大阪・梅田サウスホールで、美容師のフェス「人生に寄り添う美容を本気で考える日」が3年ぶりに開催!

LEDEAL(リーディアル)が主催する同フェスは、「関西の美容を盛り上げる!」をコンセプトとした「MIRARERU project」の一環で、「美容師として働く喜びを再認識してもらうこと」をめざして開催。

当日は、美容にまつわる人だけではなく、写真家や建築家など「人生に寄り添う」ことを信念にしている他業種の有識者を招き、スペシャル対談・カンファレンス・セミナー技術ライブを実施。

いま「話題の最新ヘッドスパ「頭浸浴」も会場に展示したほか、コロナ禍で進化した美容業界最新情報などが紹介された。

最新美容業界のトレンドを体感

出展ブースでは、最新の美容機器の体験コーナーやパーソナルカラー診断、バイオプラスチックを使用した容器で販売しているフィヨーレコスメティクスや、いま注目を集めている最新ヘッドスパ機械「頭浸浴」を取り扱うタカラベルモント、訪問美容のデモンストレーションを行うコーナーなど、さまざまな企業が出展し、最新美容のトレンドも紹介。

また、会場には SDGs の取り組みとして、カラーチューブ回収コーナーやラオスの美容、経済発展に貢献する「ラオスビューティープロジェクト」を紹介し、古着を回収するコーナーも公開した。

こうした多彩なプログラムで、会場は老若男女問わず多くの来場者がかけつけ、多くの美容関係者が来場。台風のなかの開催にも関わらず、多くの美容関係者がイベントに参加し、最新美容業界のトレンドを体感した。

SDGsへ会場内でカラーチューブ回収、ミラーロイドの展示も

会場内では、カラーチューブ回収コーナーを設置。

LEDEALでは2014年からカラーボトル回収を始め、9年間で集まったカラーボトルは総合計481kg、総額132,362円に到達。

捨てられるはずのヘアカラー容器は3個で浄水剤1錠分、35個でワクチン1回分となり、途上国の子供たちを救う支援につなげている。

またコロナで変わった美容コーナーでは、様々な美容グッズを紹介。

透明なフィルムをおでこに貼り付ける「デコハリナ」は、切った髪が顔に張り付いてしまうことを防ぎ、コロナ禍では飛沫を防ぐ目的でも活用された。

さらに、「ディスポマスク」は、シャンプーやカラーで濡れてしまうマスクの耳ひもをなくし、マスクの鼻の部分にシールをつけることで施術中でも邪魔にならず、コロナ禍で好まれたアイテムのひとつ。

会場内では次世代型カウンセリングミラーである「ミラーロイド」も展示。

ミラーロイドでは、施術前の写真を撮って施術前後の比較をしたり、髪の毛の色を変え自分に合った髪色かどうかを事前に確認することができるなど、普段挑戦しづらい色味も鏡越しの自分を通して気軽に体験できる。

また美容師がセットしているようすを動画で撮影し、顧客と共有することもできる。

遠隔でも顧客が自宅でかんたんに美容師のセットを再現することができるなど、美容業界のIOT化を急速に進める技術として近年注目を集めている。

美容業界をけん引してきた湯谷さんと力丸さんが見つめる美容師の仕事とは

イベント冒頭では、長らく美容業界をけん引してきた湯谷さんと現代の美容業界をリードしている力丸さんの世代を超えた二人の美容師を招き、それぞれが考える美容師の仕事について話した。

湯谷さんは「美容師はよもやま話が大事。そこにヘアデザインのヒントが隠されている。」と。また、客とのよもやま話を大切にしなかった結果生まれた失敗談なども明かし、会場には共感する声もあった。

さらに力丸さんは、「お客様と長く付き合うためには、お客様の年齢を重ねられた変化に寄り添った提案が大事」と語り、客に安心して任せてもらうために男性美容師には清潔感も大切だと伝えた。

