1973(昭和48)年に整備新幹線 5路線の計画が公表されてことし2023年で半世紀 50年。

その整備新幹線 5路線のひとつ、北陸新幹線(整備新幹線)東京〜大阪は、すでに金沢までが開業し、来年2024年3月に、50年のときを経ていよいよ敦賀まで延伸開業する。

そんな50年目のきょう9月23日、延伸開業にむけて着々と整備された軌道の上を、初めて新幹線車両が駆け抜けた。

走り初めを担ったのは、旅客車両ではなく、JR西日本のくるまでもなく、JR東日本の新幹線 E926形 電気・軌道総合検測車 East-i(仙台 新幹線総合車両センター所属)。

画像↑↑↑は、モーターカーや保線車両が行き来していた痕跡がある、ま新しい線路上に、ゆっくりと East-i が芦原温泉駅に入ってくる姿。

芦原温泉で「北陸新幹線(金沢・敦賀間)初入線歓迎式典」

JR東日本 新幹線 E926形 電気・軌道総合検測車 East-i はこの日、白山総合車両所を1時56分に出庫し、いったん金沢まで上り、金沢209着 228発、小松437着 505発、加賀温泉728着。

加賀温泉で本線・待避線の出し入れ検測を経て、ここ芦原温泉に9時すぎにゆっくりと入ってきた。

芦原温泉では、「北陸新幹線(金沢・敦賀間)初入線歓迎式典」が行われ、地元政治家をはじめ、国土交通省、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、福井県議会、沿線市町、福井県北陸新幹線建設促進同盟会などの代表者たちが参列し、50年越しの“新幹線車両土俵入り”を目の当たりにし、祝福した。

現場で明らかになった次のような興味深いトピックスは、別の記事で伝えるとして、ここでは福井県 杉本達治 知事の強い想いを―――。

◆検測・試運転スケジュール

◆新幹線軌道の総合監査・検査の違い

◆JR東日本 East-i とJR西日本 W7系 の役割分担

福井県「敦賀での乗り換えを楽しむ仕組みを」

石川・福井の県境を越え、福井県敦賀市までいよいよ新幹線が走り出すなか、西へ目をむけると、これまで在来線 特急 サンダーバード(大阪~金沢・和倉温泉)や 特急 しらさぎ(名古屋・米原~金沢)で行けた福井や芦原温泉、加賀温泉、金沢などが、敦賀で新幹線・在来線の乗り換えが生まれることで、いろいろ話が盛り上がった。

こうした「敦賀が終点・始点」という2024年以降について、福井県 杉本達治 知事は、新しい在来線・新幹線の旅を、こう語ってくれた。

「北陸新幹線の現状の終点である福井県で、北陸新幹線の魅力をどんどん発信し、1日も早く、大阪への延伸へと結びつけていきたいです。

新幹線の終点効果といって、これから敦賀が『気づかず通り過ぎる敦賀』から、『いったん立ち寄れる敦賀』になります。

そこで、JR各社ともしっかり連携しながら、敦賀での乗り換えを楽しむ仕組み、楽しい敦賀の途中下車時間をつくっていきたいと考えています」

―――東京と福井 敦賀が新幹線で結ばれると、大阪・名古屋からの移動の楽しみも変わる。そんな新しい旅の時間が、東西で生まれる予感。

JR東日本 新幹線 E926形 電気・軌道総合検測車 East-i による総合監査・検査が終わると、いよいよ、JE西日本 W7系 による260km/h試運転が、北陸新幹線 金沢〜敦賀 で始まる。

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