東京・羽田から出雲空港へ1時間半、東京から松江へ新幹線(岡山のりかえ)特急やくもで6時間、夜行寝台列車サンライズ出雲で11時間半―――島根県。
これまで鉄道チャンネルでは、島根県の鉄道旅で出会った絶景・絶品をピックアップ。今回はそのオムニバス版。松江・出雲・浜田・安来の旅の途中で出会った人気グルメ、おすすめ土産、ちょっといい景色を。
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足立美術館へ行ったら絶対に登ってほしい山
島根県安来市
足立美術館の先にある
月山富田城跡
標高180メートルからの
安来市広瀬町の眺め
遠くに中海#しゃべ鉄 pic.twitter.com/b7EJqZfGqv— tokyo chips/tetsudo-ch (@tetsudo546) November 29, 2020
まずは安来。安来といえば、安来節、鉄の街、そして足立美術館(https://www.adachi-museum.or.jp/)。
足立美術館に行ったら、そこからクルマで5分の月山富田城跡(がっさんとだじょうせき)に登ってみて。
「難攻不落の城、戦国時代屈指の要害」といわれる城跡を登り、天守閣レベルからみえる島根県安来市広瀬町の集落、鉄の道といわれた飯梨川(いいなしがわ)、さらにその先でつながる中海がみえてくる。
ちなみに、ここ広瀬町には大正・昭和の時代にあった鉄道の名残もある。
山陰線 荒島駅からここ広瀬町へ、飯梨川沿いにあった線路―――一畑電気鉄道広瀬線。その名残が↑↑↑画像のようにバス車庫にもしれっとあったりする。静かで奥ゆかしい広瀬町の街も、歩いてこうした名残を探してみて。
松江は中海沿いドライブがおすすめ! うれしいグルメも
島根県庁所在地で松江城や宍道湖が美しい、城下町―――松江。ここ松江は、カーシェアやレンタカーで「ちょっと遠くへ行く」のもおすすめ!
イチオシは、宍道湖(しんじこ)の逆方向。八束町(やつかちょう)と大根島(だいこんじま)をめざして海沿いを走るシーサイドクルージング。中海(なかうみ)をぐるっと一周するコース。
反時計回りに、八束町・大根島と県道338号の海沿い道を走り、国道431号で松江に戻るという1時間ドライブ。
その途中にある道の駅 本庄(ほんじょう)へ。ここでは、宍道湖しじみパイと、鯖塩辛・いか塩辛をゲット。しじみパイはクルマのなかでサクッと。
山陰沖でとれたマサバを使った鯖塩辛と、同じく山陰沖のスルメイカを使ったいか塩辛は、おうちで。
酒やごはんといっしょに……。なんといっても、むかしながらの塩のみで漬けた無添加製造が、うまい!うれしい!
一畑電車 一畑口駅から宍道湖沿いのレストランへ
島根県出雲市小境町
一畑電鉄 一畑口から歩いて7分
宍道湖沿いにある食処
水面のきらきらを眺めながら#しゃべ鉄 pic.twitter.com/yoh12q9NCa— tokyo chips/tetsudo-ch (@tetsudo546) November 29, 2020
松江から一畑電車に乗って、北松江線のどかなスイッチバック駅、一畑口(いちばたぐち)へ。
ここ一畑口駅がある地の住所は、出雲市小境町(いずもしこざかいちょう)という地名。だから、一畑口駅は1952(昭和27)年まで小境灘(こざかいなだ)と呼ばれていた。
まずは、ここから3km先の一畑薬師まで線路がのびていたころを思い浮かべながら、振り返ってその逆側へ、宍道湖へと歩く。
駅から7分ほど歩くと、宍道湖沿いにあるレストラン よふきや がある。ここで、宍道湖のきらきらした水面を愛でながら、瓶ビールを開けて宍道湖名物を。最高!
次に乗る一畑電車の時刻をチェックしながら、ゆっくり島根時間を……。
浜田城へも収めていた銘茶とほうじ茶をお土産に
次は、山陰線 特急スーパーおき・まつかぜで、浜田へ。
山陰線 浜田駅のまわりには、島根県内最大の漁獲高を誇る浜田漁港、浜田城跡、中四国地方最大級の水族館 しまね海洋館アクアス、そして石見神楽(いわみかぐら)などが体験できる地。
ここでは、高級魚 のどぐろ などを味わった記事は島根県特集(https://tetsudo-ch.com/tag/shimane)でチェックしてもらうことにして、浜田駅から浜田漁港へと続く古町のなかにひっそりとある茶屋、平野屋へ。
平野屋(ひらのや)は、浜田城へもお茶を納めていた老舗。銘茶は守りつないだ独自の配合にこだわった品。ほうじ茶や煎茶が女子旅土産にも人気で、この日も2人組、3人組がいろいろ買う姿が……。
出雲空港から空路で帰る人は、島根旅の最後にここマスト!
さて、松江・安来・浜田とめぐってきて、出雲空港から空路で島根旅を終える人は、ここマスト!
出雲空港(出雲縁結び空港)内にあるレストランフロアにある食事処。至誠(しせい)、神在(かみあり)、麺屋(めんや)の3店舗ともいい。なかでも神在は、宍道湖でとれたどじょうの唐揚げや、のどぐろの一夜干しが最っ高!
どじょうはとくに、臭みもなくやわらかくて、熱々サクサク。いままでのどじょうの概念を吹き飛ばすほどの衝撃度。ぜひ一回、試してみて。
しかも、滑走路が目の前に広がるカウンター席もあるから、出雲空港に離着陸する飛行機の姿をみながらの乾杯も、いい。
そしてお土産は、空港内の一畑百貨店で。忘れちゃいけないのは、島根県のローカルフード、あご(トビウオ)野焼き。
しかも、空港内の一畑百貨店では、手のひらサイズのおつまみにぴったりサイズが売ってる。「チーズ入り飛魚のやき」「わさび風味チーズのやき「めんたい風味チーズのやき」と3種をゲット。
また、「ビール・お酒のお供に」というキャッチに誘われて、「炙りほたるイカ」も入手。さらに、“締めのスープものもほしいよね”ってことで、「しじみしょうゆスープがうまい」という「松江ラーメン」(2食入り)も。
―――ということで、島根県を旅するときは、山陰沖の味を、旅の思い出といっしょにしっかり持ち帰って。
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