NHK連続テレビ小説、ことし秋からの “朝ドラ” 第113作目は、島根・松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの『ばけばけ』。
外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本のなかで埋もれてきた“名も無き人々の心”の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語―――。
放送まで半年となったいま、このドラマの舞台のひとつ、島根県松江市では、「怪談のふるさと松江」を体感できる朗読劇が、2月23・24日に開催される。
それが、声優・茶風林が企画・演出する朗読会 2/23.24「酒林堂 八雲2024~語りは酒とともにあり~」@洞光寺。
声優による朗読を聞きながら、日本酒と肴を楽しむイベントで、「小泉八雲一代記」をテーマに、2日間 3公演が開催されるから、要チェック↓↓↓
https://www.kankou-matsue.jp/event_calendar/desc/?event=106252
出演は、茶風林、伊藤美紀、川原慶久、中原麻衣、肘岡拓朗、いしかわひとみ、荒井萌、依藤聡。定員は1公演160名。
チケットは前売 7,000円、当日 7,500円。日本酒一本とおつまみ、黒升がつく。20歳未満は 3,500円(お土産なし)。
チケット販売場所は、島根県民会館チケットコーナー(島根県松江市殿町158)。
電話やネットでも購入できるから、詳細は公式サイトへ↑↑↑
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」ストーリー
明治時代の松江。松野トキ(まつの・とき)は、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子。
松野家は上級士族の家系ですが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。
とても貧しい暮らしをすることに。
世の中が目まぐるしく変わっていくなかで、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごす。
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込む。
松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事だ。
外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意。
その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。
小さいころに両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのだった。
トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされるが、お互いの境遇が似ていることに気が付き、だんだんと心が通じるようになる。
しかも、二人とも怪談話が好きだった!
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな二人が夜な夜な怪談話を語り合う、へんてこな暮らしが始まる―――。
小泉八雲記念館をめぐる時間もおすすめ
松江城の北堀、武家屋敷のなかにたたずむ小泉八雲記念館(島根県松江市奥谷町322)は、『知られぬ日本の面影』『怪談』など、多くの著作を通して日本の文化や伝承などを広く世界に紹介した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の記念館。
館内では八雲の生涯や思考の特色をグラフィックや映像でわかりやすく紹介。
遺愛品や初版本、直筆原稿などの展示のほか、「再話」コーナーでは八雲が再話した山陰地方の怪談を体感できる。
2階ライブラリーでは、八雲の作品や関連書を多数そろえているから、朝ドラ「ばけばけ」を10倍楽しむべく、舞台・松江で歴史と物語を先取りしちゃおう!
◆しまね観光ナビ
https://www.kankou-shimane.com/