また、昨今の美容学生から「教育環境が整っているところがいい」という声を多く聞くことに対して湯谷さんは、「この仕事を好きになりなさい」とも。

さらに、「お客様がキレイになって喜んで帰ってくれる。こんなにいい仕事はない」と美容師という職業への魅力を熱く語るなど、新旧の美容業界をけん引する2人に、来場した多くの美容師が真剣な眼差しでトークを聞いていた。

人生の門出を演出する3名が考える「人生に寄り添う」プロデュースとは

イベント中盤では、ブライダルプランナーの池田さん、写真家の中道さん、建築家の村尾さんというそれぞれ異なるバックボーンを持ちながら、「人生に寄り添うこと」を大切にされている異業種の三人のスペシャルコラボを実施。

池田さんは「人生に寄り添うことが一番大切であり、お客様が人生の中で歩んできた大切なことを振り返りながら接することが重要」と。

また中道さんは相手が求めることを与えていくという「お客様が何を望んでいるのか同じ目線になることが重要」と伝えた。

さらに村尾さんは空間作りのプロとして「喜び・感謝・愛」を大切にしていると語り、「やりがいは自身の創造心の中で生まれていく」と答え、「喜び、感謝を大事にすることで良い空間になっていく」と語った。

それぞれ異なるフィールドながら、相手を思い行動することなど共通している点が多く、最後に池田さんは「美容師さんは一生涯お客様に寄り添える仕事だから羨ましい」と語り、他業種でありながらも一生寄り添うことができる美容師という職業への羨望の思いを伝えた。

理学療法士×医師から見た美容師としての女性の働き方を考える

長時間の立ち仕事、不定期のシフト、美容師を長く続けていく上で家庭との両立や体調面の管理が難しい女性美容師、女性だからこその観点で見る「美容師の働き方」についてもトーク。

当日は、医師の中川先生が女性の身体の仕組みや、女性の身体や更年期について解説。

男性参加者は驚きの表情を見せながら、ホルモンバランスの変化によって起こる女性の変化に注目が集まった。

こうしたプログラムで女性の身体の仕組みを理解することで、より良い女性の働き方や男性社員のサポートについて考える機会にもなった。

写真家が語る美容師との共通点とは

ハービー・山口さんが撮影された150点の写真とともに「美容師との共通点」についてトーク。

ハービー・山口さんは、出会った美容師について、類まれな行動力で海外にて美容師としての華やかなキャリアを築き上げたものの「お客さんをカッコ良くしたい」というシンプルな思いに立ち返り、現在東京にて美容室で活躍していることを伝えた。

「僕もその人と同じ。映る人の明日の幸せを心から祈ってシャッターを切っている」というハービー・山口さん。その思いが通じたのか、ハービー・山口さんが写真に収めた方々は武道館ライブが成功したり、就職活動で良い結果がでたりと実際に幸せを手にしたことも伝えた。

また、何気ない日常風景を切り取ったハービー・山口さんの写真は、温かく、どこか懐かしさを覚えるような印象ながら、その中に人々の凛とした美しさが際立つ。

「相手の幸せを祈ることで相手にも感謝される」と話すハービー・山口さんの写真は会場にも飾られ、ヘアスタイルでの表現の自由さやその人の人格や人生、生き方までも表しているようだった。

人生を支える異業種3名が考える「人生に寄り添う」プロデュースとは

そして、女性初のテーラー・オーダーメイドスーツのブランドを経営する勝友美さん、納棺師として人生の最期の瞬間に寄り添ってきた吉永直樹さん、看護師として患者さんの健康に寄り添ってきた森山佐恵さん、美容業界ではなく他業種で人の人生に寄り添ってきた3人に「人生に寄り添う」をテーマにトーク。

「喜びも悲しみも分かち合えた時、人生に寄り添えたと感じる」と話した勝さんは、「オーダーメイドのスーツは未来への投資。そういう点では美容室で髪を整えることもなりたい未来の自分への投資だと思います」と。

また、「他人にも自分にも興味を持つこと」が人生に寄り添うことにつながるという森山さんは「人生は一期一会、自分の人生を絶対に楽しむという気持ちを持つこと」を大切にしているという。

