経営者としての資質、視点、手法……いまのあなたと何が違うか。経営者の考え方で会社は確実に変わる―――。

1996年に国内で発売されたビジネス書『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)が、当時のビジネスパーソンの心を鷲づかみし、国内累計200万部を突破する快挙を成し遂げたことは、いまも多くの人々の記憶に刻まれている。

あの『7つの習慣』を翻訳・出版・プロデュースし国内展開したのが、『成功の9ステップ』ライブセミナーなどで世界中から絶大な支持を得ている、ジェームス・スキナー氏。

『成功の9ステップ』をはじめとしたビジネスセミナーの累計動員人数は50万人を突破し、経済・ビジネス・金融に関する評論家・戦略家・コンサルタントとしてマルチに活躍する彼が、ことし12月、『史上最強のCEO』(フローラル出版)と題した最新刊をリリースした。

これまで米国大使館、外務省、日本電気(NEC)など100社以上の一流企業や政府団体をコンサルティングし、米国最大研修会社フランクリン・コヴィー社の日本支社長なども務め、自身で30社以上のビジネスを立ち上げ、2000億円規模のヘッジファンドの会長を歴任する彼が、いまこの著書『史上最強のCEO』で、我々になにを伝えたいのか。

アメリカ、日本、シンガポールに拠点を構え、世界各地を飛び回る彼に、最新刊『史上最強のCEO』に込めた想い、最新ビジネス事情を聞いた。

読者ターゲットは、一個人から大企業のCEOまで

―――わたしが経営コンサルタントと会社経営の道に入ってから、ことしでちょうど30年が経ちました。この30年のなかで、100人を超えるCEO(最高経営責任者・社長・経営者)をはじめ、企業のマネジャー、軍や政府省庁のリーダーたちに会ってきました。

そして彼らから多くの悩みを打ち明けられました。そのいずれも、頭を悩ますものであり、いまこの瞬間も同じ悩みを抱えた人たちが多くいると思います。

本書の前半は、『7つの習慣』と同様に、いまある課題と間違いを指摘しています。冒頭のことばのように、会社の業績が伸びないのは、経営者の考え方、ビジョンと現実が離れているからに違いありません。

そして、いま抱える会社を激変させる4つの原則について説きます。1つめは信頼を築き上げるリーダーシップ、2つめは顧客を満足させるイノベーション、3つめは慢性的黒字を確立させる利益性、4つめは世界を変える企業でいるという目的を持っているか。

本書では、経営者や企業トップたちにむけて意識改革をもたらすエッセンスを凝縮しています。このなかに記されているビジネスのヒントは、学生から主婦、フリーランス、起業を予定している人たち、定年退職後に再び活躍の場を探しているシニアなど、どの世代にも通じるものです。

誰もが、組織のなかのその部署や役割のなかのCEOで、誰もに共通するビジネスのヒントが、詰まっています。自分の人生経営の最高責任者は、自分ですよね。ですから、本書『史上最強のCEO』は、すべての人が読者対象です。

この一冊のなかには、たとえば普通という言葉の悲惨さを語り「最強」に置き換えるべきとする、企業・経営者・ビジネスのあり方をはじめ、変わることの必要性、規模よりも順位、絶対的に成功する確たる理由、会社にある問題=すなわち経営者が抱える課題を7パターンに分けて対策を講じる……などが記されています。

また前述の通り、変えるために・変わるために必要な、4つの基本的かつ効果的な大原則も記しています。それは、信頼(社員に信頼されるには)、イノベーション(顧客を虜にするには)、利益性(慢性的な黒字にするには)、目的(社会的なビジネスの意味とは)です。

さらに、この『史上最強のCEO』は、初刷100万部という一般の書籍流通ではありえない部数でスタートしています。日本に存在する企業は、だいたい100万社あるといわれていますから、国内の経営トップひとりひとりに、この本が届くようにつくられているといっても過言ではありません。

わたしも、出版社も、そしてこの本にかかわるすべての人たちが、自信と覚悟を持ってつくりあげた本です―――。

すでに企業から1000部単位で購入

フローラル出版によれば、すでに1000部単位で購入する企業も現れているという、ジェームス・スキナー最新刊『史上最強のCEO』。

現役の経営者をはじめ、起業家とその志望者、マネジャー、管理職、そしてすべてのビジネスパーソンにとっての「気づき」が詰まっている一冊という。今後も、JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州の列車内や、日経・読売ほか全国・地方紙新聞、タクシー車内サイネージなどにその情報が掲載されるという。

『史上最強のCEO』
出版社:フローラル出版
体裁:B6判・並製・224頁
発売日:2019年12月11日
価格:1800円+税
販売:全国の主要書店、ネット書店(Amazonを除く)など

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