ゼット・エフ・ジャパン(ZFジャパン)は、日本市場むけ電動小型トラックを開発。
そのプロトタイプ車両は、日本市場で広く使われている車両総重量5トンのトラックがベース。
同社はこのベース車両にZF製「CeTrax lite」電動セントラルドライブを搭載し完全電動化。
この車両はドイツ本社と連携し、横浜のテックセンターでZFジャパンのエンジニアリングチームが開発。日本固有のニーズに対応させた。
「CeTrax lite(セトラックス・ライト)」は、すでに量産されているZFの乗用車用電動ドライブをベースに開発された、車両総重量7.5トンまでの小型商用車向け電動ドライブ。
モーター、インバーター、減速機、冷却システムの一体設計で、総重量120kg。小型・軽量化を実現した。
ZFジャパン研究開発部門責任者のロバート・サイドラーは、こう伝える。
「CeTrax liteは、ZFの『プラグ・アンド・ドライブ』コンセプトにより、既存のエンジン搭載モデルのシャシやアクスルなどに大きな変更を加えることなく、完全電動車両への変更を可能にした」
「また、既に量産されているZFの乗用車用電動ドライブをベースに開発されているため、信頼性の確保と低コスト化が図られている」