獣医・動物・健康・食品・環境という5つの視点から、いのちが抱えるさまざまな研究と学びがある大学―――麻布大学。

大学というと、学部によってキャンパスが離れていたり、運動場が別の場所にあったりするけど、ここ麻布大学は、ひとつのキャンパスにすべてがギュッと詰まっていて、しかもいろいろな動物といっしょに過ごしている!

そんな麻布大学で8月末に行われたオープンキャンパスが、いま注目を集めている。それは、麻布大学 在学中の大学生だけで開催する「学生プレゼンツ!オープンキャンパス」。

参加した高校生と保護者たちは、「麻布大学の学生ってどんな人?」がわかるトークショーをはじめ、手術を疑似体験できる縫合体験、味覚の鋭さを体験できる官能試験、馬術部ツアー・キャンパスツアーなど、学生アイデアがいろいろ詰まったプログラムを体感。「他の大学にはないプログラムであっという間に時間が過ぎちゃった」という高校生も。

こんな「学生プレゼンツ!オープンキャンパス」を引っ張ってきた、学生スタッフのリーダーが↓↓↓

獣医学部 廣瀬絵美香さん「大学の『いいところ』を学生主体で発信」

「学生プレゼンツ!オープンキャンパス」の実現に向けて企画から運営まで先頭に立って走ってきたのが、獣医学部 獣医学科5年生の廣瀬絵美香さん。「麻布大学オープンキャンパスに来てくれる高校生たちの視点に立って、楽しいプログラムを考えてきた」という。

「麻布大学の学生って、真面目な人が多いんですよね。中でも我々学生広報スタッフは、もともと中学校・高校で生徒会や委員会活動を経験してきたような人が多く、積極的で面倒見がいい人たちが多いです。そんな麻布大学生は派手さはないんだけど、でもこの麻布大学が大好きで、その魅力を伝えたいと思って活動しています。

麻布大学はひとつのキャンパスに2学部5学科の教育・研究施設が並んでいて、そのなかに馬や犬などの動物がいっしょにいる。運動場のほかに附属動物病院や博物館もある。

そんな全国でも珍しいスタイルの麻布大学の『いいところ』を、もっと学生主体で高校生たちに発信できないか、獣医大学というとちょっとハードルが高く感じてしまうけど、そんな『イメージのハードル』を取っ払ってもらうためにも、学生主体でオープンキャンパスがつくれないかっていう想いから、『学生プレゼンツ!オープンキャンパス』の企画が走り出しました。

他学科の魅力も知ってさらに「麻布大学愛」がアップデート

わたしたち学生スタッフも、学部・学科、そして学年の壁を超えて、みんなでアイデアを出し合って、高校生の視点に立って楽しいオープンキャンパスプログラムをつくることに夢中になって走ってきました。

いつもは別の棟にいて交流もない他学科の学生たちともいっしょにプログラムをつくることで、他学科の魅力や楽しさを知りました。こうした他学科の魅力を伝えることで、またさらに、『麻布大学愛』がアップデートできて、学生たちにとっても収穫がありました。

次回の『学生プレゼンツ!オープンキャンパス』は、馬術部ツアーやキャンパスツアーの経験を活かして、さらに学生食堂やカフェでのトークイベントや、ライブ配信などもトライしてみたいですね。もっともっと、麻布大学のリアルな魅力を、高校生に届けたいと思います。ご期待ください!」(獣医学部 廣瀬絵美香さん)

獣医 動物 健康 食 環境の “いま” がひとつのキャンパスにギュッと!

ここであらためて、麻布大学について。

麻布大学は、1890年に東京獣医講習所として東京市麻布区に創設。1950年に麻布獣医科大学として開学したのがルーツ。「獣医」「動物」「健康」「食物」「環境」という5つの視点から“地球と共に生きる未来”を描ける人材を育成。他の大学にはない個性と強みがいろいろあるということで、国内外・企業・受験生から注目を集めている。

「獣医になりたい!」「動物医療・動物科学のスペシャリストになる!」という人がめざす獣医学部と、「動物や生物、自然環境、生き物のあらゆる分野を深く学びたい!」「医療、食、環境のスペシャリストになる!」という人が集まる生命・環境科学部の2学部がある。

さらに獣医学部には、獣医学科と動物応用科学科の2学科、生命・環境科学部には臨床検査技術学科・食品生命科学科・環境科学科の3学科がある。さらに2024年4月には、獣医学部 獣医保健看護学科(仮称)の設置を構想中。

キャンパスはJR横浜線 矢部駅から歩いて4分というアクセスしやすい駅近の地、神奈川県相模原市の1キャンパスには、牛や馬、犬などさまざまな動物が多数飼育されていて「関東でこんなに数多くの種類の動物がいる大学は麻布大学だけ」ともいわれている。

◆麻布大学 学部・学科紹介
https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/

麻布大学だけにある「1年次から研究室に入れるチャンス」

麻布大学は、1年次の後期から大学研究室に入って、「本物の研究」にチャレンジできる制度「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」がある。

このチャンスをつかむと「自分の専門をさらに深く掘り下げる力=コア力」「自分の専門性を広く生かすための力=広範展開力」「現場で役立つ力=実践力」の3つの力が身につくという。

さらに、この「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」を活用すれば、大学院の早期修了が可能に。

学部在籍中に大学院の授業が履修できることから、大学院修士課程を1年早く修了するチャンスも。

この早期修了で、1年分の学費が節約できるだけでなく、理系大学院修了者には大きな金銭的メリットがある。

たとえば、学部卒業者と比較して生涯年収で約数千万円も上昇することが、内閣府の調査研究で明らかになっているというから、気になる人は公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
https://www.azabu-u.ac.jp/about/program/derukui/post_24.html

おすすめ記事
埼玉工業大学 自動運転AIバスが 奈良県 明日香村の世界遺産登録候補地をオートで走りまた進化! 既存車両にAI技術を後付けし自動化、ドライバー不足や地方公共交通拡充にむけて前進_埼工大 AI AR VR 開発陣も強化
ビジネス
埼玉工業大学 自動運転AIバスが 奈良県 明日香村の世界遺産登録候補地をオートで走りまた進化! 既存車両にAI技術を後付けし自動化、ドライバー不足や地方公共交通拡充にむけて前進_埼工大 AI AR VR 開発陣も強化
「2026年、奈良県の飛鳥・藤原を世界遺産に。 そのためには、近鉄吉野線 飛鳥駅と、明日香村に点在する特別史跡キトラ古墳や高松塚古墳などを結...