
従業員を大切にしている企業に共通するのは、「当たり前を大切にする姿勢」「地方・中小企業発の独自性」。
「はたらいて、笑おう。」パーソルグループのミイダスと朝日新聞社による「はたらく人ファーストアワード2025」の授賞式で、両者はこうまとめた。
◆当たり前を大切にする姿勢 ――― DX化やAIといった時代の流れに適応しつつも、日常的に実践している取り組みを特別な施策として誇示するのではなく、誠実に積み重ねている企業が多かった。その謙虚さと継続性こそが、高い評価につながっている。
◆地方・中小企業発の独自性 ――― 自社では当たり前とされている施策が、実は従業員への深い想いに根差した独自性の高い取り組みであるケースが数多く見受けられた。規模を問わず、本質的な実践が評価されている。
―――そんなトレンドをリアルに感じたく、「はたらく人ファーストアワード2025」授賞式へ。
従業員を⼤切にする企業の取り組みを発信

「はたらく⼈ファーストアワード」は、ミイダスと朝⽇新聞社が共催する、【「はたらく⼈」⼀⼈ひとりを「ファースト」に考えていきたい】という思いをもった企業を称えるアワード。
はたらく⼈ファーストアワードを通して従業員を⼤切にしている企業の取り組みを発信することで、より「はたらく⼈ファースト」なはたらき⽅を推進していくことを⽬的としている。
昨今「はたらきがい」も多様化が進み、⼀⼈ひとりの「はたらきがい」をより尊重して、はたらく⼈のホンネに⽿を傾けることが⼤切だと考えられている。
アワード参加企業には、「はたらく⼈ファースト賛同企業」バッジ提供し、従業員を第⼀に考える企業として、採⽤で求職者から応募を集めやすくなる仕組みづくりも⾏っている。
新たな評価観点によるサーベイの無償提供

また、はたらきがいと従来のエンゲージメントサーベイに関する実態を調査では、コロナ禍以降約8割の⼈が「はたらきがいが多様化している」と回答。
約9割が、今後「はたらきがい」の多様化を促進するべきと回答している。
さらに、回答者の 4⼈に 1⼈が従来のサーベイでは「⾃分の意⾒を伝えられていない」状況で、「回答しても改善や反映につながらない」と思っているといった課題も浮き彫りに。
また、従業員ごとのニーズをしっかりと把握できるよう、ミイダスは新たな評価観点(主観と客観による質問、項⽬の重要度ヒアリング)を⽤いたサーベイの無償提供とともに「はたらく⼈ファーストアワード」を開催。
第3回⽬となる今年度は、歴代最多となる 2777社の応募、6700社の参加があり、年々参加の輪が広がっている。
真に価値ある提⾔として発信

ミイダス 後藤喜悦 代表取締役社⻑は、今回の「はたらく人ファーストアワード2025」でこう伝えた。
「地⽅の中⼩企業様のまだ知られていないユニークな取り組みが本アワードを通して光が当たることがうれしい。
さらに、このアワードに活⽤されているエンゲージメントサーベイのデータを詳細に解析し、企業の売上、利益率はもちろん、従業員の定着率や⽣産性、そして満⾜度といった、組織のあらゆる重要指標と強い正の相関があることもわかりました。
今後は知⾒やデータを蓄積し、全国の中⼩企業の皆様、そしてそこではたらく従業員の⽅々にとって真に価値ある提⾔として発信していくことが、私たちの使命であると確信しています」
いろいろな企業のお⼿本に

今回の「はたらく人ファーストアワード2025」のプレゼンターは、ぺこぱ シュウペイ 松陰寺太勇。
シュウペイは新社会人に向けて「まずはどんどんチャレンジして、ネガティブにならず明楽しんでください!」と。
松陰寺は「新社会⼈の皆さんも、迎える企業の皆様も、はたらく⼈ファーストでがんばっていきましょう!」とエール。
受賞企業に向けては、「はたらく⼈、企業も変わってきている時代なので、受賞企業の皆さんはいろいろな企業のお⼿本になっていってほしいです」と伝えた。
「はたらく人ファーストアワード2025」は、2024年12月13日〜2025年10月17日の募集期間中にエントリーされた2777社の応募企業(参加企業6,700社)のなかから、「はたらきがいサーベイ」の結果にもとづく2次選考(インタビュー審査)、審査員9名による最終審査を経て、各賞を決定。
最も優れた取り組みである「Gold」3社をはじめ、「Silver」7社、「Bronze」12社、はたらく人ファーストを推進する企業として「White」33社を決定した。
また、本アワードから特別賞として「都道府県賞」47社も選出したから、ここから受賞企業の取り組みとと評価をチェックしていこう。
Gold:株式会社ライフデザイン(沖縄県宜野湾市)

