「わたしにとって丸亀城はすごく馴染みがあり大切なお城なので、今回の復興のために、少しでも力になれればと思い寄附しました」
そう語るのは、香川県丸亀市出身の女性ボートレーサー平山智加。
平山智加は9月9日、地元の丸亀市役所を訪問。「PGⅠレディースチャンピオン」(ボートレース多摩川 8月5〜10日開催)で優勝した賞金のうち100万円を、丸亀市に寄附。丸亀市 梶正治市長に目録を手渡した。
寄附金は、平山智加の意向で、丸亀城石垣復旧にあてる。日本一の高さを誇る丸亀城は、2018年7月 西日本豪雨などの影響で、石垣の一部が崩落。復旧工事が続いている。
「復興にむけて、わたしができることは、見守っていくことだけ。これからもファンによろこんでもらえるようなレースをし、また復興のための寄附ができるようにすることが目標です」
小学2年生からバスケットボールを始め、高校インターハイで全国ベスト16へと押し上げた平山智加は、高校卒業後にやまと競艇学校に入学。1年間の養成生活を経てボートレーサーに。
デビュー1期でB1昇格を決め(98期トップ勝率)、5期目ではA1級に昇格。2013年 尼崎周年G1では男子強豪レーサーたちを相手に優勝。
2016年のSGダービーでは女子初のドリーム戦1号艇で乗艇。戦前の予想を裏切るかたちでインからコンマ03のトップスタートを切って押し切り、ボート界の歴史に新たなページを刻み込んだ。
その後は2度の産休を経て、レースに復帰。いきなり勝率7.08をマークしA1級に返り咲くと、20年後期も勝率7.25をマーク。2期連続でハイアベレージをたたき出した。
そして2020年8月、第34回PG Iレディースチャンピオン では、11回目の出場、5度目の優勝戦で悲願の初制覇を遂げた。
2008年に香川県の先輩ボートレーサー福田雅一と結婚。子ども2人を育てながら女子ボートレーサーとして活躍している。
<平山 智加>
登録番号:4387
生年月日:1985年7月13日
身長・体重:156cm・45kg血液型:O型
出身地:香川県