新幹線で名古屋や大阪に行ったりすると、たとえば大阪だったら551(ごごいち)、名古屋だったら味仙(みせん)とか。
どこにでも、そこにしかない大人気ド定番がある。
名古屋といえば味仙(みせん)、味仙といえば名古屋。
そう。あの激辛でむせながら汗かきながら喰らう台湾ラーメンの味仙のなかでも、矢場味仙は名古屋でしかありつけなかった―――。
が! 10月から東京 渋谷でも喰える! しかもガチ本場からの東京進出!
その名も「矢場味仙TOKYO」(やばみせんとーきょー)。
「味仙ではなく、なんで“矢場”がつくの? ヤバいの?」なんて人は、矢場味仙公式サイトの「味仙グループの歴史」をみると『マジかーっそうだったのかーっ!』ってなるはず↓↓↓
https://yabamisen.jp/history/
生成AIじゃなくて、実際に「矢場味仙TOKYO」に行ってみた人間がまとめると、要は「台湾出身の夫婦の店がルーツで、その夫婦のもとに生まれ育った5人の子たちがそれぞれ独立してつくったお店のひとつが矢場味仙」。
名古屋駅 高架下の味仙は矢場味仙とは違う 親戚同士だけど
だから、名古屋駅で新幹線に乗るときによく入る、あの名駅 高架下の味仙は、矢場味仙とは違うってわけ。同じグループ(親戚同士)だけど。
そんなドラマチックな歴史は、公式サイトでチェックを。
で! 気になる「矢場味仙TOKYO」(@渋谷ソラスタ斜向かい)の大人気メニューを、実食↓ 最後はお店のココ要チェックもあるよ↓↓
すべてに共通するキーワードは、「旨辛文化」。そしてすべてに共通するインパクトは「キン冷えビールがガチあう!」。
小袋_辛味・酸味の絶妙カーブ 薬味と旨辛ソースの乗算←かけ算どころじゃない旨さ
まず矢場味仙は、「辛い&濃ゆい」、クセになる味付けでファンを圧倒させリピートさせる“魅惑”がある。
その先付典型が、小袋(こぶくろ)。
新鮮な小袋を、味仙秘伝の醤油をベースに、辛味・酸味の絶妙コントロール特製ソースであえ、そこにザクッとしたネギがドサッとのる。
「流通が難しい小袋を専門業者を確保することで地元名古屋と同じクォリティを出せた」というから、すごい。
もう決まってる。ビールにガツーンとあうことなんて。
青菜炒め_ニンニクガツン 最強火力のコンロで炒めてまぶしいぐらいの照りツヤと、熱々シャキシャキ感が爆誕
みて見て観て! このニンニクのスパルタンな切り方と量、まぶしいぐらいの照りツヤ!
このニンニクガッツリの味付けに、通常の飲食店ではやらないほどの最強火力のコンロで青菜を超速で炒めることで、このまぶしいぐらいの照りツヤと、熱々シャキシャキ感が爆誕する。
酢豚_酢豚と呼ぶ別次元の逸品 旨辛文化圏の小宇宙に別の友好国 キャベツの酢漬けとレモンがこれまた絶品
矢場味仙の 酢豚 は、そんじょそこらの町中華の酢豚とは、違う。もはや、酢豚と呼ぶ別次元の逸品。
小さめにカットした豚肉をカラッと揚げ、こちらも小袋と同じルーツを感じる、味仙秘伝の醤油をベースに、辛味・旨味・酸味があいまったソースの湖面に染まり、旨辛文化圏の小宇宙。
油淋鶏を想わせる矢場味仙酢豚の最大の特長は、キャベツの酢漬けが添わるところ。
旨辛文化圏の小宇宙に、もうひとつの友好国がある気配。そこに、レモンのさわやかな酸っぱさと香りが相まって、もう……矢場味仙ばんざーい!!さーいこーでーっす!!!
炒飯_矢場味仙の木星 ニンニクごろごろガツンの味濃いめ絶品チャーハン
旨辛文化圏の小宇宙、矢場味仙の木星のような存在。
こちらもニンニクごろごろガツンの味濃いめ絶品チャーハン。これに台湾ラーメンのスープをかけて喰らう人もいる。
ちなみに、ここ「矢場味仙TOKYO」(@渋谷ソラスタ斜向かい)にはギョーザなどのためか、酢が各テーブルにおいてあるけど、「名古屋人は酢は使わない」とか。おもしろいね。
台湾ラーメン_矢場味仙の火星 矢場味仙らしい、味仙秘伝の醤油が濃い口の味
そして! きた来たキターーーーっ!!! 矢場味仙だけのパンチが効きすぎてる台湾ラーメン。降臨!
初めての人はすするとき要注意、いや厳重注意。むせ返ることまちがいなし。ゆっくり、旨辛味を全身で感じながら、ゆっくりと。
赤唐辛子の湯気が目に入ると痛いほど、グツグツ真っ赤なマグマの先に箸を沈めると、ちょっと太めの丸麺が、スープに浸ってツルっとでてくる。
しかも、大きめのひき肉が、ごろごろ入ってるのも、矢場味仙らしいところ。これも旨い!
これがまた、別の“親戚味仙”とは違う、矢場味仙らしい、味仙秘伝の醤油が濃い口の味で、うんんんんんんんんんまい!!
矢場味仙は、ここまでたどりつかないと帰れない。
いや違う! もうひとつ、これ食べてシメなきゃ帰れないってのがあったわ↓↓↓
杏仁ソフト_台湾ラーメンの“熱辛うま”をビールだけじゃクールダウンできないから これ!
矢場味仙の超絶品 台湾ラーメンで、くちびる、舌、のど、食道、胃袋と火力熱量が急上昇して、冷たいビールでまずマリアージュクールダウンを楽しんだあと、もうひとつ下の階まで冷却を。
その大役を担うのが、杏仁ソフト。
これがまた、甘すぎず、杏仁のさわやかな香りとミルク感が絶妙で、うますぎて2個めいきたくなる。
そして缶詰のさくらんぼが昭和エモwww
透明プラ容器でテイクアウトも◎
これ、名古屋の歌う日本全国お菓子くばりアイドル『甘党男子』が CM で歌うほど、名古屋では大人気なんだって。
透明プラ容器に入ってるから、テイクアウトして渋谷の街を歩きながらも、いいよね。
これマジうまいから、台湾ラーメンで満足しちゃって忘れないで!
―――ってことで、ぜーーーんぶが最高だった「矢場味仙TOKYO」(@渋谷ソラスタ斜向かい)。
なんでいままで東京になかったんだ? いや、やっと来てくれたのか! うれしいいいいい!!!
「矢場味仙TOKYO」の夜はまるで台湾映画『悲情城市』の九分を想わせるエモ灯り♪
ちなみに、東京に駆けつけた矢場味仙代表(@名古屋)は、「こんどは矢場味仙だけにある青唐冷麺やホルモンラーメンもおすすめ」っていってたから、こんどはそれだ!
しかも、「矢場味仙TOKYO」は夜の灯りの演出にもこだわって、こんなエモい雰囲気に。
まるで、台湾映画『悲情城市』の舞台で、いまも観光客が押し寄せる、九分の夜を想わせるよね。
「矢場味仙TOKYO」は10月3日、堂々オープン!