株式会社TOBIHIROが、解体工事現場での飛散事故を防ぐ独自の安全対策システム「Cage System」の応援隊長に、芸人のなかやまきんに君さんを任命――
同社は2025年7月15日に都内で発表会を開催しました。発表会では、小林浩二代表取締役社長がシステムの開発背景を語ったほか、人気漫画「解体屋ゲン」の主人公に扮したなかやまきんに君さんが登場。トークセッションや、解体現場の飛散事故を再現した迫力のデモンストレーションが行われ、新システムの安全性をアピールしました。
なかやまきんに君、応援隊長就任!人気漫画「解体屋ゲン」コスプレで登場
なかやまきんに君さんは、人気漫画「解体屋ゲン」の主人公・石田玄介(ゲン)のコスプレ姿で登場。イベントには同漫画の著者である星野茂樹さんと作画の石井さだよしさんも登壇しました。
星野さんは、再現度の高いその姿に「感激しました!ゲンさんでも解体できないところを、最強の助っ人としてきんに君に登場してもらいたいです(笑)」と絶賛。再現殿高いコスプレに驚きを示しました。
なかやまきんに君さんは「すごく心地良い恰好です!お笑いよりも解体屋の方がいいんじゃない?と周りの方々にも言われちゃって…今日から“お笑い解体屋・キン”になります!」と高らかに宣言。会場を大いに盛り上げました。もし解体現場で働くならどんな役割を担うか、といったトークも繰り広げられ、応援隊長としての意気込みを見せました。
解体現場の危険性を可視化!時速100kmのボルトがヘルメットを飛ばす衝撃デモ
イベントでは「Cage System」の安全性を体感するため、実際の解体現場で起こりうる飛散物事故を再現したデモンストレーションが実施されました。内容は、ビルの10階に相当する高さから、時速100kmでボルトが落下するという危険な状況を再現したものです。
なかやまきんに君さんの目の前で、落下したボルトがヘルメットを猛烈な勢いで突き飛ばす瞬間を目の当たりにし、「本当に命の危機かと思いました!Cage Systemのありがたさを痛感しますね…」と驚愕の表情。デモンストレーションを通じて、解体現場に潜む危険と、それを防ぐシステムの重要性をリアルに実感した様子でした。
開発の背景にある「公衆災害」の実態。TOBIHIRO社長が語る安全への想い
今回発表された「Cage System」を開発した株式会社TOBIHIROの小林浩二代表取締役社長は、27年間解体業界に携わる中で、自身が何度も遭遇したという飛散事故の危険性について語りました。
「鉄筋が飛んで車のフロントガラスを突き破ったり、高級車に破片が直撃する事故もありました。幸い、いずれも人命には影響はありませんでしたが、紙一重だったことは今でも忘れられません」
小林社長は、こうした経験がシステムの開発原動力になったと強調。「現場での飛散物事故が後を絶たない現実に、命を守る仕組みを作らなければならないと強く感じました。解体業界で働く人々、そして現場近隣の住民の命を守るために、このシステムを開発しました」と、その想いを熱く語りました。
また、全国で発生している「公衆災害」が社会的な課題として十分に認識されていない現状を指摘し、なかやまきんに君さんの応援隊長起用を通じて、より多くの人々に危険性と対策の重要性を伝えたいとしています。
きんに君が解体したいのは「日本中の体脂肪」!トークセッションでパワー全開
イベント終盤のトークセッションでは、きんに君さんならではの筋肉トークが炸裂。常に危険が伴うお笑いの現場において、自身の鉄板ギャグ『パワー!』が、すべった時の心の安全を担保してくれると明かし、この”安心感”はCage Systemと共通すると力説。『パワー!』を連発し会場を盛り上げました。
また、「解体したいものは?」という質問に対しては、「日本中の体脂肪です!」と即答し、筋肉にまつわるエピソードを披露。暑さを吹き飛ばす筋肉ギャグとして『きんにく花火』を披露すると、会場は一時ヒンヤリとした空気に包まれる場面も。すかさず”安心”の『パワー!』で笑いを起こし、イベントは和やかな雰囲気で締めくくられました。