「カカオに携わるすべてが幸せであってほしい」という、ロッテのたったひとつの思いから生まれたプロジェクト「LOTTE DO Cacao」のなかで、また新しい商品とアップサイクルアイテムが登場。
まずは新商品の話題。「LOTTE DO Cacao」の第三弾商品「DO Cacao chocolate」が、LOTTE DO Cacao STORE(JR渋谷駅から徒歩7分)とロッテオンラインモールにて、数量限定で発売中。
カカオ豆の発酵・乾燥方法によって変わる香りが体験できる
この「DO Cacao chocolate」は、カカオ豆の発酵・乾燥方法によって変わる香りを体験いただける3種類のチョコレート。
パプアニューギニアでカカオ豆の栽培から研究に取り組んでいるなかで生まれたカカオ豆を使用し、シンプルなパッケージでメッセージを入れてプレゼントなどにもできる点がポイント。
LOTTE DO Cacao STORE では、3種類の⾷べ⽐べメニュー3種×1粒(イートイン)が400円、各種単品物販2粒⼊/袋は220円。ロッテオンラインモールは3種類の⾷べ⽐べアソートBOX 9袋⼊(3種×3袋)数量限定が2292円。
DO Cacao chocolate スタンダード―――パッションフルーツのようなみずみずしい酸味とレーズンのようなフルーティーな香り
カカオ豆を発酵させる際、発酵による温度上昇を抑えた低温キープ発酵と、薪火乾燥によってフルーティーな香りを作り出した、DO Cacao chocolate のスタンダードな味わい。
◆スタンダード発酵―――低温条件を一定期間キープし、酵母が働きやすい条件にした低温キープ発酵で、短期間で発酵させることでカカオ豆本来の香りを生かした品。パプアニューギニアのカカオ豆は未発酵の状態でもレーズンのような香りを持ち、この特長を生かした発酵方法で、薪火での高温短時間乾燥により発酵由来の酸味が残りやすいのも特徴。
内容量:2粒入り
テイクアウト価格:237円(税抜220円)
DO Cacao chocolate バナナ発酵―――まろやかなバナナのような甘く芳醇な香り
カカオ豆を「バナナ」と合わせてじっくり発酵・乾燥させ、両素材の特長を生かした、まろやかで芳醇な香りを作り出しました。
◆バナナ発酵―――カカオ豆と研究農園の近く採れたバナナを合わせて低温で、スタンダード発酵の約2倍の長時間発酵させている。カカオ豆とバナナを一緒に発酵することで、ヨーグルトのような新しい味わいが生まれた。乾燥方法はスタンダートと同じ薪火乾燥で、バナナ発酵により非常にフルーティーでまろやかな品質が特長。
内容量:2粒入り
テイクアウト価格:237円(税抜220円)
DO Cacao chocolate 天日乾燥―――ナッツのようにコク深く香ばしいカカオの香り
発酵後のカカオ豆を「天日」でじっくり乾燥することで、ナッツのような香りに。
(乾燥不十分な場合は、薪火乾燥を併用する場合もあり)
◆天日乾燥―――スタンダードと同じ低温キープ発酵ですが、乾燥方法が異なる。天日を使いじっくりと乾燥せることで酸味が抜け、ナッツ感が生み出される。乾燥が甘いと、腐敗臭が生まれてしまうから、定期的な状態確認が非常に重要。状態に応じて風通しの良い場所に移動させるなど、工夫を凝らしているのもポイント。
内容量:2粒入り
テイクアウト価格:237円(税抜220円)
ロッテ中央研究所 担当者「ゆっくりと口で溶かして香りを楽しんで」
「パプアニューギニアのカカオ豆は未発酵でも香り高く、高品質のカカオ豆ができる反面、発酵乾燥によって風味を変えることが難しいものでした。
ただ、7年の発酵乾燥研究で、カカオ豆の香りを活かしながら新しい風味を生み出す製法を見つけ出しました。
いままでの2倍以上の発酵期間をかけたり、日本酒の製法を応用したバナナ発酵、緩やかに乾燥をコントロールする乾燥方法。どちらも独自性の高い製法です。
現時点では量産には向きませんが、逆にそれだからこそ生み出せる味ができました。
