日本では肌のイメージが強いコラーゲン。
実はコラーゲンは、海外では欧米を中心に、スポーツニュートリションとして「コラーゲン」が定着し、肌だけでなく、関節や靱帯、アキレス腱などの結合組織に多く分布し、「しなやかなカラダづくり」に欠かせない成分だって、知ってた?
―――こうしたコラーゲン最新情報を発信すべく、コラーゲンの賢い摂り方について情報発信する「次世代コラーゲン・カラダラボ」(https://jisedai-collagen.jp/)は10月13日にオンライン説明会を開催。
「運動領域におけるコラーゲン摂取の可能性 痛みレスでトレーニングを続けられる“しなやかなカラダ作り”のためには、低分子コラーゲン摂取が重要」というテーマで、各専門家が最新情報を公開した。
今回の説明会では、「バズーカ岡田」の名で知られる日本体育大学体育学部 岡田隆 教授が、痛みレスでトレーニングを続けられる体作りとコラーゲンの重要性について解説。
また長年コラーゲン研究に取り組むゼライス テクニカルセンター研究開発グループ 山本祥子 課長からスポーツニュートリションとして注目を集める低分子コラーゲンの可能性について解説した。
後半は、次世代コラーゲン・カラダラボのメンバーで、トライアスリートとして活躍されるアンチエイジング専門医 黒田愛美 医師を交え、「アスリート先生が勧めるコラーゲン・プロテイン生活」というテーマで最新情報を伝えた。
岡田隆教授:痛みレスでトレーニングできる体作りとコラーゲンの重要性
日本体育大学体育学部 岡田隆 教授は、「アスリートや運動する人にとって、最高のトレーニングを継続するためには、痛みが生じずケガをしない、“痛みレス”なカラダを維持することが重要です」と伝え、こう続けた。
「そこで大切なのが、筋肉を使いこなすための腱や靭帯、筋膜など結合組織を強化すること。
結合組織は主にコラーゲンで構成されており、摂取によって、結合組織の強化につながることが分かってきました。
また、コラーゲンの中でも低分子で吸収性に優れたものを選ぶことが効果的です。
同じタンパク質でも、結合組織強化のために低分子コラーゲンを、筋肉強化のためにホエイプロテインやホエイペプチドを摂取するなど、役割分担を考えた摂取がおすすめです。
筋組織の柔軟性や結合組織強化による“しなやかなカラダ作り”は、アスリートだけでなく、全ての人にとっても、痛みやケガ防止の観点から大切な考え方といえます」(岡田隆 教授)
山本祥子課長:スポーツニュートリションとして低分子コラーゲンの可能性
続いて、ゼライス テクニカルセンター研究開発グループ 山本祥子 課長(金沢医科大学 非常勤講師)は、「コラーゲンはカラダのもととして、骨や腱、パフォーマンスへの影響など、現在、スポーツニュートリションの観点からも期待されています」と伝え、さらにこう解説した。
「コラーゲンを経口摂取してしっかりと働かせるために重要なのは、吸収率そして必要な部位に届けることです。
なかでもゼライスが、研究開発を行う吸収性に優れた素材コラーゲントリペプチドは、摂取による骨折治癒作用、腱の回復など、運動パフォーマンスに関わる部位での様々な効果が明らかになっています。
高い吸収性でより効率的に全身へのアプローチができるコラーゲントリペプチドは、スポーツニュートリションとしても大いに可能性のある素材といえます」(山本祥子 課長)
アスリート先生が勧めるコラーゲン・プロテイン生活
後半は、日本体育大学体育学部 岡田隆 教授、ゼライス テクニカルセンター研究開発グループ 山本祥子 課長、アンチエイジング専門医 黒田愛美 医師が、「アスリート先生が勧めるコラーゲン・プロテイン生活」というテーマで最新情報を共有。
(1)アスリートにとって、理想のカラダとは?
(2)ケガのないカラダづくりのために重要なこととは?
(3)疲労やケガの予防・リカバリーのために、何をするべきか?
(4)コラーゲントリペプチドを摂取するタイミングや効果的な方法について
(5) 運動を楽しむ人たちへのメッセージ
の5つのトピックスについて伝えた。
アスリートにとって、理想のカラダとは?
岡田隆教授:日々のトレーニングを継続できるように、痛みやケガがないカラダが、アスリートにとっても、一般の方にとっても理想的だと思います。筋肉を使いこなすために重要な腱や筋膜といった結合組織は、筋肉以上に痛みが出やすいので、結合組織を強化して、“しなやかなカラダ作り”をすることが大切です。
黒田愛美医師:トライアスロンをしているので、スイム・バイク・ランという異なる種目に対応できるバランスの良いカラダが理想です。筋肉、脂肪のバランスが取れていて、柔軟で質の良い結合組織を持つことで”しなやかなカラダ”になると考えています。
ケガのないカラダづくりのために重要なこととは?
