もし親が突然、死んでしまったら、遺産や相続はどうする? 葬儀に誰を呼べばいいか……。
もし、自分がいま死んでしまったら、残された家族への遺言や、資産分配は? なにもやってないじゃないか……。
―――そう考えると、ほんとうにヤバいこと・心配ごとがいろいろいっぱい出てくる。
どこから手を付けていくべきか。どうやって終活していけばいいか。
そんな不安や突然おとずれる死に対して、視界をクリアにしてくれるのが、ニチリョク。
家族みんなで
確認しておくべき【10】のこと
お墓・葬儀・終活などシルバーファミリーコンサルティングサービスを展開するニチリョク(東京都中央区)は、『家族と終活を話し合う日』制定記念セミナーを開き、同社 三浦理砂 代表取締役社長、尾上正幸 常務取締役、ファミトラ 藤井勇希氏が登壇。
「終活は家族といっしょに話し合いながらすすめていくことが大切」「家族との日々のコミュニケーションのなかで終活を考えることが重要」と教えてくれた。
ここから出てくる問いかけに、あなたはどう答えられる?
ニチリョクは、家族みんなで確認しておくべき【10】の終活チェックポイントについて、こう教えてくれた↓↓↓
1)エンディングノート
人生を振り返り、家族への思いを書き記すエンディングノートは作成しているか?
エンディングノートを誰かに相談したり、家族に見せているか?
◆―――家族や大切な人にエンディングノートを書いていることや、その内容を話し、書いていることを共有しましょう(ニチリョク)。
2)感情面~人間関係の整理~
自分が亡くなった後に知らせてほしい人、立ち会ってほしい人などを家族に伝えているか?
日頃より大切な人に感謝の気持ちを伝えているか?
◆―――入院して容体が悪化すると、家族にも面会が出来なくなる可能性があります。終活を始めたら、折に触れ家族や大切な人と交流し、自分の想いを伝えましょう(ニチリョク)。
3)葬儀
自分の葬儀の希望(形式、場所、参列者など)を家族と話し合っているか?
葬儀に関する費用の準備は済んでいるか?
◆―――葬儀についての希望や費用については、エンディングノートに書くとともに、事前にその内容を家族や大切な人に伝えておきましょう。葬儀社を決めているのであれば、その連絡先も明記しておき、いざという時に連絡するよう伝えましょう(ニチリョク)。
4)お墓~埋葬~
家の祭祀継承(先祖代々のお墓を守り受け継いでいくこと)について家族と話し合っているか?
お墓の場所や永代使用許可証については家族と共有しているか?
◆―――今後の祭祀について家族と話し合っておくことが大切です。また、永代使用許可証がないとお墓の名義変更ができません。どこにあるのか伝えておきましょう(ニチリョク)。
5)意思表示~医療・介護~
終末医療・介護に関する希望を文書にしているか?
終末医療・介護に関する考えを家族と共有しているか?
◆―――当事者と家族、医師・介護スタッフが将来のケアについて話し合い方針を決めるアドバンス・ケア・プランニングをし、エンディングノート等に記載しておきましょう(ニチリョク)。
6)生活~遺品の整理~
すべての財産(不動産、預貯金、株式など)について、財産目録はつくっているか?
◆―――財産目録があると、遺族の相続手続きがスムーズになり、相続トラブルを防ぐことにもつながりますので、作成することをおすすめします(ニチリョク)。
7)財産の整理~経済・財産管理~
財産の評価を定期的に行っているか?
◆―――地価の変動により評価額が変わる不動産のような財産もあるので、定期的に財産評価をすることで、より効果の高い相続対策ができます(ニチリョク)。
8)生前贈与~経済・財産管理~
生前贈与と遺産相続についてのタイミングを考えているか?
生前贈与と遺産相続について、家族と相談をしているか?
◆―――生前贈与は相続対策として効果が高いものですが、早めに始める必要があります。元気なうちから相続対策について家族と話し合っておくと良いでしょう(ニチリョク)。
9)重要書類の保管~経済・財産管理~
重要書類を一箇所にまとめて保管しているか?
重要書類(契約書、保険証書、年金手帳など)の場所を家族に知らせているか?
◆―――重要書類は、いざという時に家族が見つけられるよう置いてある場所を事前に家族に伝えておきましょう(ニチリョク)。
10)遺言書~法律・手続き~
遺言書を作成しているか?
遺言書の書換や更新を行っているか?
遺言書の保管場所を家族に知らせているか?
◆―――遺産分割手続きが完了してから遺言書が発見されると、遺産分割手続きをやり直すこともありえます。遺言書を書いたら、その置き場所を家族に伝えましょう(ニチリョク)。
「自身の意志・希望を伝えておく」
これら、いますぐ家族みんなで確認しておくべき【10】のことをセミナー参加者みんなで共有し、あらためて同社 三浦理砂 代表取締役社長、ファミトラ 藤井勇希氏は、こうアドバイスする。
「家族との日々のコミュニケーションのなかでご自身の意志・希望を伝えておくことが大切」(ニチリョク 三浦代表)
「子ども世代から親に投げかけることで、両者の希望をすり合わせておくことが重要」(ファミトラ 藤井氏)
終活はしゃべること
そして最後に、ニチリョク 尾上正幸 常務取締役が、「終活はしゃべること」という考えを教えてくれた。
「終活は、しゃべること。自分ごととして問題意識を家族や周囲の人にしゃべることが大事です。
しゃべる。発信する。伝え続ける。それが結果的に、話し合うことにつながり、「応援したい」「解決できるヒントがある」といった人が現れてくる。
その逆の、内向的な終活はなにも起こらない。独りよがりの終活になってしまう。
だから終活は、しゃべって元気になること。しゃべってアクティブになることなんです」(ニチリョク 尾上正幸 常務取締役)
◆ニチリョク
https://www.nichiryoku.co.jp/
◆はじめよう! 終活
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