静止画・動画・音楽などのデジタルコンテンツを世界100か国以上に提供する Getty Images 。

その日本法人、ゲッティイメージズ ジャパンの島本久美子 代表取締役社長が、「国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2020 for SDGs 国際女性デーオンラインセミナー」に登壇。

同セミナーでは、日本国内における今後の女性の活躍やビジュアルで世界を変えていくゲッティイメージズとしてのジェンダー平等や、持続可能な社会作りに関してのビジュアルについて見解を述べた。

このもようは、HAPPY WOMAN AWARD 2020 for SDGs(https://happywoman.online/event/hwf/hwof2020/)ホームページで視聴可能。

また、告知用ダイジェスト動画も順次公開予定。気になる人は、https://www.youtube.com/channel/UCyi0IYOg5LBwkI8b5ddaqtg/ をチェック。

◆ダウンロードから見る「働く女性」の移り変わり

3月8日の国際女性デーを迎えるにあたり、世界各地における「働く女性」のベストセラー写真を紹介。

島本代表は、「日本では、働く環境で女性がオフィスでサポートする存在として表現された写真がこれまでのベストセラーに選ばれている。さまざまな職業において活躍している女性のビジュアルを使用することで、女性の働き方におけるバイアスを減らしていけるのではないか」と、日本における特徴と多様性の必要性について語った。

◆ステレオタイプの打破。新しいステレオタイプの形成

2017年9月より広告において体形のレタッチ加工された画像は「レタッチあり」の表記が必要であるというフランス政府の発表を受け、ゲッティイメージズでは体形をレタッチされた画像は受け付けていない。

「若い女性は加工された画像を広告やメディアで見ることにより、あり得ない体形をめざし、拒食症などの問題が発生している。彼女たちは、広告やメディアで表現されているものはリアルな美しさと錯覚することから、ビジュアルを提供する側の責任が非常に重要」と島本代表。

広告やメディアで目にするビジュアルが、個人の価値観の形成に大きく影響していることから、ビジュアルを世界中に提供する企業としての責任があることを伝えた。

◆フォトグラファーのジェンダー平等に向けて

2020年東京大会では、参加アスリート比率がはじめて約50:50になることから、「2020年東京大会では、ゲッティイメージズの撮影体制の2割は女性で構成。女性のスポーツフォトグラファーはもともと少ないが、撮影する側も多様な人材を取り入れることによって、多様なとらえ方でより豊富なビジュアルを用意できると考えている」と語り、フォトグラファーのジェンダー平等に向けた取り組みについてこう続けた。

「女性フォトグラファーならではの視点で女性アスリートが活躍している場面を撮影することで、より女性に響くビジュアルを提供していきたい」

おすすめ記事