仕事のやりがいに関しての質問では吉永さんから「ご家族様からの“ありがとう”という言葉が“この仕事をやってきてよかった“と糧になる。“ありがとう”という言葉を大事にしていると自分にも返ってくる。内面を知ろうという工夫が仕事のパフォーマンスを上げるのではないか」と伝え、美容師へエールを送った。

有名美容師YouTuberによる「THE FIRST CHANGE LIVE」がラストを飾る

YouTube「マツカワリュウドウBASSARIヘアチャンネル」を展開し、多くの女性をヘアカットの技術とメイクで大変身させてきたフリーランス美容師マツカワリュウドウさん。

今回の美容師フェス「人生に寄り添う美容を本気で考える日」では、、同YouTubeチャンネルで活躍されているヘアメイクのハヤカワユカリさんとともにライブでのヘアカット「THE FIRST CHANGE LIVE」に挑戦。

設備が整っていない中でも長年の技術とセンスが生み出す適格なハサミ裁きでカット。

また施術中には、来場している美容師たちが実際に自分のサロンでも活用できるよう、使用しているハサミやヘアカットの技術について細かく説明。

施術前、緊張でこわばっていたカットモデルの表情は、施術が進むにつれどんどん明るい晴れやかな表情へ変化していったのが印象的。

「昔ステージ4のがんが見つかったというお客様とお会いして、そのとき改めて次に会えなくなってしまうお客様がいることに気付いた。常にそういうお客様がいらっしゃることを意識して、さまざまなご事情を抱えながらも自分を頼って来ていただいたお客様に全力でお応えしたい。

だからこそ、普段のお客様への言葉遣いや動画内での見せ方にはとくに注意している。根本にあるのは情熱。かっこよくなってもらいたい、かわいくなってもらいたいという気持ちを常にお客様に注いで施術している」

そう語るマツカワさんの言葉を表すようにカットモデルの女性は、新しいヘアスタイル、新しい自分との出会いに胸を高鳴らせたような自信に満ちた表情に―――。

LEDEAL「美容師の仕事の必要性を再認識できるイベントに

美容師のフェス「人生に寄り添う美容を本気で考える日」を主催するLEDEAL(リーディアル)は、こう伝えている。

「『テーマに共感したことが参加の決め手となった』と登壇者の方々が口々におっしゃられ、来場者だけでなく、運営者側からも非常に関心が高かったことが伺える今回のイベントのテーマ「人生に寄り添う美容を本気で考える日」。

普段は意識しないものの生まれてから最後の時を迎えるときまで、私たちは髪にまつわる多くの瞬間を美容師と共にしています。

生涯顧客と向き合う美容師だからこそ顧客の「人生に寄り添う」ことができる美容師の仕事の必要性を再認識できるイベントでした。

当日行われたカンファレンスや企業セミナー、会場で流れた動画などを収めた映像はYouTubeからご覧いただけます」

関西の美容を盛り上げる!「MIRARERU project」

「MIRARERU project」は、2015年に「関西の美容を盛り上げる!」をコンセプトに関西の女性に美意識向上を高めるきっかけ作りの場として開始。約40の美容ブースを集結させ、美容師に拘らず1,500人以上が足を運んだ。

これまでのイベントでは、一般女性の「キレイになるための方法を知りたい」という気持ちを応援するため、美容室ならではのカットやヘアカラーだけではない、美容室専売のヘアケアアイテムやオリジナルのアロマトリートメント作成などを通じて、髪のケア意識を高めるきっかけづくりをめざしてきた。

また、内面からキレイになるためのドリンクなどのブースを多数用意して、まだまだ知られていないサロンメニューを紹介し、製品を実際に体験してもらうことで、美容全般に対しての意識を高めてもらえるよう発信してきた。

今後も「関西の美容を盛り上げる」という大きなコンセプトは変えずに、美容師という職業にスポットをあて、美容業界から関西を盛り上げていくという。

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