1967年(昭和42年)、東京・練馬のオアシス、石神井公園の南に竣工した、総戸数490戸(鉄筋コンクリート造地上5階建、全9棟)、東京23区内最大級の大型団地―――「石神井公園団地」。

この石神井公園団地ができてから43年の時を経た2010年に建替え推進決議が決まり、住民・自治体・ディベロッパーなどの協議を重ね、2019年に建替えが決議され、2020年に解体工事着手。

2023年9月、新たにこの地に誕生したのが―――。

「Brillia City 石神井公園 ATLAS」

石神井公園団地の竣工から56年、この土地に新たに生まれた新築分譲マンションが、「Brillia City 石神井公園 ATLAS」。

この「石神井公園団地マンション建替事業」に参加組合員として参画したのが、東京建物、旭化成不動産レジデンス、URリンケージの3社。

3社は、石神井公園団地マンション建替組合とともにすすめ、協議を重ねて、ことし2023年9月に竣工へとこぎつけた。

11月19日には、「Brillia City 石神井公園 ATLAS」竣工記念イベント「SHAKUJII HAPPINESS FESTA」が開催され、山田五郎氏(評論家)、石神井公園団地マンション建替組合 黒河内剛 理事長、Polaris 大槻昌美 代表取締役、東京建物 プロジェクト開発部・事業推進グループ 大橋利安 グループリーダーが登場し、テープカットやトークセッションで住民たちと竣工を祝った。

大型団地をマンションに再生する一括建替事業

地上8階建て、総住戸数844戸の大規模分譲マンション「Brillia City 石神井公園 ATLAS」は、全棟南方位かつゆとりある配棟計画としているほか、旧団地から移植した樹木を含む敷地内緑化により、豊かな自然に囲まれた住環境を実現。

築54年、23区内最大級の大型団地を844戸のマンションに再生する一括建替事業「石神井公園団地マンション建替事業」で、旧団地のコミュニティを承継しながら新たなコミュニティを形成する施設計画として注目を集めている。

また、住戸数は団地時代の490戸から、マンション化後に844戸(販売総戸数543戸)へと増え、団地住民と新規購入住民との円滑なコミュニケーションも図れるよう、いろいろな仕掛けや空間が用意されている点も特長のひとつ。

「Brillia City 石神井公園 ATLAS」の特長

今回の「石神井公園団地マンション建替事業」では、旧団地住民、新規契約者、地域住民との早期のコミュニティ形成を図るため、マンション販売センター内に地域交流拠点「Shakuji-ii BASE」(シャクジイイベース)を設置し、コミュニケーションの場の創出や、新たに石神井エリアへ引越してきた住民が楽しく暮らせるような取り組みを展開。「Brillia City 石神井公園 ATLAS」内にも「Shakuji-ii BASE」の後継となる施設を設置していく。

また、お祝い事などに利用できる「パーティールーム」や、リモートワーク・勉強などに利用できる「スタディルーム」といった大規模マンションならではの多彩な共用施設を備えることで、居住者の健康と安全・安心、活発なコミュニケーションの醸成をサポートしていく。

―――竣工して間もない「Brillia City 石神井公園 ATLAS」で11月19日に開かれたイベント「SHAKUJII HAPPINESS FESTA」には、晴天にも恵まれ、住民たち(旧団地住民や新規契約者たち)が大勢駆けつけ、山田五郎氏らのステージトークショーに耳を傾けた。

かつて練馬に住んでいたことがある山田氏は、この「石神井公園団地マンション建替事業」について、こんな感想をもらしていた。

「建物の老朽化、そして超高齢化 っていう流れで、石神井公園団地を再生することになり、住民の方の合意がなければできないことですので、何もないところに建物を建てるとか、商業地域を再開発するっていうのとはまるで違うご苦労があったんじゃないかと思います。いまこうして住民の方たちでにぎわっている姿をみて、あらためてコミュニティ形成の大事さを感じました」

―――「Brillia City 石神井公園 ATLAS」は、11月18~27日の間、第四期1次 登録申込を受け付けている。
https://shakujiikoen.brillia.com/

おすすめ記事