カカオにはまだまだ可能性がある。チョコレートファンにワクワクを感じていただける3品ができたと思っています。
ゆっくりと口で溶かしていただきながら広がる香りをお楽しみください」
(ロッテ中央研究所 チョコ・ビス研究部 チョコレート研究一課 五十嵐拓磨氏)
カカオハスクのアップサイクルしたパジャマやアイマスクも制作・販売
カカオハスクのアップサイクルを通じた、新たなカカオの魅力・価値の発見
ロッテの新たなカカオの可能性を追求していく「LOTTE DO Cacao」で、もうひとつ新アイテムは、アップサイクル。
「LOTTE DO Cacao」では、ロッテ浦和工場でつくるチョコレートの製造過程で出たカカオハスクを有効活用したアップサイクル商品を、異業種の外部パートナーとの共創により開発。
第三弾となる今回は、カカオハスクで染色をしたロッテ初の「パジャマ」と「アイマスク」を制作し、SLEEPY SLEEPY 実店舗とオンラインショップで販売している。
「アイマスク」は、昨年朝日小学生新聞の「カカオハスクアイデアコンテスト」の佳作になった「アイマスクシート」を参考にし、子どもたちのアイデアを具現化した最初の商品。
今後もロッテは、アップサイクルを通じて、新たなカカオの魅力や価値の発見を行っていくという。
環境に優しい染色法「ボタニカルダイ」から生まれた、ロッテ初のパジャマ
今回は、「人生の3分の1から、幸せに。」をコンセプトに、“大切なギフト”として愛されるパジャマ、ルームウェアを展開するブランド「SLEEPY SLEEPY」とコラボレーション。
自然とのつながりを感じられる「ボタニカルダイ」という染色方法を使い、ボタニカルダイならではの自然な風合いで染められたユニークな表情が楽しめる生地を採用。
カカオから抽出された自然由来のナチュラルカラーにより、おうちでの上質なリラックスタイムを過ごせる。
化学染料を使わないので、肌にも優しい仕上がりに。
カカオの美しい果実のフォルムを、SLEEPY SLEEPY ならではの華やかなデザインに落とし込んだ一着は、プリントではなく刺繍にすることで、さらに一着一着が特別なものになるように、願いを込められている。
また、カカオの風合いも刺繍で表現している点もポイント。
パジャマといっしょに発売する「アイマスク」は「カカオハスクアイデアコンテスト2022」で応募いただいた「アイマスクシート」を参考に制作。今後も子どもたちのアイデアを具現化していく予定。
すべては『カカオに携わるすべてが幸せであってほしい』という思いから
ロッテのチョコレート事業は、原料であるカカオの生産から、生活者の手元に届き体験するまで、そのすべてが、何年経っても持続可能な状態であり続ける未来の実現をめざしている。
それに向けての取り組みが「カカオサイクル」。
2015年から開始した「LOTTE DO Cacao」は、ロッテのチョコレート事業の中心で、カカオサイクル実現のための“先行実験の場”として、さまざまな取り組みを展開中。
2023年は、原料であるカカオ豆の生産をパプアニューギニアのカカオ研究農園づくりから取り組み、大量生産ではなくひとつずつ手作業でチョコレートに仕上げていくという、こだわりをつめ込んだ「DO Cacao chocolate」、アップサイクルの取り組みとしてカカオハスクを有効活用したロッテ初となるクラフトジン「CACAO GIN」、ボタニカルダイという環境に優しい染色方法で絹糸を染色し織りあげたネクタイ「CACAO TIE」などを発売してきた。
「今後もより多角的で、既存事業に縛られない実験的な取り組みを重ね、将来的には「LOTTE DO Cacao」を通じて得たノウハウなどを、ロッテのチョコレート事業全体の取り組みにおけるカカオサイクルへ生かしていく」というから、注目を↓↓↓
https://www.lotte.co.jp/products/brand/docacao/shop/