2025年7月29日(火)から11月30日(日)まで 、ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区)にて、入場無料の体験型展示「なんで展」が始まった。文部科学省が後援する。

「なんで?」の気持ちを育む体験型展示

共働き家庭の増加やインターネット、AIの発展により、子どもも大人も「なんで?」と問いかける機会が減少していることが社会課題となっている。

本展示は、様々な「なんで?」という素朴な疑問に触れることで、来場者が主体的に問いを立てる視点を養い、学びを深めることを目的としたもの。SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の精神にも合致する取り組みだ。

話しかけると答えてくれる「なんでちゃん」が初登場!

会場には来場者の「なんで?」に耳を傾けてくれる案内役として、話しかけると返事をしてくれる「なんでちゃん」が初登場。

なんでちゃんは「なんで星からやってきた、なんで星人」で、「なんで」が大好物な好奇心旺盛で心優しい性格。このインタラクティブな体験を通じて、来場者はなんでちゃんと一緒に考える対話を楽しむことができる。

米村でんじろう先生が「なんで大使」に

「なんで大使」を務めるのはサイエンスプロデューサーの米村でんじろう先生。本展では「『なんで?』を考えることは、とても楽しいこと」とコメントを寄せた。

米村先生は、この「なんで展」を通して、子どもも大人もたくさんの「なんで?」に触れ、「なんで?」を楽しむ社会につながることを願っているという。

5つのテーマで「なんで?」を深掘り

本展では私たちの中に生まれる「なんで?」を「しぜんのなんで」「もしものなんで」「よのなかのなんで」「そもそものなんで」「こころのなんで」の5つのタイプに分類し、それぞれの視点から日常の疑問を深掘りする。

しぜんのなんで:なぜ空は青いのか、なぜ1時間は60分なのかなど、普段の景色に隠された自然の仕組みを探る。

もしものなんで:なぜ人は空を飛べないのか、不老不死の薬はなぜないのかなど、不可能と思えることへの問いかけから、新たな発見やアイデアを想像する。

よのなかのなんで:なぜ18歳が成人なのか、なぜ待ち合わせに遅れると叱られるのかなど、世の中の当たり前を問い直すことで新しい視点に出会える。

そもそものなんで:なぜ他人と比べてしまうのか、なぜ私は私なのかなど、人間の価値や存在に関する根源的な問いを考える。

こころのなんで:なぜ嬉しいのに涙が出るのか、なぜ好きな人には上手く話せないのかなど、自分の心と向き合うことで、他人や自分をより深く知るきっかけを提供する。

参加型コンテンツも充実

会場では「Myなんでちゃんお守り」作り 、「なんでちゃんフォトスポット」 、「なんでちゃんの本棚」 、そして来場者の「なんで?」が展示に参加する「おしえて、みんなのなんで?」 といった体験ブースも設置される。

夏休み期間中のお出かけにも最適な「なんで展」で、知的好奇心を刺激する体験をしてみてはいかがだろうか。

「なんで展」開催概要

【主催】ITOCHU SDGs STUDIO
【後援】文部科学省
【協力】株式会社有隣堂
【開催期間】2025年7月29日(火)~11月30日(日)
【会場】ITOCHU SDGs STUDIO (東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1)
【営業時間】11:00~18:00
【休館日】月曜日 (月曜日が祝日の場合、翌営業日が休館)
【料金】入場無料
【アクセス】
東京メトロ 銀座線『外苑前』駅 出口4aより 徒歩2分
東京メトロ 銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線『青山一丁目』駅 出口1(北青山方面)より 徒歩5分

【公式サイトURL】
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/#SDGsstudioArea

【公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/itochu_sdgs_studio/

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