岡田隆教授:運動前後のケアが大事です。筋肉だけでなく、筋膜・靭帯・腱などの結合組織にも目を向けて、準備・強化していくこと。そうすることでトレーニングを継続できるカラダが維持できます。
黒田愛美医師:ケガのないカラダ作りのためには、適切なトレーニングを前提に、筋肉をつくるための栄養にも気を配って欲しいです。食事からの栄養に加えて、パフォーマンス向上のために、アスリート自身が適切なサプリメントを選んで取り入れ、栄養を補っていくと良いと思っています。
疲労やケガの予防・リカバリーのために、何をするべきか?
黒田愛美医師:コラーゲンが役立つと考えています。筋膜・靱帯・腱は主にコラーゲンでできているので、その材料をしっかり補給することは非常に大事です。
岡田隆教授:トレーニングの面では、ふくらはぎに力を入れたままアキレス腱をゆっくりと引き伸ばすエキセントリックトレーニングで強化できます。かかとを上げた後に筋肉に力が入った状態で、スピードを制御しながらかかとを深く下ろす運動です。栄養面からのアプローチでは、結合組織の材料であるコラーゲンを摂るのが良いでしょう。タンパク質豊富な食事からでもコラーゲンは摂れますが、吸収性の観点も重要です。タンパク質は消化されアミノ酸に分解されてからコラーゲンを再び作りだしますが、それよりもそもそも低分子化されたコラーゲントリペプチドを摂取する方がはるかに効率が良いことは論理的にわかります。吸収までのスピードが違います。
山本祥子課長:コラーゲントリペプチドは、ゼラチンやコラーゲンペプチドを特別な方法で、アミノ酸をわずか3つにまで分解しています。そのため、消化・分解の必要がなく、そのままの形で一気に小腸からスピーディに吸収され、血流に乗って全身をめぐります。コラーゲンペプチドによる筋肥大や筋肉痛緩和の論文などが発表されていることを考えると、さらに低分子になったコラーゲントリペプチドでは、より少量での効果が期待できます。
コラーゲントリペプチドを摂取するタイミングや効果的な方法について
岡田隆教授:筋肉強化のためにはホエイプロテインやホエイペプチドなど、結合組織のためにはコラーゲントリペプチドというように役割分担を考えて、摂取すると良いと思います。理想的なカラダを手に入れるには、プロテイン+コラーゲンをセットで摂るのが効率的です。
黒田愛美医師:さらに、コラーゲン合成に必要な成分を一緒に摂ることで、より効率よくコラーゲンを作りだすことができます。おすすめの栄養成分は、ビタミンCと鉄です。組み合わせて摂取することで、より高い効果が期待できます。
山本祥子課長:コラーゲントリペプチドはいつ摂っても効果がありますが、空腹時にはさらに吸収性が高まると考えられます。タイミング以上に大切なのが、毎日規則正しく摂取することです。血中のコラーゲントリペプチド量を常に高めておくために、摂取を続けることに意味があります。
運動を楽しむ人たちへのメッセージ
岡田隆教授:久しぶりに運動をすると、かつて動けていたイメージだけが残っていてカラダがついていかないということはよくあります。そんなときは結合組織の強度が落ちていてアキレス腱などを傷めてしまいがちですので、アスリート以上に、一般の方にこそ結合組織のケアをして欲しいと思います。気軽な運動だからといって準備を怠足らないようにしてください。食べ物・サプリメントから結合組織の材料であるコラーゲンをとりこむといったインナーケアもしながら、“しなやかなカラダ作り”をしてもらうのが良いと思います。
黒田愛美医師:運動をする・しないに関わらず、すべての人に健康のためにコラーゲンは必須です。私自身は、競技スキー、トライアスロンと激しい運動をしてきて、ヒザなども傷めがちでした。今は毎日必ずコラーゲンを摂っていて、ヒザの調子も良いし、ケガも少なくなってきたことを実感しています。しかも、副効果として肌の調子も良く感じます。コラーゲンは美容にもよく、アンチエイジングに効果的な成分です。カラダの様々なところで使われる「カラダのもと」なので、コラーゲン摂取は皆様の役に立つはずです。
ヒトのカラダを支え続けるコラーゲンの健康価値を見つめ直そう
―――コラーゲンは、全身の臓器をつくり、また全ての細胞を支え、つないでいる。肌も血管も骨も、コラーゲンなしでは成り立たない。
全身のタンパク質の30%をも占めるコラーゲンは、文字通り「カラダのもと」といえる。
広く知られるようになったコラーゲン。誤解を含む情報も少なくない。
次世代コラーゲン・カラダラボは、さまざまな分野の専門家の知見や最新研究などを交えながら、ヒトのカラダを支え続けるコラーゲンの健康価値を見つめ直し、正しい情報を伝え、賢い摂り方を提案するために設立。
これからの時代に必要なコラーゲンの魅力を発信していくから、気になる人は公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
https://jisedai-collagen.jp/