

「すべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材等を使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする」
そんな「ペットボトルの100%サステナブル化」と持続可能な社会の実現に向けて事業を展開するのが、サントリーグループ。
たとえばサントリー食品インターナショナルは、2012年に国内清涼飲料業界で初めて「ボトルtoボトル」水平リサイクルによる100%リサイクルペットボトルを「サントリー烏龍茶」2Lに導入して以降、さまざまな商品に積極的に導入し、2023年からは国内で2本に1本が100%リサイクルペットボトルとした。
2本に1本が100%リサイクルペットボトル
外でもキャップとラベルを分別
またサントリーグループは、これまでもペットボトルの分別啓発コミュニケーションに注力し、あえてペットボトル飲料を飲み終える場面から始まり、外でもキャップとラベルをきれいに分別する TV-CM・WEB動画の制作や、小中学校・商業施設などでの出張授業などの取り組みを行ってきました。
今後も、家庭できれいに分別するのと同様に、外出先でもキャップとラベルを分別する「外でもきれいな分別」に注力したコミュニケーション活動を強化していくという。
―――そんなサントリー食品インターナショナルが興味深い調査結果を公表している。
訪日外国人の多くが日本の「ペットボトルはキャップ・ラベルをはずして分別」に驚き
世界的に資源循環への関心が高まる中、日本のペットボトルの回収率・リサイクル率は高い水準を維持している。
また、日本政府観光局による最新の統計にて年間の訪日外国人旅行者数が過去最高となる4,200万人に到達するなど、インバウンドが一層勢いを増している状況を受け、サントリー食品インターナショナルは、訪日経験のある外国人「7か国計210名」(米・中・韓・独・仏・伊・英 各国30名)を対象に、日本のペットボトルリサイクルに関する意識調査を実施。
その結果、飲み終わったペットボトルの分別に日本人と大きな差が見られたことや、日本のペットボトルの環境配慮の取り組みや容器の工夫に関して高く評価していること、また訪日前後でペットボトルリサイクルに対する意識の変化がみられた。
注目のトピックスは、この4つ↓↓↓
飲み終わったペットボトルのキャップ・ラベルをはずしている人は33.3%
日本人 81.4% との差が明らかに


日本での資源の「分別ルール」に関して、「ペットボトルはキャップ・ラベルをはずして分別」に驚いたという回答が1位に。
さらに、母国で「キャップとラベルを両方はずしている」と回答した人は33.3%、全国清涼飲料連合会が日本人を対象に実施した同様の調査結果の81.4%と比較すると、大きな差があることが明らかに。
日本のペットボトルの環境配慮の取り組みに関して 優れていると感じた工夫は「ラベルのはがしやすさ(剥離性)」が最多

訪日外国人が、日本のペットボトルの環境配慮に対する取り組みにおいて優れていると感じた点は、「ラベルのはがしやすさ(剥離性)」が61.9%で最多。
次いで、2位は「リサイクルボックスの使いやすさ・案内表示」、3位は「ボトルの軽量化(省資源)」という結果に。
日本のペットボトルリサイクルを訪日外国人の89.5%が「評価する」と回答

日本の使用済みペットボトルの約9割が何らかの用途にリサイクルされ、約4割が新しいペットボトルに再生(水平リサイクル)されていることに対し、訪日外国人の89.5%が「評価する」(=非常に高く評価56.7%+やや評価32.9%※詳細数値の合算による)と回答した。
訪日経験を経て ペットボトルリサイクルに対する意識が向上

訪日外国人の来日前後における、ペットボトルリサイクルに対する意識の変化を尋ねる設問では、来日前の自身の意識を69.1%の人が「高い」(=とても高い28.6%+やや高い40.5%)と回答したのに対し、来日後の自身の意識を84.2%の人が「高い」(=とても高い45.2%+やや高い39.0%)と回答。来日前と比較し、15.1ポイント上昇した。
―――こうした調査結果から、日本のペットボトルリサイクルは、生活習慣に深く浸透した仕組みとして、訪日外国人から高い評価を得ていることが明らかになった。
とくに、ラベルのはがしやすさなどリサイクルを前提とした「容器の工夫」、自販機横のペットボトルリサイクルボックスといった「インフラ」、そして日常に根付いた「分別の習慣」が、日本のペットボトルリサイクルに関する強みとして支持され、日本のペットボトルリサイクルに関して、こんな声が寄せられた(自由回答)↓↓↓
環境や容器において優れていると感じた点
◆日本では人々にとって当たり前の日常になっている一方、私の国ではそこまで整理されていない(アメリカ 30代)
◆自販機のそばにあるリサイクルボックスのおかげで、リサイクルしやすくなっている(イギリス 30代)
◆ペットボトルの分別が多言語で分かりやすく案内されていた(イギリス 30代)
◆ペットボトルはキャップやラベルをはずすことで、簡単にリサイクルできる(イタリア 40代)
◆ラベルがはがしやすい(韓国 40代)
◆リサイクルに関してとても厳格であること(韓国 20代)
◆ペットボトル本体が軽くてつぶしやすく処理しやすい点は見習うべき(中国 30代)
◆ペットボトルの設計段階から、ラベルをはがし、ボトルをつぶして分別するというリサイクルの流れまできちんと考えられており、その習慣が根付いている(中国 30代)
母国に持ち帰りたい・広めたいと思う点
◆明確で標準化されたリサイクルの工夫を自国にも導入してほしい。私は日本の明快で標準化されたリサイクルの工夫をとても高く評価している(アメリカ 50代)
◆日本で使われているあらゆるリサイクルの方法と容器の工夫を、私の国でも全て導入してほしいと思う(イギリス 30代)
◆「ボトルtoボトル」水平リサイクルを、私の国でももっと重視してほしい(イギリス 30代)
◆飲み終わったペットボトルは、キャップをはずし、ラベルをはがして処理すべきだと思う。ペットボトル本体もよくすすいでから、専用のペットボトルリサイクルボックスに入れるべき。もっと厳しいルールが必要だと感じる(イギリス 30代)
◆ラベルが簡単にはがれる点と、リサイクルや分別に対する意識が高い点(韓国 40代)
◆ペットボトルをつぶして体積を小さくできるようになること(中国 30代)
◆私が広めたいと思うのは、「ラベルをはがしやすいこと」、「軽量化されたペットボトルデザイン」、「屋外リサイクルボックスの分かりやすい分類表示」(中国 40代)
◆ラベルやキャップをはずすことを推奨する点と、街中にもっとリサイクルボックスを設置し啓発ポスターを増やすこと(ドイツ 20代)
◆「ボトルtoボトル」水平リサイクルは、私の国でも導入すべき良い解決策だと思う(フランス 30代)
ボトルtoボトル水平リサイクル比率5割めざす日本


日本においては、ペットボトルの回収スキームが整っていることもあり、ペットボトルの回収率・リサイクル率は約9割で、欧米諸国と比較して非常に高い水準に達している。
清涼飲料業界では、リサイクルのなかでも、限りある資源を国内で有効利用できる「ボトルtoボトル」水平リサイクルを推進していいく。
業界として、2030年に「ボトルtoボトル」水平リサイクル比率5割を目標とし、現状約4割まで到達している。
新たな化石由来原料を使わない「ボトルtoボトル」ペットボトルを資源として国内で何度も循環

「ボトルtoボトル」水平リサイクルについて
「ボトルtoボトル」水平リサイクルは、新たな化石由来原料を使わず、ペットボトルを資源として国内で何度も循環することができる。
また、新たな化石由来原料を使用してペットボトルを製造する場合と比較して、CO2排出量を約60%削減できる。


