AI面接を通して定量化された学生の能力・価値観をもとに、自社の採用要件を満たす学生とマッチングができるサービス『REALME』(提供:ABABA アババ)は、2027年卒学生登録者数 2万人を突破した。

ABABA「REALME」は、就職活動におけるミスマッチの解消をめざして 2024年11月から提供中のサービスで、ローンチ直後から多くの就活生の関心を集め、これまでに累計約6万人が登録。

現在就職活動の準備や選考に臨んでいる多くの 2027年卒学生も活用し、いよいよ登録者数が2万人を突破した。

インターンシップのあり方の変化が本格的に生じた一年

ABABA「REALME」登録者数2万人突破にせあわせて ABABA 中井達也 代表取締役は、2028年春入社予定の2027年卒就活展開予想と、最新トレンドについて教えてくれた。

「政府主導のもと、文部科学省・経団連・大学側による「三省合意」の改正により、 2022年にインターンシップのあり方が根本的に変化しました。

一定の要件(5日間以上、就業体験の実施、フィードバックの提供など)を満たす「汎用的能力・専門活用型インターンシップ(タイプ3)」において、企業は取得した学生情報を採用選考活動に活用することが公式に認められることに。

そして、2025年においては、インターンシップのあり方の変化が本格的に生じた一年になりました」

タイプ3普及の影響 選考の早期化 公式化

これまで「建前」としてインターンシップと選考は無関係とされてきたが、今後は堂々と「インターン経由の早期選考」が行われる。

これにより、大学3年生の夏休みや冬休みが、実質的な「一次選考期間」として固定化される。

新たな課題 企業間の格差拡大

企業間の格差拡大:5日間以上の質の高いプログラムを提供できる体力のある大手企業と、リソース不足の中小企業との間で、学生との接点格差が広がる。

新たな課題 学業との深刻なコンフリクト

5日間以上の拘束は、大学の授業期間と重複する場合、学生に欠席を強いることになる。

法政大学のように、感染症以外での長期欠席(就活含む)に対して成績配慮を保証しない(各教員の判断に委ねる)としつつも、届出制度を設けて実態把握に努める大学もあるが、インターンシップの必須化は学事日程との摩擦を激化させている。

―――さらに、こうした汎用的能力・専門活用型インターンシップ(タイプ3)の普及で、ピンポイント就活、採用難易度上昇、内定数減、就職活動長期化といった傾向が顕著化すると ABABA はみている。

長期インターンシップ増により「ピンポイント就活」が進む

長期インターンシップの増加により、そもそもエントリーできる企業数がかかなり制限されてしまう。

大学生のエントリー社数平均(2月まで)は、2025年卒業生(2025春入社など)が 10.9社に対して、2026年卒業予定の学生たちは 6.4社と大幅に減っている。

ジョブ型の推進により大企業の採用難易度向上

ジョブ型の導入企業は、大手企業を中心に新卒採用を行う企業全体の 54.9%に到達。

ジョブ型採用とは、特定の職務(ジョブ)を明確に定義し、その職務に必要なスキルや経験を持つ人材をピンポイントで採用する雇用形態。

このジョブ型採用を導入する企業では、即戦力化できる適正レベルが引き上げられてきた。

その結果、就活生にとって内定獲得数の減少に

実は、コロナ禍における採用人数の縮小よりも大きな影響を就活生に与え、コロナ禍での採用縮小全年度の平均獲得内定社数は2.13社だったのに対し、2026年卒の3月時点平均内定者数は1.73社と減少している。

内定が獲得できない → 就職活動の長期化

こうした事情から内定社数が減り、内定が獲得できないままでいることで、就職活動は自ずと長期化する。

新卒採用の早期化が進むいっぽうで、それがイコール「早く就職活動が終わる」までつながらず、大学の授業・研究への影響はますます大きくなる。

―――こうした最新就活トレンドから、AI面接を通して定量化された学生の能力・価値観をもとに、自社の採用要件を満たす学生とマッチングができるサービス『REALME』が注目を集めているという。

現状:肥大化する工数と低いマッチング精度

「現在の新卒採用市場においては、企業と学生の双方が「活動工数の肥大化」と「マッチング精度の低さ」という二重の構造的課題に直面しています。

まず「工数」の面では、活動の長期化と業務負荷の増大が深刻です。

学生側は就職活動の期間が年々長期化し、学業や大学生活と並行する中での負担が増しています。

いっぽう企業側においても、学生が有利な売り手市場への傾きなどを背景に、母集団形成から選考、内定者フォローに至るまでの工数が膨れ上がり、現場の採用担当者が抱える業務負荷やコストへの課題感は限界に達しつつあります。

さらに深刻なのが、多大なリソースを投じても解消されない「精度」の課題です。

企業は求める人材要件(質)を十分に満たせないことに悩み、学生も供給過多ぎみとなっている情報の中で入社先決定に対する「納得感」が不足したまま活動を終えるケースが少なくありません。

この「膨大な労力をかけても、双方が納得のいく出会いにつながりにくい」という現状を打破するため、データに裏付けられた納得感のあるマッチングを実現を図るのが『REALME』です」(ABABA)

REALME で選考遷移率や内定承諾率を向上

ABABA『REALME』は、候補者のスクリーニングにかかっていた工数を削減できるほか、AI面接の内容から抽出された採用要件ごとのマッチ度などをもとに、各候補者に対するアトラクト内容を最適化することで、選考遷移率や内定承諾率の向上が期待できる。

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https://hr.realme.jp/

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