パリを拠点に世界15都市で展開する、世界最大級のモーションデザインイベント『Motion Plus Design』。

その東京開催『Motion Plus Design Tokyo』が、渋谷区文化総合センターで6月17日に開催。詳細情報が届いたので、ここでチェックしていこう。

Motion Plus Design 喜田夏記、TOBIAS GREMMLER らの超映像が続々

Motion Plus Design は、2015年よりパリやロサンゼルス、東京など世界15都市で展開する世界最大級のモーションデザインイベント。

Motion Plus Design Tokyo では、ヴェネツィア・ビエンナーレなど数々の美術館にも作品展示される TOBIAS GREMMLER、「夜×ドローン」のSNS
投稿で話題を集め多くのファンを抱える REUBEN WU 、そして安室奈美恵や L'Arc-en-Ciel のライブ映像演出を手がけ、世界各地の映画祭で数々の受賞歴がある喜田夏記など、世界的に活躍するアーティスト8名が登壇し、モーションデザインの最前線が体感できる。

まるで写真の世界に入り込んだかのような感覚に

モーションデザインとは、動画技術によって字体や絵、イラストに生命を与えるアートのこと。

1枚の写真やイラストを立体的に映し出し、まるで写真の世界に入り込んだかのような感覚になる。

モーションデザインは、現在世界中で急成⻑をとげており、デザイン業界においては多くの人気の新世代アーティストが活躍しているカテゴリーに。

Motion Plus Design では、選りすぐりのモーションデザインアーティストを招き、彼らの芸術性について熱く語ってもらう。

そして今回登場するのは、モーションデザイナー兼ディレクター 松岡勇気、デジタルアーティスト 中間耕平、アーティスト TOBIAS GREMMLER、ナショナルジオグラフィックフォトグラファー REUBEN WU、エクスペリメンタル・コンテンポラリーダンサー兼マルチメディアアーティスト FRANCESCO MISCEO、アートディレクター 喜田夏記、デジタルペインティングのスペシャリスト BENJAMIN BARDOU、そしてモーションデザイナー兼ディレクター FERNANDO LAZZARIの8名。

世界で活躍する人気のアーティストが、ここ渋谷に6月17日に集結するから、ここで各アーティストのプロフィールを、チェック。

中間耕平 (JAPAN)

TVCM、MV、展示映像などのCG制作やディレクションを行う。オリジナル作品「Diffusion」「Cycle」にて世界的な知名度を得る。人間の身体性を独自の観点から再解釈、再構成する事で人間原理に迫るアニメーション作品を生み出し続ける。国外から特に注目を集め続け、グローバルなプロジェクトへの参加を続けている。

TOBIAS GREMMLER (HONG KONG)

30年以上に渡り、トビアス·グレムラーは現実とバーチャル世界の境界で新しい芸術形態を生み出し、様々な分野を越えたコラボレーションにより、デジタルアート、音楽、演劇、ダンスなどの交わりを探求している。さらに教授としても活動し、演劇音楽や本の執筆もこなす。彼の作品は、ヴェネツィア·ビエンナーレ、アルス·エレクトロニカ、V&A(ヴィクトリア·アンド·アルバート博物館)などの美術館やアートフェスティバルでも展示されている。

REUBEN WU (USA)

ルーベン·ウーは、テクノロジーと時間、空間の概念を用いて私たちが住む世界についてストーリーを伝えるアーティスト。また、ナショナルジオグラフィックフォトグラファーであり、「Phase One(フェーズワン)」のグローバルブランドアンバサダーも務める。NFTカルチャーにおける主要アーティストでもあり、その作品はグッゲンハイム美術館、メトロポリタン美術館、MoMAなどで常設コレクションとして展示されている。

松岡勇気 (JAPAN)

松岡勇気は、東京を拠点に活動するモーションデザイナー兼ディレクター。TYMOTEでモーションデザイナーとしてキャリアをスタートし、その後、CompositionやOTASで経験を積む。約2年間モーションデザイナーとして活動した後、現在はMULTRAでディレクターとモーションデザイナーを兼任している。国内外問わず、様々なプロジェクトの映像コンテンツ制作に携わっており、代表作に「VINYL TOKYO(ビニール·トーキョー)」、「SESSION / HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE(セッション / オム·プリッセ·イッセイミヤケ」、「VOY@GER(ボイジャー)」、「VIDEO COPILOT(ビデオ·コパイロット) LIVE!JAPAN 2019 オープニングタイトル」、「ECORU TOGOSHI - Balance Planet / Ikimono Touch(エコルとごし - バランスプラネット / いきものタッチ)」などがある。

