池袋駅から西武池袋線 特急ラビューで最速19分、わずか500円の特急料金で、こんな座席で都内へアクセスできる地―――所沢。
「もう所沢は、自然豊かで快適に暮らせる東京都内だ」
現地に行ってみて、地元の人がそう語る言葉に納得してしまう。
所沢駅からすぐには、埼玉西武ライオンズの本拠地ベルーナドーム(西武ドーム)や、最近刷新し昭和レトロなアトラクションで話題の西武園ゆうえんち、水面や森がいっぱいの狭山湖、トトロの森1号地、所沢航空記念公園と、“地元の自慢”が点在している。
そんないま注目の所沢に、さらに人を惹きつける巨大モールが誕生した。
それが、所沢駅西口「エミテラス所沢」
所沢駅西口に誕生した「エミテラス所沢」は、かつてあった西武鉄道所沢車両工場の跡地に建設された、巨大モール。
https://et-ge-tokorozawa.com/emiterrace/
衣食住はもちろん、シアター施設やパブリックスペースなども、最新トレンドを注ぎ込んだ、まさに所沢の新ランドマーク。
このエミテラス所沢で、最も注目されているのが、グルメエリアと絶景のひとやすみ&遊び場エリア。
絶景の居心地「そらくもひろば」
所沢駅西口「エミテラス所沢」4F、屋内外がシームレスにつながる広場「そらくもひろば」からは、秩父連山や富士山がみわたせる絶景スポット。
屋外部分は、ポップジェットや築山などの遊具があって、子どもたちが安心してわいわい遊べる場に。
また、絶妙に配置されたグリーンやベンチで、散歩や休憩などでくつるげる。天気と気温がいい日には、青空の下でちょっとしたテレワークもできる。これ最高かも。
4F屋内「そらくもダイニング」も居心地&グルメが最高!
絶景の居心地「そらくもひろば」と同じ4Fの屋内エリアは、7軒の個性豊かなレストランが並ぶ「そらくもダイニング」。
雨の日でも遊べる未就学児用のプレイエリアがあったり、特急ラビューと同じような、大きなひとり用ソファなどもあって、ここでひとやすみやテレワークも、最高。
レストランでテイクアウトしたフードやドリンクなどを楽しみながら、子どもたちが遊ぶようすも見届けられて、安心。
さらに、地元企業のカフェ「武蔵野國珈琲」や、埼玉の農家とタイアップしてつくる新鮮野菜などを、ビュッフェ形式で楽しめる「テラスビュッフェ TABLE」、所沢の本店ではできなかった焼き立てフィナンシェや生パイ、季節のシュークリームなどを出してくれる洋菓子店「Petit luxe EMILE」、秩父名物豚味噌丼が楽しめる「ちんばた」など、所沢や西武線沿線の魅力満載の店舗が出店してる点にも注目。
ここで所沢グルメがすべてまるっと、ゆっくり体感できるのも、エミテラス所沢だけにある魅力。
数字でみてもすごいエミテラス所沢
そして「エミテラス所沢」は、ほかの商業モールに比べて、数字でも抜き出てるのもポイント。
たとえば総店舗数はなんと142。西武線沿線初出店数65、フードホール席数1000、駐車場1700台、駐輪場数1700台、再生エネルギー使用率100%などなど。
環境に配慮したつくりにも注目
再生エネルギー使用率100%の理由は、西武武山ソーラーパワーステーションからの再生可能エネルギー指定の非化石証書付き電力(一部使用)に加え、他の再生可能エネルギーも使用し、CO2を実質ゼロ化。年間約 7176 トンのCO2削減に貢献。
また、屋上に約 680 平米の太陽光パネルを設置し、年間約 18万kWh を発電し、CO2排出削減を積極化している。
いっぽう、施設外周部西側の舗装材には、所沢市内のナラ枯れ対策で発生した間伐材(ナラ材)をリサイクルし一部で使用し、CO2を取り込んだままの木材を焼却することなく活用することで、地球温暖化の抑制につなげ、加えてクッション性に優れ、さまざまな人にやさしい舗装としても貢献している。
さらに、西川バウムの「はしらベンチ」の仕組みを導入し、レンタルのしくみで6か月に1度、新しい木材に入れ替え、交換して戻った材はさまざまな製品として再利用されるのもポイント。
―――所沢駅西口に誕生した「エミテラス所沢」は、まだまだ大注目なポイントがいっぱい! 1~3Fの要チェックポイントは、次のレポートで!
鉄道好きが注目する西武2000系運転用シミュレータや、1Fフードコート、駐車場情報、最新DX化ユーザビリティとかも↓↓↓
開発事業者:西武リアルティソリューションズ・住友商事
運営管理:住友商事、住商アーバン開発
事業費:約295億円
所在地:埼玉県所沢市東住吉10-1(西武鉄道所沢車両工場跡地)
敷地面積:約 34000平米
延床面積:約129,000㎡ 構 造:RCST造(柱RC造、梁S造)、一部S造
階数・高さ:地上7階 最高高さ37.40m
設計:清水建設・西武建設 設計共同事業体(設計者:清水建設一級建築士事務所)
施工:清水建設・西武建設 共同事業体
建物基本設計:日建設計
環境基本デザイン:乃村工藝社
環境施工:バウハウス丸栄
駐車場台数:約1700台
駐輪場台数:約1700台
着工日:2022年11月1日
竣工日:2024年7月31日
開業日:2024年9月24日(予定)