企業内に存在するさまざまなシステムや、アプリケーションで生成されるイベントログなどを、パターンや時系列別に分析し、業務プロセスを可視化・改善・生産性向上を図る技術―――プロセスマイニング(Process Mining)。
このプロセスマイニングを活用した企業変革やデジタルトランスフォーメーション支援を手がける大手 Celonis(セロニス)の 村瀬将思 代表取締役社長が2月26日、ビジネスプロセスの可視化・最適化・自動化を実現した事例や今後の展望などについて語った。
Celonis プロセスマイニングのメリットと拡張性
Celonis の「Celonis Process Intelligence Platform」は、業界をリードするプロセスマイニングと AI技術にビジネスコンテキスト(文脈:ビジネス上の物事・出来事の背景や状況、環境、関連データ、周辺情報など)を組み合わせることで、顧客にビジネスオペレーションの「生きたデジタルツイン」を提供するツール。
この「Celonis Process Intelligence Platform」は、システムに依存せず、偏りのない共通の言語でコミュニケーションがとれて、AI に慣れてない人でも誰でもビジネスを理解・改善できる環境を整えてくれる。
また、その企業に既存導入されている ERP(統合基幹業務システム)や、CRM(顧客関係管理)などのデータを活用し、改善すべき点を細かく明らかにし、組織全体の業務プロセスを可視化・改善し、生産性向上が図れる。
国内企業の導入事例も、公式サイトに次々と公開されている↓↓↓
https://www.celonis.com/jp/customers/
Autonomous Enterprise(自律型企業)に向けて伴走
また、2024年12月3日に大阪で開催した「Celonis Day Osaka 2024」で、村瀬代表が基調講演。
「日本は圧倒的な高齢化社会と労働力不足に直面しています。現在のままでは経済活動が阻害され、社会が停滞、2040年には経済成長がネガティブになると予測されています。
この危機を打開するためには、革新的なアプローチが求められます。それが、デジタルトランスフォーメーションの最終ゴール、「Autonomous Enterprise(自律型企業)」という概念です。
人にしかできない仕事に人材を集中させることで、その他業務をエンドtoエンドでオーケストレーションさせることにより、常に生産性を向上、効率化を図ることを目指した姿となります」
この Autonomous Enterprise(自律型企業)について、村瀬代表が動画で詳しく説明している。
毎月開催「20分で分かる Celonis プロセスマイニング」や ウェビナーでキャッチアップ
Celonis 公式サイトでは、毎月開催「20分で分かる Celonis プロセスマイニング」や、各種ウェビナーのスケジュールを公開中↓↓↓
https://www.celonis.com/jp/events/
直近では、3月25日ウェビナー「製薬/医療機器企業様必見カスタマーサービス/コールセンター向け業務改善プラットフォームCelonis」や、3月26日ウェビナー「電力業界の先進企業から学ぶ!ERP刷新・発送電分離・人材不足を乗り越えるDX戦略、プロセスマイニングを活用した業務改善事例」などが無料で開催されるから、気になる人はチェックしてみて。