Huawei(ファーウェイ)は、Huawei端末むけ独自アプリ配信プラットフォーム「HUAWEI AppGallery」のビジョンを発表。英国大手メディアとの協業や、タップだけで使えるインストール不要アプリ「QuickApp」などの拡充を図る。
Google Play(Android)、 App Store(iOS)に次ぐシェアをもつ HUAWEI AppGallery は、アクティブユーザー(MAU)が月間4億人、170以上の国と地域のユーザーがアプリサービスを利用。Google Play などと同様に、ゲーム、教育、ライフスタイル、便利機能、ファッションといった18のカテゴリからアプリを検索し、ダウンロードできる。
また、安全なアプリ運用にむけた開発者実名検証など4段階のレビュープロセスなどでセキュリティを担保。すべてのアプリに厳しい検証テストを実施し、子どもむけの年齢レーティングシステムで年齢に適さないアプリをブロックするなどの付帯サービスをもつ。
さらに海外メディアとの協業も積極展開。ファーウェイはまず英国メディア News UK と協業をスタート。2020年中に、AppGalleryに News UK の「THE TIMES」「THE Sun」「talkSPORT」などのニュースを配信させる予定。
インストール不要アプリ「QuickApp」などを拡充
Huawei(ファーウェイ)は、タップだけで使えるインストール不要アプリ「QuickApp」の拡充も加速。
最新言語 HTML5 ページを自動更新できる QuickApp は、メモリスペースをほとんど消費しない点が特長。
Android アプリの5分の1のコードで書かれているため、ネイティブアプリと同じように動きながらメモリスペースを大幅に節約。たとえば1GBスペースにネイティブアプリだと20アプリ前後ダウンロードできるところを、QuickAppであれば2000以上を動かせる。
気に入った QuickApp をデスクトップに追加するだけでかんたんにアクセスできるということで、3億5000万台以上のファーウェイ携帯端末でこの QuickApp が使われ、これまで世界で1700以上の QuickApp が公開された。
QuickApp は、5G(第5世代移動通信システム)の普及にともない、需要が拡大すると見込むファーウェイ。
同社は今後、AppGalleryのラインアップを充実させ、安全で信頼性の高いモバイルアプリエコシステムを構築。
またアプリ開発者へのサポートも拡充。3000人以上のエコシステム工学エンジニアに投資する同社は、世界中の開発者にワンストップの運用支援を提供し、1000億円規模の「Shining-Star Program」などで資金を提供していく。