ニッポン列島もいよいよ梅雨本番。梅雨に入るとより一層悩ましいのが、頭痛。
この国民を悩ませる頭痛に、日本医学会総会が、詳しくわかりやすく解説してくれる無料オンライン市民公開講座「頭痛を正しく知ろう!」を6月23日(木) 18:00-19:00 に開催!
先着申込500名で、申し込み締め切り日は6月21日だから、気になる人は早めに公式サイトからZoomウェビナー参加申し込みを↓↓↓
https://isoukai2023.jp/shimin/
今回の無料オンライン市民公開講座「頭痛を正しく知ろう!」のテーマは「意外と知らない頭痛のお話」。具体的なセミナー内容が、こちら↓↓↓
「いますぐ受診すべき頭痛」近藤聡英(順天堂大学医学部脳神経外科学講座・大学院 主任教授)
―――ほとんどの人が頭痛を感じたことがあると思います。
いっぽうで、そのときの頭痛がなぜ起こっていたかについては、あまり考えたことはないかもしれません。
しかし、頭痛の中には治さなくてはいけない病態を原因とするものがあります。
つまり、病気があって、その結果として頭痛が生じていることがあるのです。
このような頭痛は、なにかに引き続いて起こる(副次的、二次的)という意味を冠して二次性頭痛といいます。
したがって、二次性頭痛は治療を要する病態によって身体が示している「サイン」であり、この病態をみつけて治さないかぎり頭痛はよくなりません。
一次性頭痛と二次性頭痛を鑑別するのは、かんたんではありません。
週に1度くらいで、市販薬で痛みは落ち着くと考え、医療機関を受診しないと、本当の原因にはたどり着かず、大事になってしまうことがあるのです。
このセミナーでは、二次性頭痛に特徴的な頭の痛みをご紹介し、「いますぐ受診すべき頭痛」についてお話します―――。
「意外と知らない片頭痛のお話~自分でできること、相談した方がよいこと~」海野佳子(杏林大学医学部 脳卒中医学教室 准教授)
―――頭痛で困った経験はありませんか?
片頭痛はよくある疾患で、20-40代の女性では6-7人に1人が片頭痛だと推定されています。
近年、片頭痛発作の最中に頭の中で何が起こっているかがわかってきて、治療に生かされるようになってきました。
しかし、せっかく良い治療薬ができても、未だにその恩恵を受けられてない患者さんがたくさん居ます。
このセミナーでは、どのような頭痛だったら片頭痛と考えた方がよいか、片頭痛の発作を起こりにくくするために自分でできることは何か、医療機関に相談した方がよい片頭痛とはどのような場合か、医療機関で受けられる片頭痛の治療などについてお話します。
ご自分が片頭痛だと思う方も、片頭痛ではないと思うけれど頭痛持ちという方も、市販のお薬が効かなくて困っている方も、市販のお薬が効くけれど飲みすぎが心配な方も、知識を整理してご自身の頭痛を考える機会にしていただきたいと思います―――。
……両セミナーとも司会は新井一(第31回日本医学会総会 副会頭/順天堂大学)学長。
(登壇者プロフィール)
国内唯一最大の「医学と医療に関する学会・博覧会」
日本医学会総会は、日本医学会が日本医師会と協力し、医学および医学関連領域の進歩・発展を図り、学術面、実践面から医学・医療における重要課題を総合的に討議することが目的。
明治期に第1回が開かれた日本聯合医学会は、東京で明治35年4月2日から4日間、田口和美会頭、北里柴三郎副会頭で開催され、16分科、1,700余名が参加し、活発な研究発表が行われた。
第2回日本聯合医学会は、明治39年4月に同じく東京で開催。第3回からは、日本医学会と改称され、4年毎に開催が続けられてきた。
現在、日本医学会は138の分科会があり、日本医学会総会はこれらと連合し、分科会における最新の成果を統合し紹介する場を提供している。
また、1999年から、社会に開かれた総会として一般市民に開放された博覧会を併催。
以後、医学・医療サイドが主催する国内唯一最大の「医学と医療に関する学会・博覧会」として、毎回30万人以上の参加実績を重ねている。
今日のように、医学・医療が高度に専門化・細分化するいっぽう、社会や社会制度におけるその重要度がますます高まるなか、日本医学会総会は、日本医学の英知を結集し、新しい未来を切り開く場として、医学・医療の世界にとどまらず、社会全体にとっての重要な責務を担うと同時に、その課題解決の場として期待されている。
テーマは「ビッグデータが拓く未来の医学と医療~豊かな人生100年時代を求めて~」
第31回日本医学会総会 博覧会のテーマは、「ビッグデータが拓く未来の医学と医療~豊かな人生100年時代を求めて~」。
ポストコロナと少子超高齢社会という状況を踏まえ、多くの医療関係者が学術集会や学術展示を通じて、医学・医療の最先端を学ぶとともにその全体像を俯瞰し豊かな人生100年時代を目指す医療について考える機会を提供する。
日本医学会総会 博覧会は、より多くの人が健康や医療に関する最新の情報を体験しながら学ぶことのできる「健康・医療」の祭典として、「第31回日本医学会総会」の開催期、同エリアで開催する。プログラムの詳細などは、公式サイトへ↓↓↓
https://isoukai2023.jp/index.html