<受賞理由>
「福祉=ダサい」というイメージを覆す徹底したデザイン活用と、会社の指針を現場に浸透させる工夫を高く評価しました。
とくに、難しい言葉を使わず「やるべきこと(DO)・やってはいけないこと(DON'T)」をシンプルに表現し、誰もが迷わず行動できるようにした配慮は素晴らしいです。
オフィスやユニフォーム、送迎車に至るまで「かっこいい」を追求することで、従業員の誇りとブランド価値を向上させています。
また、AI活用による「7時間勤務」の実現、全国トップ水準の給与水準や給与明細をSNSで公開する取り組み、キャリア志向とワークライフバランス志向を選べる柔軟なはたらき方の整備など、現代のニーズに即した施策も秀逸です。
これらの取り組みが売上倍増という成果に結びついており、福祉業界のみならず多くの企業のモデルケースとなることを期待しています。
Gold:株式会社大和工務店(宮城県栗原市)

会社が目指す「皆が良いと思える会社を自分たちで作る」という言葉通り、就業規則や給与ルールなど経営の根幹を徹底して従業員主導で決定する運営体制を高く評価しました。
中でも秀逸なのが「未来投資予算」の仕組みです。
会社の利益目標の達成率と連動して増える予算ですが、その使い道は設備投資から飲み会、旅行まで、「従業員全員の承諾」があれば自分たちだけで自由に決められます。
役員は一切口出しできません。
このユニークな仕組みにより、一人ひとりが経営者視点を持てる点は評価すべきポイントです。
同時に進捗をアプリで共有することで現場の助け合いが生まれて、残業時間が月2時間に激減し、「自主性」と「はたらきやすさ」が見事に両立しています。
小規模組織における理想的なモデルケースと言えます。
Gold:株式会社キースト(静岡県御殿場市)

商業施設の営業時間などに左右されがちな小売業において、「原則3連勤まで、5連勤以上は不可」というルールを徹底し、従業員の休日と体力を“仕組み”で守り抜いている点を高く評価しました。
人員不足の際はコストをかけてでも他店から応援を呼ぶ決断や、「寒い」「足がむくむ」といった現場の小さな声にヒーターやマッサージ器の支給で即応する姿勢は、従業員への深い愛情と本気度を感じさせます。
結果として、労働時間を2〜3割削減しながら2桁成長を実現し、「従業員を大切にすることが利益につながる」ことを実証した、サービス業の希望となる事例です。
Silver:7社

医療法人社団洛和会(京都府京都市)

新雪運輸株式会社(埼玉県川口市)

ネクスキャット株式会社(東京都豊島区)

株式会社HAPIAS(東京都渋谷区)

東京住宅サービス株式会社(東京都武蔵野市)

株式会社ケーエス(北海道苫小牧市)

株式会社ランクアップ(東京都中央区)
Bronze:12社
株式会社サンメディカル(神奈川県厚木市)
株式会社SNSソフト(東京都千代田区)
一般社団法人衆幸会(東京都大田区)
株式会社松浦組(愛知県春日井市)
有限会社川地工業(千葉県千葉市)
株式会社BARD(東京都港区)
Wonder Link株式会社(東京都品川区)
株式会社岡村製作所(愛知県弥富市)
株式会社中川(和歌山県田辺市)
有限会社弥生商会(岡山県倉敷市)
株式会社昭和企画(千葉県袖ケ浦市)
旭建産業株式会社(広島県広島市)
ランキングの詳細は、こちら↓↓↓
https://corp.miidas.jp/landing/hatarakuhito_first_award/2025/ranking
はたらく人ファーストアワード2026
エントリー募集開始

すべての企業において、より「はたらく⼈ファースト」なはたらき⽅を推進することを⽬的に、「はたらく⼈ファーストアワード 2026」参加企業の募集もスタート。
参加企業には、従業員の「はたらきがい」をより正確に算定する「はたらきがいサーベイ」を無償提供し、「はたらく⼈ファースト宣⾔」企業として認定し、認定バッジを提供。
認定バッジは⾃社サイトなどに掲載できるため、はたらく⼈⼀⼈ひとりを⼤切にする企業の意思表⽰として活⽤できる。
詳細は、「はたらく⼈ファーストアワード」公式サイトをチェック↓↓↓
https://corp.miidas.jp/landing/hatarakuhito_first_award/2025/ranking
事業成長とはたらく環境改善との両立へ
また、「はたらく人ファーストアワード2025」授賞式後半では、Gold 受賞企業 3社の代表者が、自社の「はたらく人ファースト」な取り組みについてプレゼン。
続くトークセッション(動画↑↑↑)には、本アワードの審査員である、千葉商科大学 基盤教育機構 准教授/働き方評論家の常見陽平氏が登壇。
昨今、人材不足や生産性向上が企業経営の重要テーマとなる中、AI活用による企業内の変化や、「14日以上の連続勤務の禁止」や「勤務間インターバル制度の導入」など、事業成長とはたらく環境の改善との両立を語りあった。
さらに、従業員サーベイ活用の拡大といった最新テーマを軸に、各社の取り組み事例とともに、これからの「はたらく人ファースト」の在り方も議論。
そして本アワードの審査にも活用しているミイダス「はたらきがいサーベイ」について、ミイダス 後藤喜悦 代表取締役社⻑が、今後の取り組みとアップデート内容を説明した。
◆ ミイダス はたらきがいサーベイ
https://corp.miidas.jp/landing/engagement_survey


