「これなんだ? あーそういうことか!」「えっ!これ 1 か月後の“進化”がみてみたい!」「あーなんて居心地がいいアート空間なんだ」
―――そんなオーディエンスの「やわらかな試行錯誤」な声が聞こえてくる、現代アートフェスティバル「Art Squiggle Yokohama 2024」(アートスクイグルヨコハマ 2024)が、いよいよ横浜 山下ふ頭で開幕。
9月1日(までの45日間、横浜で初開催する「Art Squiggle Yokohama 2024」の会場では、アーティストやコレクティブなど総勢16組による作品を展示し、そのなかの8組がこのイベントのために制作した新作を初披露。
自分のペースで“現代アートの旅”へ
「Art Squiggle Yokohama 2024」(7/19~9/1 @横浜 山下ふ頭)は、総勢16組のアーティストやコレクティブが大型倉庫空間を十分に活かした展示に参加し、ワークショップや音楽ライブイベントなど、コンテンツが盛りだくさん。
会場は、空間デザイナー西尾健史が空間設計し、来場者はまるで迷路のように構成された空間を好きな順番でたどりながらアートを体感できる。
また、デザイナー山口萌子によるグラフィックや什器デザインが並ぶ会場内で、来場者は思い思いに過ごせるのも楽しい。
たとえば、「スクイグル」をテーマに選ばれた書籍が100冊並ぶライブラリー&ラウンジでは、本を手に取り、考えを巡らせたり誰かと対話をしたりする場として、それぞれのペースでゆっくり“現代アートの旅”ができる。
さらに、会場となる山下ふ頭・4号上屋は、日本の高度経済成長を支えてきた時代のアイコンで、巨大な建屋を支えるトラス構造建築は、昭和の建築技術の粋を集めた圧倒的なスケール感の内部空間であることにも注目を。
「この瞬間にしか存在しない色を目撃」
各作家による展示ブースでは、大型の倉庫空間を活かしたアート作品が―――。
たとえば、河野未彩が発表する作品《HUE MOMENTS》(2024)は、白い光のなかに7色の影をつくるペンダントライト「RGB_Light」を開発する際のインスピレーションとなった、「光の三原色」の原理を再解釈したインスタレーション作品。
色相が移り変わる周期はそれぞれの光源で異なり、45日間一瞬も同じ色が現れない。
「鑑賞体験を通じて光と影の関係性や、そこにある多様性を感じるとともに、この瞬間にしか存在しない色を目撃して」
人間とサボテンが築く風景
また、《港 / Manicured Cactuses》(2024)を発表する建築コレクティブ・GROUP は、サボテンを見つめることで、テーブルや棚の一部として採用し、新しい家具の構造物としてサボテンを提案。
リサーチャー・原ちけい、音楽家・土井樹、植物に関する専門家・越路ガーデン(西尾耀輔)を迎え、建築の知見だけではなく多角的にサボテンを見つめ直した作品。
約100平米の空間をサボテンのある広場にし、人間とサボテンが築けたかもしれない風景として展示している。
絶景と現代アートと地ビールと
イベント会場内(屋外)では週末を中心にフードトラックも営業。
オフィシャルバーでは、暑い夏にぴったりなソフトドリンク・アルコールなどのドリンクも手にできる。この風景といっしょに呑むビールがまた最高。
アルコールには、横浜市内で最も長い歴史を持つローカルビアカンパニーの「横浜ビール」や、90年の歴史を持つ台湾最大のビール・ブランドの「台湾ビール」がラインナップ。
「横浜ビール」からはグビグビ飲める味わいの IPA や、心地よい柑橘の香りが爽やかなピルスナーなど横浜で愛されるビール各種が、「台湾ビール」からは台湾でも大人気の「マンゴー(香郁芒果)」、「パイナップル(甘甜鳳梨)」をはじめとした台湾フルーツ果汁がたっぷり入った飲みやすいフルーツビールなどを楽しんでみて。
オリジナルアートブックが完成
また会場では、各現代アートの解説シートを集めて会場で綴ると、自分だけのオリジナルアートブックが完成。これも「Art Squiggle Yokohama 2024」(7/19~9/1 @横浜 山下ふ頭)のおもしろいところ。
オープン前日の7月18日には、マイナビ 落合和之 執行役員、マイナビ イベントマーケティング事業部 イベントプランニング部 細野ゆりか 部長をはじめ、宇留野圭/河野未彩/川谷光平/小林健太/中島佑太/沼田侑香/GROUP/光岡幸一/山田愛らアーティストが参加し、封切りを盛り上げた。
7/27.28 8/10.11 には音楽ライブも!
そして、「Art Squiggle Yokohama 2024」(7/19~9/1 @横浜 山下ふ頭)では、横浜港を臨む開放的な屋外スペースに設置された大型テント「スクイグルパーク」内で、週末限定 Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)音楽ライブも開催。
7月27日は、2021年12月に現名義での活動を本格的にスタートして以降、注目を集めるシンガーソングライター Sincere(シンシア)が登場。また、DJセットには DJ KRO と DJ Cecum が登場し、クールにブースト。
7月28日には、2018年に ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSによりユニットを結成以降、ヒップホップにとらわれずシティポップなどの音楽も取り入れて活動する FNCY(ファンシー)が登場。ライブセットの前には、ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESS がそれぞれ DJセットにも参加するから、要チェック。
8月10日は、ベースに加え、ギターや鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤーの河原太朗のソロ・プロジェクト TENDRE(テンダー)が登場。DJセットには、DJ KAWASAKI、社長 from SOIL&"PIMP"SESSIONSが参加。
8月11日は、これまでに7枚のアルバムをリリースしさまざまなライブに参加しながら、昨年は米の人気アーティストGinger Rootとのコラボ曲「水面に、アイス」を発表し話題を呼んだ YeYe(ィエィエ)が登場。DJセットにはDJ KENTA、HOMERUN SOUND が参加する。
さらに、アーティストたちによる各ワークショップも週末を中心に開催するというから、「Art Squiggle Yokohama 2024」(7/19~9/1 @横浜 山下ふ頭)のチケットやアクセス、音楽ライブ、ワークショップ、アーティスト・プロフィールなどの詳細は、公式サイトをチェックして行ってみて↓↓↓
https://artsquiggle.com/