渋沢栄一の生まれ故郷、埼玉県深谷市にキャンパスをおく埼玉工業大学が保有する2台の自動運転バスが自動運転で走って3000kmを超え、さらに新しいステージへ。

次に自動運転で走る舞台は、真岡鐵道の終着駅、栃木県茂木町。

6月6~20日の14日間、道の駅もてぎ~茂木駅~ふみの森もてぎ(往復約3.7km)の間を、9~16時に1日5往復10便、自動運転で運行する。乗車定員1便9名、事前予約制、先着順、運賃は無料。

これは、栃木県が主体の「栃木県ABCプロジェクト」で、中心市街地の周遊性向上や、日常生活の移動手段確保を目的に、おもな拠点施設間で自動運転バス運行を想定した実証実験。

産官学連携で自動運転バス開発をすすめる埼玉工業大学の“生きた教材”が、「栃木県ABCプロジェクト」に駆り出され、同大学は車両提供と技術支援で協力するかたち。

今回、栃木県茂木町を走るのは、日野リエッセIIベースの自動運転バス。

この実証実験で埼玉工業大学とフィールドオートは、実験運営主体の建設技術研究所をはじめ、アイサンテクノロジー、損害保険ジャパン、ティアフォーとともに、後付け自動運転システム(高精度3次元地図・GNSS・LiDARなど)を搭載した日野リエッセIIベース自動運転バスの実証実験に挑む。

この実験では、走行安全性・社会受容性・ビジネスモデル可能性などの観点から実験結果を検証していく。

◆栃木県ABCプロジェクト「自動運転バスに乗ろう@茂木町」
https://www.pref.tochigi.lg.jp/h03/houdou/20210507abcproject-press.html

日野レインボーIIベースの自動運転バスは深谷市で運行中

またことし2021年からは、路線バス(中型)タイプの日野レインボーIIがベースの自動運転AIバスも開発。

この日野レインボーII自動運転AIバスは、埼玉県深谷市の深谷観光バスと協働で、深谷市内営業路線の一部区間を自動運転レベル2で走っている。

この日野レインボーII(画像)ベースの自動運転AIバスは、自動運転レベル3で定められた停留所を自動で発着し、法定速度内で自動で走るうえ、自動と手動を適切なタイミングで切り替えられる。

また、営業用車の緑ナンバー(一般貨物自動車運送事業許可)を取得し、道路運送法「21条許可」の認可を受け、路線バスルートを走る点も、全国の各業界から注目を集めている。

―――埼玉と栃木で自動運転バスの実用化にむけて走りはじめた埼玉工業大学の自動運転バス。

こうした“生きた教材”を保有する埼玉工業大学では、6月からオンラインによるオープンキャンパス「Web OPEN CAMPUS 2021 」がはじまる。

ことし第1回めは6月13日、公式ホームページで参加者を募集している。

◆埼玉工業大学
https://www.sit.ac.jp/
◆自動運転で年間3000km! 埼玉工業大学の生きた教材、自動運転AIバスが産官学連携で最長レベルの距離を走破
https://tetsudo-ch.com/11477904.html
◆埼玉工業大学 全学部がオンライン授業開始! ICT教育とAI人材育成で先手、全科目の9割を遠隔同時双方向型に
https://tetsudo-ch.com/10385146.html
◆長野県内初の自動運転バス実証実験、埼玉工業大学 実験車が 11/24-27 塩尻駅前で試乗会を実施
https://tetsudo-ch.com/10918104.html

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