声をかけづらいわたしたち。スマートフォンで助けあおう―――。
大日本印刷(DNP)が手がける手助け・サポートアプリ「May ii」(メイアイ)の東京都内利用エリアが、11月5日から23区全域に拡大。これで May ii 利用エリアは東京都23区内、神奈川県(川崎市・川崎駅周辺)、福岡県(福岡市天神駅周辺)、北海道(札幌市札幌駅周辺)に。
ことし7月25日にローンチ開始した May ii(無料)は、街なかで困っている人の意思表示を後押しし、周囲の手助け可能な人に気付きを与え、助け合いを促進するアプリで、 リクエスター(サポートが必要な人)と近隣にいるサポーター(サポートしたい人)を GPS を利用してマッチングさせるアプリ。
アプリの言語やスマートフォンの設定言語(日本語、英語、韓国語)に対応。外国語が得意でない人も訪日外国人とのやり取り・サポートができるうえ、貯まったポイントに応じてアプリ内のキャラクターが成長し、アプリ内で確認していくうちにユーザーのモチベーションを上がるという仕組み。
この May ii 、ローンチから約3か月で、アプリ利用者たちの間で約1500件のリクエスト(サポート依頼)、500件以上のマッチング(実際の手助け・サポート)が行われ、アプリのダウンロード数は10月末時点で累計1万8000件を突破した。
今回 DNP は、ユーザーからの強い要望を受け、東京都内での利用可能エリアを従来の 市ヶ谷駅周辺・渋谷駅周辺 から 東京23区内 へと拡大させ、さらに多くの人に手助け・サポートへの参加を促す構え。
また、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年にむけ、訪日外国人観光客の増加に対応すべく、9月28日からアメリカ版 Apple App Store と Google Play Store でも提供を開始した。
DNPは今後、ユニバーサル社会実現にむけ、さらに利用エリアを拡大、対応言語の拡充などを図っていくという。
tokyochips編集部