「そこにいる人、物、場所からのエネルギーを感じ、体に受けとった電気信号を叩き出し、描いていく。これは絵ではなく、エネルギーの転写」
―――そう語るのは、バチェラー・バチェロレッテ司会進行で、俳優・アーティストの坂東工。
坂東工は8月6日、横浜でラクジュアリー家具を展開する展示空間「Yokohama Bayside Warehouse」で「光の透過による色彩のトリックを仕掛けた屏風」をライブペイントで披露。
今回は、開いたときに表と裏が2層になる屏風絵を制作するという。合計4枚のアクリル板に、下絵などなくいきなり直にライブペインティングしていった。
Tシャツに短パン、Amazon prime とはまるで違う坂東工がここに
制作中は、つぎつぎと訪れる人に気づくたび、顔を向け「ようこそいらっしゃいました。気軽に話しかけてくださいね」と笑顔を見せながら屏風アートを作成。
いつも「バチェラー・ジャパン」などで目にしていたスーツ姿ではなく、Tシャツに短パン姿が新鮮に映る。
絵を描いているときは、いつもこんな気さくでラフなスタイルという。
才能は「オーラアート」にたどりつく
なごやかな雰囲気のなか、ときおり周りの人と会話しながらも、手は絶えずトントンとリズミカルに動いている。なんと制作中は自分の考えではなく、体が勝手に動き出すというから、これも才能。
「そこにいる人、物、場所からのエネルギーを感じ、体に受けとった電気信号を叩き出し、描いていく。これは絵ではなく、エネルギーの転写」
彼は 2019年ごろから、ある友人に「絵を描いてほしい」と頼まれたのがきっかけとなり、その後いろいろなところから依頼がくるように。
そのスタイルには名前もなく思うがままに描いていた。のちにそれを「オーラアート」と呼ぶようになり、いまでは企業からの依頼や、個展も開くほど。
「実はこっちが表になるんだよね」
3時間が経過したころ、2層目の裏側となる3枚目のパネルを仕上げると、おもむろにひっくり返し「実はこっちが表になるんだよね」と明かし、ギャラリーを驚かせる。
裏側から描いていたのかと周囲もびっくり。「さあ、もう一枚を仕上げなきゃ」と……。
最後は屏風の木枠にパネルをはめ込む、仕上げ作業。
うしろからライトを当てると一転……!?
ようやく2層になった二曲屏風が完成。制作時間はなんと、約5時間。
この屏風は、明るい部屋では白を基調とした螺鈿や、ラメが輝く“白”を基調にした絵に見える。
ところが、うしろからライトを当てると一転。あざやかな“赤”を基調としたエネルギッシュなオーラアートに。
観客もこれには驚き「お~!」と、スタジオが拍手に包まれた。
「つかれた~。でも皆さんのおかげで完成できました。またやりたい~」
表参道「ERIC ROSE」で9/7まで坂東工“オーラアートOpen your ART”展
こうしたオーラアート坂東工の“いま”を体感するなら、東京・表参道へ。
現在、表参道「ERIC ROSE」では、アーティスト支援を目的とした、通称“登竜門カフェ”を開催中。
現在、その第1弾として、坂東工“オーラアートOpen your ART”を9月7日(水)まで展示。
モデルのエネルギーを感じ、そのエネルギーが坂東工の身体から溢れ出るように“いろかたち”として紡ぎ出されていく「オーラアート」作品。気になる人は公式Twitterをチェックして行ってみて↓↓↓
https://twitter.com/takumibando