鍛冶を中心とした金属加工業の盛んなものづくりの街、新潟県三条市で1969年から産業用機器部品加工を手がける老舗メーカー SANKA 。
SANKA が長年、産業用機器・部品製造で培った経験と技術を活かした独自開発新商品「CLEAN BOX(クリーンボックス)SCB-20」が、7月1日に家電量販店や各ECサイトなどで発売される。市場想定価格は6万円前後。
先代モデルでも「匂いまったくなし! オススメ!」「本当に買ってよかったです」といったユーザーの声で評判だった「CLEAN BOX」(クリーンボックス)が、型番 SCB-20 でどこが進化したか。先代モデルから継承するアドバンテージとともに、チェックしていこう。
ゴミをマイナス11度で冷凍、臭いを根本解決
SANKA「CLEAN BOX(クリーンボックス)SCB-020」(7/1~発売)は、放置しておくとたちまち悪臭を放つ生ゴミや使用後おむつ・ペットシート などをマイナス11度 冷凍で凍らせて臭いの発生をおさえる“冷凍ゴミ箱”。
容量は、「SCB-20」という型番のとおり、20リットル。高さは一般的な人の“ひざ上”ほどの69センチで、キッチンテーブルの下にも収まる。幅は23センチだから、部屋の空間をじゃませず置きやすい。
おしっこ臭81%減、腐った魚臭92%減
その消臭効果は、常温放置と比べて おしっこ(アンモニア)臭が81%減、腐った魚の臭い(トリメチルアミン)は91%減を実現。
「乾燥タイプと迷ったけど、乾燥タイプは時間もかかるし、きちんと乾燥されないものもあるみたいなのでこちらにしました。買って大正解!ホントにカチカチに凍ってくれて、匂いも全然しないし、燃えるゴミの日が週2なので、この大きさで家族3人暮らしにピッタリでした」という声も。
新型フックでかんたんポイっ
SANKA「CLEAN BOX(クリーンボックス)SCB-020」(7/1~発売)では、ゴミ箱がかんたんに脱着できるフックを新開発。
ゴミを捨てるときも、可燃ごみとしてまとめるときも、かんたんポイっで完結する。
また底面には、不意に足などをぶつけても緩和できるよう、プロテクターを新たに装着した。
さらに、新色ボディのホワイトとブラックを追加し、シルバーとの3色から選べるのもうれしい。
ファンレスで駆動音も静か
電源を入れて間もなくや、熱いものを入れ庫内の温度が上がるとコンプレッサーが作動。そのコンプレッサー音も「生活音のなかではほとんど気にならないほどの音」という。
また、ファンレス構造なので、温度が安定すると停止し無音になることから、「ゴミ箱として違和感なく使える」「スリムで場所を取らない」「デザインが良い」「静音性抜群」「キャスターが付いているため掃除や移動が楽」といったユーザーの声も。
電気代は 1日 10.6円
SANKA「CLEAN BOX(クリーンボックス)SCB-020」(7/1~発売)の年間でかかる電気代は、一般的な家庭での利用想定で約3,860円ほど(年間消費電力量124.5kWh/年、電気代31円/kWhとして算出)。
一日たったの10.6円で、嫌な臭いを気にすることなく過ごせるのは、ありがたい。
保育所や介護施設でも活躍
また、SANKA CLEAN BOX(クリーンボックス)は、保育所や介護施設、自治体からも注目を集める。
たとえば、保育園で発生した使用済み紙おむつは、保育園で処分するのではなく、保護者が自宅に持ち帰って可燃物として処理するケースがある。
そこには、パパ・ママ・保護者の負担に加えて、園児ごとに使用済み紙おむつを分別する手間が要る保育士にも負担がかかっている。さらに、事業者で発生した使用済み紙おむつを事業者が処分する場合は、産業廃棄物として処分するという規則に従わなければならなかった。
こうした課題を解決すべく、保育対策総合支援事業費補助金などを活用し、SANKA CLEAN BOX(クリーンボックス)を購入する事例も増えている。
この保育所の事例のほか、超高齢化社会で高まる介護施設のニーズにも、SANKA は応えていくという。
SANKA 家電事業部 笠原祐二氏