェクトアンバサダー あべこうじ と、妻の高橋愛、「Pikaでんき」を採択した東京都千代田区 川又孝太郎 ゼロカーボン推進技監、神奈川県横浜市 岡崎修司 脱炭素・GREEN×EXPO 推進局脱炭素社会移行推進部長、東京青年会議所 石川暁棋 理事長らが登壇し、「地球にも家計にも、そして子どもたちの未来にも、“いい電気”」について説明した。

地域活性化と再エネ利用の拡大をめざす e.CYCLE(いいサイクル)

50以上の自治体が参画する e.CYCLE(いいサイクル)は、再エネの「地産地消」と「都市間流通」を通じて、地域活性化と再エネ利用の拡大をめざすアグリゲーションプラットフォーム。

この e.CYCLE(いいサイクル)には大きく3つの特徴がある。

1:再エネの地産地消と都市間流通

地域の複数の発電所で発電された再エネを集約し、その電力を発電地域の需要家に優先的に届け「地産地消」と、連携協定を締結する都市部に余剰電力を供給する「地域間流通」の両方を実現。

こうした仕組みで、年間17億kWhを超える再生可能エネルギーを流通させている。

2:再エネの地域共生を実現

電力取引で得られた収益のうち、約半分にあたる1kWhあたり0.15円を「地域活性化原資」として、その再エネが発電された地域に還元している。

還元した原資は、教育・防災・福祉などに役立てられ、地域の持続的な発展に貢献していく。

3:再エネ電気代の低減

「e.CYCLE(いいサイクル)」では、アグリゲーションコストを 1kWh あたり 0.2円以下という競争力の高い水準での取引を可能にしている。

さらに、独自再エネ電力入札システム「e.BID(いいビッド)」のリバースオークションを活用することで、小売事業者の間に競争原理が働き、電力価格の低減を実現している。

千代田区「連携自治体に地域活性化のための資金を還元」

「Pikaでんき」を採択した東京都千代田区 川又孝太郎 ゼロカーボン推進技監も、「随時申し込めますので、ぜひお試しください」と区民にアピール。

「千代田区は、令和4年に2050年ゼロカーボンを目標に掲げました。

区全体のCO2排出の約8割は電気由来であるため、再生可能エネルギー(再エネ)の電気への切り替えが重要です。

そのため、区では区外から区内への再エネ供給の仕組み「Eサイクルちよだ」を、公募型プロポーザルで選定された、株式会社まち未来製作所とともに構築してきました。

Eサイクルちよだは、千代田区の連携自治体に立地する再エネ発電所から再エネ電気を調達し、区内の事業者向けに供給する仕組みで、(1)再エネ電気利用のコストダウンを図るリバースオークション(競り下げ入札による小売電力会社の選定)、(2)再エネ電気の利用に応じて、連携自治体に地域活性化のための資金を還元するという特徴があります」(千代田区)

千代田区「随時申し込めますので、ぜひお試しください」

「12月17日からは、Eサイクルちよだ の仕組みを用いて、一般家庭向けの再エネ電気の共同購入事業を開始します。

再エネ電気の共同購入とは、広く一般家庭から再エネ電気の利用希望者を募り、スケールメリットを生かして再エネ電気利用のコストダウンを図るものです。

一般家庭向けの再エネ電気共同購入は、比較が難しい再エネ電気契約をより簡単に契約できる良い機会です。

契約条件が合わない場合は、契約をしなくても構いません。

一人一人の行動が変わっていくことで、脱炭素化は実現します。

随時申し込めますので、ぜひお試しください」(千代田区)

横浜市「地域課題の解決に投資する地域循環共生圏モデル」に期待

神奈川県横浜市 岡崎修司 脱炭素・GREEN×EXPO 推進局脱炭素社会移行推進部長も、「Pikaでんき」にこう期待を込める。

「横浜市は、2050年までの脱炭素化「Zero Carbon Yokohama」の実現に向けた取組のひとつとして、再⽣可能エネルギー資源を豊富に有する、16市町村と再⽣可能エネルギーに関する連携協定を締結しています。

取り組みを推進するため、株式会社まち未来製作所(以下、まち未来製作所)との連携協定にもとづき、連携先自治体に⽴地する再エネ発電所の電気を横浜市内に供給する実証事業を、令和2年12⽉に開始しました。

本事業は、需要家に電気を供給する小売電気事業者を入札方式により決定するとともに、電気代の一部を地域活性化資金として、電源が立地する自治体に還元し、その活用方法を関係自治体等との協議により決定する国内初のモデルです。

e.CYCLE(いいサイクル)は、再エネ発電所の立地自治体の依頼にもとづき、地域活性化を希望する発電所の賛同を得た上で、再エネを地域新電力に最優先に販売し、再エネの地産地消を促します。

余剰電気は都市への輸出に割り振り運用します。

運用益は地域活性化資金として立地自治体と協議の上で地元へ還元し、地域課題の解決に投資する地域循環共生圏モデルです」

「日本、世界、宇宙まで明るくしていきたいと思います!」

今回、e.CYCLE こども未来プロジェクトアンバサダーに就任した あべこうじ に、アンバサダー任命書を授与する役として、妻の高橋愛も登場。

「日本、世界、宇宙まで明るくしていきたいと思います!」(あべこうじ)

――― e.CYCLE(いいサイクル)再エネ電気共同購入「Pikaでんき」公式サイトでは、Pikaでんきの仕組みやe.CYCLEの考え方を生活者目線でわかりやすくナビゲートする動画を公開予定だから、要チェック↓↓↓
https://pikadenki.com/

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