生理ときいて、どんなイメージが浮かびますか?
プライベートなもの。 タブー。
話しづらい。 隠すべきもの。
これまで当たり前とされてきた価値観やルールが 生理の痛みや辛さを個人に背負わせてきたのだとしたら。
ここは、生理にまつわる、いろんな視点と出会う交差点。
生理に悩む人、そうでない人、 大人も子どもも みんながいっしょになって
生理を知り→考える、 新しい実験場です。
ひとりで痛みとたたかう社会から
みんなで想像し、サポートできる社会へ。
時代を変える一歩が、ここからきっとはじまります。
―――こんなメッセージから始まる企画展が、伊藤忠商事「Period museum-生理と社会の交差展-」(3/8~5/4 @東京 ITOCHU SDGs STUDIO)。
生理をさまざまな切り口から紐解くことで、すべての人々に長く、密接に関わる生理について学ぶ機会に
伊藤忠商事が男女3,000人を対象に実施した生理に関する意識調査によると、女性の9割が「一般的な知識、もしくはそれ以上の知識がある」と回答。
いっぽう、男性の6割が「あまり知らない、もしくはまったく知らない」と回答し、男女の生理に対する知識差が明らかに。
こうした背景から生まれた企画展が、伊藤忠商事「Period museum-生理と社会の交差展-」(3/8~5/4 @東京 ITOCHU SDGs STUDIO open 11:00~18:00)。
ここでは、女性の生活課題に関する社会の「自分ごと化」、そして今後の社会のあり方を考える、さまざまな人・思考が行き交う入場無料の「交差点」という場に。
生理をさまざまな切り口から紐解くことで、すべての人々に長く、密接に関わる生理について学ぶ機会となるはず。
また、レストラン「星のキッチン」では、養生茶・養生スープの無料試飲、フェムテック・フェムケア商品の展示を実施。
さらに、「KIDS PARK」「ラジオステーション」連動施策として、産前産後の女性に向けたカラダとココロのコンディションを整えることを目指す運動プログラムなど、女性に嬉しいワークショップも開催するという。
さっそく注目展示をチェック↓↓↓
生理と職場
伊藤忠商事の社員が生理痛体験デバイス「ピリオノイド」をつけながら仕事に取り組み、痛みを感じながら働く大変さについて考えた「生理痛とはたらくムービー」を投影。
それぞれの体験者の千差万別の感想を観察しながら、来場者が自由な感想や想いをポストイットで貼っていく。
生理と歴史
生理に関するプロダクトや制度は、一直線に進歩してきた訳ではない。
ポジティブに見えるできごとの裏にも、さまざまな挑戦や課題があった。
パネルを回転させると、できごとの裏に隠れたエピソードや知られざる意外な事実が見えてくる。
生理とともに進化してきた社会の歩みをさまざまな視点から観てみよう。
監修:歴史社会学者 田中ひかる
生理と言葉
生理の症状は、痛みや辛さも人それぞれ。ここでは生理に関する「言葉」をたくさん用意。
壁面のボードに「言葉」を貼って生理の痛みや辛さを表現することで、来場者それぞれの「生理痛文学」を紡いでいく。
共感と理解を生む参加型のコンテンツに。
生理とウワサ
生理にまつわる正しい知識は、なかなか人に聞きづらかったり、みんなで話す機会がなかったり。
ここでは、社会に流れる「生理にまつわるウワサ」を集めてみた。
知らないことはまったく恥ずかしいことじゃない。
答えを想像しながらパネルをめくってみて。
監修: 産婦人科医 稲葉可奈子
生理と学校
生校生活に悩みはつきもの。
中でも生理の悩みは、まだまだ見過ごされている。
このロッカーには、想像以上に我慢を強いられている高校生たちのリアルが隠れている。
扉を開くと、未来を良くするヒントが見つかるはず。
協力:ロキソニン「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」
生理とスポーツ
トレーニングや大切な試合のタイミングで訪れる体調の波。
パフォーマンスに及ぼす影響は図りしれないいっぽう、アスリートと生理の関係が語られる機会は多くない。
「部活で活躍するあの子も、もしかしたらあのオリンピアンも」
生理と向き合うアスリートの実態を解き明かす。
協力:WE.リーグ
生理と今
生理はすべての人に関わること。
経験の有無に拘らず、同じ質問を投げかけてみた。
誰かと生理の話をすることはある? 生理のイメージってどんなもの?
生理についてもっと知りたい? 知りたくない? 生理に優しい社会ってどんな感じ?
3000人の答えがここに。
おとな女性の養生食「Fun to Me」(クラシエ)など、女性向けフェムテック商品もいろいろ展示されてるよ。
ITOCHU Femtech Junction! オープニングセレモニー
「Period museum-生理と社会の交差展-」@ITOCHU SDGs STUDIO