知ってた? 実は冬は肌の色がリセットされる季節ってことを―――。
そんな冬の時季に注目したい美容成分が、コウジ酸。
このコウジ酸について、美白と向きあって50年のコーセーが、この冬にちなんだスキンケアを教えてくれた。
冬に差がつくシミ、色ムラ対策!そのワケをコーセー水谷友紀研究員が解説
「冬は一年の中で肌の色が最も明るくなる季節で、まさに肌の色がリセットされる季節といえます。
いっぽうで、日差しの強くなる春夏は美白ケアに注目が集まる傾向があります。
日焼け止めや美白美容液などの美白ケアアイテムは毎年春先に発売され、多くの女性が美白ケアを行います。
しかし、実は冬の美白ケアこそ、色ムラのない、均一な肌色を手に入れるには重要なのです」(コーセー水谷友紀研究員)
肌の色が変動する理由
「肌の明るさは、紫外線の影響により季節ごとに変動します。紫外線が減少する秋から冬にかけて肌色は明るくなり、紫外線が増加する春から夏にかけて肌色は暗くなります。
そのため、肌が明るくなった冬に美白ケアに取り組むことで、メラニンの生成をおさえて、シミ、ソバカスを防ぐことができます」(コーセー水谷友紀研究員)
シミができるメカニズム、知っておきたい3つのステップ
コーセー水谷友紀研究員によれば、シミができるメカニズムには、おもに3つのステップがあるという↓↓↓
(1)紫外線などの刺激により、表皮角化細胞から肌の奥のメラニン産生細胞(メラノサイト)に「メラニンを作りなさい」という指令が出る。
(2)その指令を受け取ると、メラニンを作る酵素(チロシナーゼ)が増えて、そのチロシナーゼがチロシンと反応しメラニンが産生される。
(3)表皮角化細胞に産生されたメラニンが受け渡され蓄積。この過剰なメラニンがシミへとつながっていく。
シミ・ソバカスを予防!いま注目の美白有効成分「コウジ酸」の魅力
「コウジ酸は今から100年以上前、日本人によって麹から発見されました。
日本酒や味噌などの醸造現場で麹を扱う杜氏の手が白くなめらかであることから注目され、コウジ酸の美白効果が解明されました。
「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」効能効果が認可された天然由来の美白有効成分です」(コーセー水谷友紀研究員)
ポイントは、シミの原因となるメラニンを作らせないこと!
「シミの原因はメラノサイトから作られる過剰なメラニンです。
メラニンを産生するチロシナーゼは、銅イオンを持っています。チロシナーゼはチロシンと反応することでメラニンを過剰に作り出します。
コウジ酸は、チロシナーゼから銅イオンを奪い取ることで、チロシナーゼの活性を抑え、シミの原因であるメラニンの過剰な生成を抑制します。
また、一般的にシミと呼ばれているのは、紫外線などによって発生する老人性色素斑。ソバカス(雀卵斑)は遺伝的要因が強く、紫外線で悪化します。
コウジ酸は、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎます」(コーセー水谷友紀研究員)
レーザー除去治療のアフターケアにもコウジ酸!
「近年、シミを除去するレーザー施術は、多くの女性が利用するようになっています。
レーザー治療後のシミの跡はアフターケアを行わないと再びシミが生じる可能性があります。
コウジ酸は、シミが再発しないようにシミ予防として使用することができます」(コーセー水谷友紀研究員)
コーセーとコウジ酸の歩み
―――コーセー水谷友紀研究員がこう説明するコウジ酸は、1907年に発見され、麹を扱う職人の手が白く滑らかであることから、盛んに研究が始まり、1988年に厚生労働省によって美白有効成分として認可された。
優れた美白効果を持つコウジ酸は、効果を維持しながら化粧品に配合するためには、非常に高い技術力が求められ、化粧品への配合は困難を極めた。
コーセーは当時、折れそうな気持ちを奮い立たせ、「研究者として絶対に世の中に送り出す!」という信念のもと、さまざまな難関を乗り越えて、1990年にコウジ酸配合化粧品「コーセーホワイトニングクリームXX」を発売。
以来、長年愛用する多くのユーザーに支持されて、コウジ酸製剤はさらなる進化を遂げているという。
◆シミのもとに直に効く美白有効成分コウジ酸
https://maison.kose.co.jp/site/p/pb_vol_90-onebykose_infinity.aspx