「ハイブリッド車のパイオニアであり、長く牽引役、推進役を務め続けたプリウスが、5代目にしてついにその殻を破った。

ハイブリッド技術が一般化したいま、もはやそのシンボルである必要はなく、自らブレークスルーを図り新しいフェーズへ移行したのである」

―――日本カー・オブ・ザ・イヤー2023-2024 が、日本が誇る環境対応ハイブリッド車の先駆者的存在 トヨタ「プリウス」に決まった。

こうした環境にやさしいプロダクトが評価されるなか、ファッション業界もその枠を超えて、環境性能に長けたアイテムが世界的に注目を集めている。

トーマネ和紙マネキン Waltz(ワルツ)もそう

トーマネの「Waltz」は、茨城県常陸大宮市の無形文化財「西ノ内和紙」(那須楮100%)採用、超軽量で輸送コスト・労働時間削減、優れたリサイクル性で、業界内外で注目を集める最新マネキン。

環境に配慮し、脱プラスチックを実現したマネキンで、無形文化財「西ノ内和紙」を素材として採用し、従来比80%減という超軽量化を実現させ、軽量化により、輸送コスト・組み立てに関わる労働時間の削減も達成している点がポイント。

もともと「Waltz」は、トーマネの工場が茨城県にあることから、地域貢献を視野に入れ、茨城県常陸大宮市にある国や県の無形文化財「西ノ内和紙」を素材として研究・採用し、開発してきた。

また、強度の高い和紙が求められることから、毛足の長い楮(那須楮)100%を原料とする西ノ内和紙を使うことで、需要創出・認知拡大させることで、無形文化財を後世に残すためのきっかけや、地域貢献へとつなぐことができた。

トヨタも認める SDGs 対応 マネキン「Waltz」

トヨタが開催した「CROWN STYLE PARK」イベントにも、トーマネの脱プラスチック和紙製マネキン「Waltz」(ワルツ)が選ばれた。

その理由は、環境に配慮しながら常に未来に向かって進化していく“いまのトヨタ”を体現していく姿勢を、トーマネ「Waltz」(ワルツ)の環境性が一致したから。

また、このトーマネの「Waltz」には、さらに労働環境もアップデートさせた。

トーマネ Waltz(ワルツ)は有機溶剤不使用、作業者の労働環境を改善

現状のマネキン人形の多くは、ガラス繊維とポリエステル樹脂の複合素材である FRP(強化プラスチック)でつくられ、廃棄する場合は、金属部分はマテリアルリサイクルとして、FRP部分はセメント製造時に燃料や原料として循環させている。

現状のマネキンは、製造工程で有機溶剤の使用は不可欠。有機溶剤は揮発性が高く、蒸気になると作業者の呼吸を通じて体内に吸収されやすく、油脂に溶ける性質もあるため皮膚からも吸収されやすい。

有機溶剤を取り扱う職場で働く作業者にとっては、中毒性やシックハウス症候群などの疾病を引き起こす弊害もある。

いっぽう、西ノ内和紙を使ってできる「Waltz」の製造過程では、和紙の他ナチュラルなものを基本材料とし、有機溶剤はいっさい不使用。

作業者は安全な労働環境のなかで製造に従事できるようになった。

トーマネ「Waltz」は再び和紙に戻せる、多彩な造形にも対応

脱プラ・高リサイクル性・超軽量でマネキンに革新を起こしたトーマネ「Waltz」は、成形した和紙造形を再び和紙に戻すリサイクルが可能。

また廃棄する場合は、FRP 素材マネキンとは違い、可燃物として廃棄できるのも特長のひとつ。

トーマネは今後、「Waltz」の製造には手漉き和紙という供給とのバランスも調整する必要があることから、受注生産で対応。

今後は、量産体制を整え、「Waltz」の生産数増加をめざすほか、トーマネが特許をもつ和紙造形技術で、「型」があればさまざまな形を造形し、マネキンに限らず多彩な形の製品を開発していくという。

トーマネ「Waltz」のレンタル価格は、短期レンタルで2.5万円/月/@別途消費税。受注生産は50万円から、消費税・配送料・搬出入費が別途発生する。詳細は、公式サイトへ↓↓↓
https://www.tomane.co.jp/

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