FRANCESCO MISCEO (ITALY)

フランチェスコ·ミシェオは、1997年イタリア、モデナ生まれのエクスペリメンタル·コンテンポラリーダンサー兼マルチメディアアーティスト。デジタルアートとパフォーミングアートの分野にて、舞台公演から現実とバーチャル世界を組み合わせた展覧会まで、さまざまな形態のアートを制作し活動している。技術的、芸術的チャレンジの中心に人体を位置付け、想像力を育む、遊びと楽しさをベースにした視覚言語を通してタイムレスな詩的作品を生み出すため今日の技術を順応させる。彼の作品は、ダンスとしての身体的要素だけではなく、視覚的、聴覚的、感覚的、そして何よりも時空的な構成要素を持ち、デジタル技術を駆使したホリスティックな手法として認められている。時間と空間を重視するコリオグラフィーへの関心をもとに、振付師·ダンサーとしてだけではなく、作曲家、照明デザイナー、舞台美術家、ビジュアルアーティストとしての才能も広げていきたいと考えている。

喜田夏記 (JAPAN)

東京藝術大学大学院 修了。在学中より、映像ディレクターとして活動を開始、数多くのTV-CM、MV、ライブ映像等を手掛ける。安室奈美恵ライブ映像総合演出、LʼArc~en~Cielライブ映像演出、舞台美術、舞台総合演出も手がける。NHK Eテレ プチプチ·アニメにて連載中の「リヴ&ベル」は、Seoul International Cartoon & Animation Festival2021(韓国)TVシリーズ部門グランプリ、LA Shorts International Film Festival2022(アメリカ)、Fantasia Film Festival2022(カナダ)、CINANIMA 2021(ポルトガル)、VENEZIA SHORTS ITALY 2021(イタリア)、SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2022(日本)オフィシャルセレクション、Burbank International Film Festival 2022(アメリカ)セミファイナリスト、Alameda International Film Festival 2022(アメリカ)ファイナリスト、SHORT to the Point 2021(ルーマニア)Children short 部門 最優秀作品賞など、海外での受賞、選出多数。文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品受賞、V&A(ヴィクトリア&アルバート美術館/ロンドン)企画展出展ほか。 2015年クリエイティブスタジオ株式会社Legolas inc.を設

BENJAMIN BARDOU (FRANCE)

ベンジャミン·バルドゥはデジタルペインティングのスペシャリスト。ガラスにペイントすることから生まれたこの技法は、特殊効果として使われており、撮影した映像に建築物や美術を重ね合わせて再現する。映画業界での仕事と並行して、バルドゥはアーバニズムを中心とした芸術的リサーチを展開している。2010年に作られたバルドゥの最初の映像作品「パリ、19世紀の首都」は、ヴァルター·ベンヤミンの同名の本からヒントを得て、新しい大都市に人間が住むことを可能にする技術としての映画についての考察である。2018年からは、映像詩集『メガロポリス』に取り組んでおり、夢想する内観によって凍結された巨大都市の断片や、過去が住まう未来のパリの散策から構成されている。

FERNANDO LAZZARI (UNITED KINGDOM)

フェルナンド·ラザリは、デザインのバックグラウンドと高度な技術力を持つモーションデザイナー兼ディレクター。実写とCGをシームレスに融合させ、視覚的に洗練された作品を生み出す彼は、数々の賞を受賞している。代表作に、故郷ブエノスアイレスのタイポグラフィ、建築、詩を称えた「Montserrat(モンセラート)」、1974年の名作映画の架空タイトルシーケンス「A Tribute to The Conversation」や、エレクトロクラシックの巨匠、リード·ウィリスのミュージックビデオなどがある。ワールドクラスのデザインスタジオでフリーランスのディレクターとして活動し、ロンドンでは自身のスタジオ「Popscience(ポップサイエンス)」を運営している。

―――『Motion Plus Design Tokyo』は、6月17日 10:00~18:30、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで開催。

席数は750席、チケットは一般7,500円、学生3,500円、ライブストリームチケットは1,500円。日本語同時通訳用のヘッドホンも用意してあるから、詳細は公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
https://www.motion-plus-design.com/home

おすすめ記事