東北地方の“腹”の部分、福島県は、山あり谷あり海ありの、多彩な表情をもつ“食の宝庫”といわれる。
西は会津の山々が織りなすおだやかな集落、東は常磐線が走る海辺の街、そしてそのまんなかを南北に貫く東北新幹線のビジネスライン―――。
これこそ、福島の3エリア=会津・中通り・浜通り。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、14年。いま、福島 浜通りはどこまで元気に復興しているか―――。
それを親子で体感するイベントが、「親子ヒラメ釣り大会 in 浜通り」。
福島の海の魅力、そして“復興する福島のいま”を目の当たりにする機会
親子ヒラメ釣り大会 in 浜通り(9/21 @福島県相馬市・新地町 復興庁主催)には、東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城・群馬・福島・宮城の親子20組40名が参加。
当日は悪天候で船を出せないことから、船釣りから屋内プログラムに変更。
大の釣り好きで 5児の父・タレントの、つるの剛士が登場し、抽選で選ばれた親子 20組40名といっしょにクイズ大会や釣りの仕掛けづくり教室、松川浦 復興視察ツアーなどを体感し、福島の海の魅力、そして“復興する福島のいま”を目の当たりにした。
「妻が福島県出身で何度も訪れている第二の故郷のような場所」
「妻が福島県出身で何度も訪れている第二の故郷のような場所で、みなさんといっしょにこのような時間を過ごすことができるのはありがたく思っています。今日は楽しみましょーっ!」
―――つるの剛士のパワフルなかけ声でスタートした「親子ヒラメ釣り大会 in 浜通り」屋内プログラム編は、出だしから大盛りあがり。
船釣り用語で『沖上がり』とは何を指すか?
「つるの剛士さんと学ぶ、魚釣り&常磐ものクイズ大会」では、「船釣り用語で『沖上がり』とは何を指すか?」という問題に、みんなで ????。
つるの剛士は、「普段ふわっと使っているから、どっちか迷うなあ」と悩みながら、「船が港に戻って来る時間」と回答。
「船が港に戻って来る時間」ブブーっ
正解は「釣りを終了する時間」で、これには つるの も「やっちゃった!」w
そして、全15問で全問正解した親子は 1組!
つるの剛士は、さすがの釣り好き、12問を正解した。
福島 浜通りで水揚げされたヒラメを絶賛
午後の部では、主催者 復興庁から輿水恵一副大臣が登壇。「ヒラメの捌き方解説」「釣りの仕掛け作り教室」などをいっしょに体感し、いよいよヒラメの試食へ。
ヒラメを試食した輿水副大臣は、「ほんとうに新鮮で歯ごたえが良くて、そして何よりも甘みがありますね」と福島・浜通りで水揚げされたヒラメを絶賛。
「いやほんんんんとにおいしいですね! こんなおいしいものを食べられるっていう、こんな贅沢なことはないですから!」(つるの剛士)
相馬港周辺の施設をバス車内から見学 復興の歩みなどをみんなで共有
最後は、福島のいまを知るべく「復興視察ツアー」へ。
相馬市観光協会担当者の解説を聞きながら、相馬港周辺の施設をバス車内から見学し、東日本大震災で発生した津波による被害状況や、今日までの復興の歩みなどをみんなで共有。
車窓から松川浦の現在の姿を見ながら、参加した親子は真剣な表情で語り部の言葉に聞き入った。
「海の中も復興していることを感じて」
「震災を知らない子どもたちが、福島の過去や復興の“いま”を知ることで、今後の福島の未来への見方が変わってくると思います。
建物や陸だけでなく、海の中も復興していることを、釣りや食を通して感じてくれたら最高ですね」(つるの剛士)
「今日を機会にますます福島 浜通りを好きになって、また何回も来て」
「皆様に福島の地を訪れていただき、この地域がどんな形で復興が前に進んでいるかを感じてもらえたかと思います。
今日を機会にますます福島、浜通りを好きになっていただき、また何回も来ていただきたいです」(輿水副大臣)
―――福島 浜通りを離れるときに手渡されたお土産に、みんな笑顔。前日にスタッフが釣った、ヒラメだった。
復興庁 岡野正明企画官は「復興庁では、常磐ものの美味しさ、また、ここ福島の海の魅力などを全国に発信していきます」と伝えていた。
◆福島の今(復興庁)
https://www.reconstruction.go.jp/fukko-pr/2018/fukushimanoima/