ことし10月1日から消費税が8%から10%にいよいよ引き上げられ、さらに2020年1月には Windows 7 のサポートが終了するというなか、ノートPC日本ブランド「dynabook」に、ハイスペックモダンPCが新たに追加される。

その名も「dynabook Z」シリーズ。15.6型大画面、薄型・軽量・強堅モデルで、ポジションは dynabook 最上位機種。

この dynabook Z シリーズは、CPU・メモリ・SSDのサイズなどが異なる「Z8」と「Z7」の2タイプを用意。

発売日は、オニキスブルーが9月20日から、パールホワイトは11月中旬から。

ではこの dynabook 最上位モデルの「dynabook Z」シリーズは、同等他機種と比べてどこにアドバンテージがあるか。その注目すべき10の特長をみていこう。

薄型・軽量・長時間バッテリー駆動

まず、15.6型大画面モデルなのに、持ち歩ける軽量さとコンパクトボディ。

重量は1.399kg、薄さは17.6mm。左右のベゼル(枠)も細くコンパクトに。

そして19時間も駆動する長時間バッテリーを搭載。空いた時間にササッと充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応し、わずか30分の充電で約7.5時間のバッテリー駆動を実現させている。

アメリカ国防省規定をクリアする堅牢性

次にじょうぶな点。アメリカ国防省制定MIL規格に準拠した過酷な耐久テストを実施予定。

人間の腰の高さほどの76cmの高さから26方向に落下させたり、振動や衝撃、高温・低温、温度変化、粉じん、太陽光照射など、10項目のテストをクリアさせる。

またドイツ第三者認証機関 TUV(テュフラインランド ジャパン)による、面加圧・落下・防滴・HALTの立ち会いテストにもクリアさせる。

さらに、今回のZシリーズからは、アンテナの位置を液晶上部からヒンジ付近の液晶下部に変更。マグネシウム合金製ボディとともに天板の強度をアップさせた。

高輝度・高色純度・広視野角・ノングレアIGZO液晶

15.6型液晶には、SHARP(シャープ)製ノングレアIGZO液晶を採用。より鮮やかで豊かな色彩を表現。

ノングレアIGZO液晶によって、蛍光灯や太陽光が差し込む窓などの映り込みを低減させているのもポイント。

インテル Optane メモリ+SSD

第8世代CPUに加え、PCIe対応の高速・大容量512GB SSDと、キャッシュメモリとして機能するインテル Optane メモリーH10(SSD対応)を搭載。

2回目以降のデータの流れは、このインテル Optane メモリーH10からデータを読み込むことで、ドキュメントやアプリケーションを従来以上にクイックに起動できる。

また、冷却ファンも改善し低騒音・低振動、風量10%アップを実現させた新型ファンを採用し、冷却性能も高めている。

次世代無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応

2019年末から2020年にかけて策定される予定の、次世代無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)にも対応。

市販の Wi-Fi 6 対応周辺機器とつなげば、より高速なデータ転送でストレスなく快適な作業が可能に。

モダンスタンバイ対応

またこの Zシリーズはモダンスタンバイにも対応。スリープからの高速復帰や、スリープ中のOSアップデートにも対応。

スリープ中にメールの受信もできるうえ、指紋認証センサーをたっちするだけで認証とPC起動もできる。

Windows Hello に対応し顔認証や指紋認証も

dynabook Z シリーズは、Windows Hello に対応。顔認証は、顔を画面にむけるだけで、ロック画面をすばやく解除。自動的にサインインしてくれる。

さらに特徴的なのは、WEBカメラの誤作動・不正防止に、物理的なスライドタイプのカバー(シャッター)を採用している点。

手動でスライドさせ、WEBカメラにカバーをすることで、不正アクセスや誤作動を防止。ユーザの安心感を高めている。

Thunderbolt 3 対応USB Type-C搭載

右側面には、Thunderbolt 3 対応USB Type-C を搭載。最大40Gbpsの高速転送が可能に。

また、スマホ用 USB-PD 対応のACアダプタやモバイルバッテリー(定格7.5W以上)からの充電もでき、ビジネス利用としても安心。

dynabook のUSB PD は、相手の仕様にあわせる回路が搭載されている点も特長のひとつで、他機種よりも互換性が高いこともポイント。

高音質 harman/kardon スピーカー搭載

dynabook Z シリーズは、サウンド性能も秀逸。薄型ボディに高音質 harman/kardon ステレオスピーカーを搭載。

このharman/kardon スピーカーと、シーンにあわせた臨場感あるサウンドを発生させるDTS Audio Processing の組み合わせで、迫力あるサウンドを実現。

入力しやすい防滴キーボード

そして、あえて10キーをやめて入力しやすさを優先させた防滴キーボードも特長。

アルファベットや数字をキートップセンターに配置することで、目線と手元が画面の中心にそろうことで、ストレスなく自然な入力が実現。より正確にタイピングできる。

また、キーには0.2mmの凹みをつけることで、指によりフィットするよう配慮。防滴性があるから、万が一のときもシステムをシャットダウンさせるまでの時間を確保できる。

店頭予想価格は17~21万円前後

さて、9月20日から発売が始まる dynabook Z シリーズの特長をここまでみてきて気になるのが、価格。

インテル Core i7 + 16GBメモリ + 512GB SSD + 顔認証 の「Z8」が店頭予想価格21万円前後。

インテル Core i5 + 8GBメモリ + 256GB SSD の「Z7」が店頭予想価格17万円前後。

―――dynabookシリーズの最上位モデル、Zシリーズの質感と進化は、店頭で確認してみて。

<dynabook公式ページ>
https://dynabook.com/press-release/20190910.html

tokyochips編集部

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