Snap、チャット、ストーリー、Spotlight、マップ、メモリーズなど、画像・動画 共有アプリとして、世界中で月間利用者数6億人を突破するほど人気のビジュアルコミュニケーションアプリ Snapchat(スナップチャット スナチャ)が、こんどは「世界中で心肺蘇生法が学べる心肺蘇生法(CPR)レンズ」を提供!
Snapchat(スナップチャット)を運営する Snap は、10月16日の「World Restart a Heart Day」に合わせ、IFRC(国際赤十字・赤新月社連盟)のグローバル・ファーストエイド・リファレンスセンターを通じて、ソーシャルテクノロジー会社の GoSpooky と協力し、心肺蘇生の基本的な手順を実演する新しいAR体験レンズをリリースする。
命を救うことができる処置方法を実例とともに表示
全世界でリリースされ、日本語に対応した新しいレンズは、Snap が誇る AR 技術で、蘇生法について学ぶだけでなく、命を救うことができる処置方法を実例とともに表示。
この機能によって、スナップチャットユーザーに緊急事態が発生した際に取るべき行動がわかり、心肺蘇生法の基本を段階的に学べるのがポイント。また、繰り返し学習できるのもうれしい。
この学習体験は、オランダに拠点を置くソーシャルテクノロジーエージェンシー GoSpooky が、IFRCのグローバル・ファーストエイド・リファレンスセンター の協力のもとで構築。
同社は、Snapchat のツールと高度な機械学習モデルを使い、新しい没入型の方法でストーリーを伝え、教育を支援する体験をつくり出し、AR の限界を押し広げてきた。
具体的な学習と表示の流れ
具体的には、スナップコードまたは Snapchat のカルーセルでレンズを開くと、等身大のデジタル傷病者が部屋の中にいるユーザーの側に現れ、次のような流れで心肺蘇生法の重要な手順を表示してくれる。
◆反応の確認 → 呼吸の確認 → 助けを呼ぶ(通報) → 胸骨圧迫 → 人工呼吸の実施 → AEDの使用
同時に、圧迫の頻度や速度といった要素も教わることができ、複数の選択問題によって各手順を明確化できる。
この取り組みは、正式な心肺蘇生法のトレーニングに代わるものではないものの、心肺蘇生法の基本的な手順と重要性を教え、そのような状況下で行動する自信と意欲を高められる。
こうして新たなレンズを使うことで、スナップチャットユーザーは、地域の赤十字社のウェブサイトにアクセスし、より詳しい情報を得たり、実際にトレーニングに参加する方法を探すようになる。
IFRCパスカル・カッサン博士「救命技術を学ぶ絶好機会」
IFRCグローバル・ファーストエイド・リファレンスセンター長のパスカル・カッサン博士は、今回の新たなARレンズについてこう伝えている。
「Snapchatとコラボレーションすることで、より多くの受講者に接することができ、応急処置の習得の重要性を唱え、心停止に関する意識を高めることができるのは、大きなよろこびです。
わたしたちは、テクノロジーを学習に活用することが、これまで以上に重要だと考えています。 講師による実習と組み合わせることで、学習効果の向上に貢献することができます。
だからこそ、World Restart A Heart Day に際して、Snapchat と GoSpooky とともにこの ARレンズを提供することは、世界中のユーザーの関心を促し、救命技術を学んでもらうための絶好の機会なのです」
また、Snap 日本の長谷川倫也 代表は、Snapchat の心肺蘇生法(CPR)レンズについて、こう期待を込める。
「わたしたちは、IFRC(国際赤十字・赤新月社連盟)と協力して、心肺蘇生法(CPR)レンズを発表することをうれしく思います。
このAR(拡張現実)レンズは、スナップチャッターに緊急事態に陥ったときに取るべき重要な手順について教育することを目的とし、CPRの基本を段階的に学習することができます。
また、この体験は繰り返し行うことができ、学習効果を高めることができます。
10月16日の World Restart A Heart Initiative にさいして、我々はこのレンズをすべての人に提供する予定です」
◆Snapchat
https://apps.apple.com/jp/app/snapchat/id447188370
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.snapchat.android&hl=ja&gl=US