アクティブ世代の自分らしい生き方を応援する文化祭「朝日新聞ReライフFESTIVAL 2019」。

都内で3月1日に開催されたことしは、大勢の来場者で会場は大盛り上がり。

なかでも、親子で芸能界をひた走る関根勤&麻里のコンビトークや、グレイヘアで自分らしさそのままで出演するフリーアナウンサー近藤サトの講演は、超満員。

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“自分が決めつけた自分らしさ”に閉じ込めないで

もとフジテレビ局アナでフリーアナウンサー・日本大学芸術学部特任教授の近藤サトは、「自分らしく生きる」をテーマに講演。

近藤サトは開口一番、「グレイヘアとか、白髪を染めないなどといわれて出演してますが、実際『近藤サトはどれぐらい白髪なのか』と、それを見てみたいという人が多いと聞きました。ではどうぞごらんになってください」と会場をなごませると……。

「人生100年時代。いま、若々しく生きる時間は増えました。でも、若づくりをして生きる時間も、長くなったと思ってもらいたい。かつては、『若い子はきれい』などと若さへの過剰な賛美もあり、わたしも30歳くらいから若づくりをしてきました」

「それは自分の意思なんだけれども、なんとなくルーティンでやってきたんですね。『もう疲れたな』と思っても、それは女性にとっての生存戦略だったんです」

そんな思いから、決めたのが「ありのままの近藤サトを出す」だ。

「グレイヘアにしたことで、たくさんの取材を受けるようになり、なぜ女性を捨てたのですか、などと記者に聞かれることもありました」

「もちろん、女性を捨てたつもりはないし、こうやってここに立っているのも含めて、グレイヘアにしたことで、わたくしいまが最大のモテ期です。それを記者たちに伝えたいです」

「でもわたしが、人生においてなにを選択したかを表したのは、わたしがいま喋っている何千何万の言葉ではなく、たったひとつの行動で、社会に明確に示せたということ。それを痛感しました」

「これからも、自分らしく生きたい。だから、『わたしはこうありたい』『わたしはこうだから』といった“自分が決めつけた自分らしさ”に閉じ込めないでほしいです」

「自分らしさというものは前にはなくて、道といっしょでうしろにできていくと思っています」

―――そう近藤サトが伝えると、会場を埋め尽くしたアクティブシニアたちは「うんうん」とうなずいていた。

どうすれば父親と娘が仲良くなれる? に関根家流の爆笑ヒント

いっぽう、関根勤と関根麻里は、「笑顔で子育て」をテーマにトークを展開。どうすれば父親と娘が仲良くなれる? という読者からの質問に、こう応えて会場に笑いをよんだ。

関根勤「お母さんがことあるごとに『お父さんが心配してたよ』とか、娘に対して小さな報告を積み重ねたりするといいですよね」

関根麻里「たしかに思い返すと……母から父の悪口などは、子どものころは一回も聞いたことがないですね。でも大人になってからは、いろろいろ悪口ありましたけどね!」

関根勤「麻里が気づくまでは、いわないでくれたの。麻里は自分で気づきはじめたんですよ!」

関根勤「多分ね、社会人になって1~2年するといろいろわかってきて、そこで雪解けしたりね。あとスポーツだとか、共通の話題があるといいですね」

―――ほのぼのとした親子のやりとりのなかにも、関根流の子育て手法が垣間見えた、トークショーだった。
 
 
 
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朝日新聞社は、アクティブ世代の自分らしい生き方を応援する文化祭「朝日新聞ReライフFESTIVAL 2019」を3月1日、東京のロイヤルパークホテルで開催。

この日は、関根勤&麻里や近藤サトをはじめ、歌手・加藤登紀子のトーク&ライブ、落語家・五街道雲助師匠の落語、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎プロの講演などが行われた。

<朝日新聞 Reライフネット>
アクティブシニアのための情報マガジン
https://www.asahi.com/relife/

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