今年5月に関東甲信越限定で発売し、わずか約2週間で65万個が完売した衝撃の新商品「生のときしっとりミルク」――明治の新商品は独特な「やわらかな」食感と「濃厚な」味わいが話題となり、想定の倍以上を記録した。
そんな「生のときしっとりミルク」が販売を再開し、さらに販売エリアも拡大。関西や東海、北陸エリアでも美味しく食べられるようになった。
なぜ「チョコレートと呼べない」のか?
「生のときしっとりミルク」は、キャッチコピー「新しすぎてチョコレートとは呼べない」 が示す通り、法律(公正競争規約)上、種類別名称「チョコレート」には該当せず、「菓子」と表示されている。
その秘密は商品化まで8年かかった明治独自の特許技術「生ねり製法」にある。一般的なチョコレートの水分量は3%以下、生チョコレートは10%以上と定められてるが、明治は「生ねり製法」により、水分量を3~10%に保つという「これまでにない水分領域」を実現。この水分量が従来のチョコレートにはない、しっとりとやわらかで濃密な味わいを生み出している。
開発担当者によると、このキャッチコピーが大きな注目を集めたことが好調の理由の一つと分析している。
開発者が語る「一番おいしい瞬間」
「生のときしっとりミルク」は、チョコレートの楽しみ方の幅を広げたいという思いから、特に「食感」にフォーカスして開発された。
開発を担当した明治 グローバルカカオ事業本部 カカオ開発部の黒須充春氏は、「やわらかい『生食感』と、『濃い味わいを長く楽しめること』にこだわった」と語る。チョコレートの一番おいしい瞬間である「口の中でとけたときの食感と味わい」が長く続くよう、特許技術「生ねり製法」を活用して作り込んだという。
この製法により、ミルクとカカオが織りなす「生のコク」、水分を含ませることで感じる「生の香り」、そしてゆっくりと広がる「生の余韻」 という3つの「生」体験を提供する。
販売エリアと商品概要
今回の販売再開は数量限定となる。初回で買い逃した方も、新たに追加されたエリアの方も、早めにチェックした方がよさそうだ。
商品名:明治「生のときしっとりミルク」
発売日:2025年10月7日(火)
価格:オープンプライス
内容量:4枚
販売エリア:
【再発売】関東甲信越(1都9県):東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、山梨県、群馬県、長野県、新潟県
【新発売】関西・東海・北陸(2府11県):大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、富山県、石川県、福井県
販売店舗:スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど。
明治は今後について、「将来的には全国展開も視野に入れ、さらなる品質向上や新たなフレーバーの開発にも取り組んでいく予定」とコメントしており 、今後の展開にも期待が高まる。