冷たい小雨が降るなか、東京・豊洲の TOKYO SPORT PLAYGROUND は、車いすの人も、杖をつく人も、別け隔て関係なく、みんなではしゃいで大盛りあがり。日が暮れるまで熱かった!

ここは、2年ぶりに開催された第2回「ノーバリアゲームズ~#みんなちがってみんないい~」の現場。

ノーバリアゲームズは、2016年から WOWOW が放送・配信している「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」発の新しいカタチのユニバーサルスポーツイベントで、今回で2度目の開催に(番組情報はこの記事の最終段に↓↓↓)。

このノーバリアゲームズは、《#みんなちがってみんないい》をテーマに、性別も年齢も国籍も障害の有無も問わない多様な参加者たちが、スポーツの楽しさを感じながら、みんなで体を動かすことのできるイベントとして、いま注目を集めている。

この日は、2019年の初開催に引き続き、MCを務める松岡修造のほか、ゲストに高阪剛(総合格闘家)、東尾理子(プロゴルファー)、安永聡太郎(日本人初のサッカースペインリーグ出場選手)、大西将太郎(ラグビーもと日本代表)、亀海喜寛(もと OPBF 東洋太平洋ウェルター級チャンピオン)、一ノ瀬メイ(パラリンピアン 水泳)、木村潤平(パラトライアスロン日本代表)、瀬立モニカ(パラカヌー日本代表)、豊島英(車いすバスケットボール元日本代表)、鳥海連志(車いすバスケットボール日本代表)ら10名が参加した。

「ノーバリアゲームズ!」の一声でゲームがスタート

松岡修造は登場するや否や、いきなり今回イベントに出場する子どもの名前を叫ぶ。と、その子が今日のこのイベントのために長野県から一人で上京したことに触れ、「すごく怖かったと思う。でもできたことは本当にすごい!おめでとう!」と叫ぶと、一気に会場全体が盛り上がり、拍手の渦に。

そこからは、会場のみんなで「ノーバリアゲームズ!」の一声とともに、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの4チームに分かれてゲームがスタート。

最後はチーム枠を超えてみんなで走者を応援!

「それぞれチームは分かれていますが、楽しむという目的はひとつ。ワンチームの精神でがんばりましょう!」と大西がいうように、このイベントは《#みんなちがってみんないい》というテーマのとおり、みんなが同じ気持ちで楽しむことを共有しているから、なにをやっても盛り上がる。

最終ゲーム「みんなで走ろう!~280m リレー~」では、小さな子どもから大人まで、走る格好は違えど、全員がトラックを全力で駆け抜け、気づけばチームカラーなどをわすれて全員で走者を応援する姿が―――。

鳥海連志「いろいろな意味でノーバリアというものを体験できた」

「まだまだオリンピックとパラリンピックでは競技が別々ですが、きょうはノーバリアでみんないっしょにやっちゃえばできる、しかも楽しくできるということをこのイベントが証明してくれたと思います。こういう場を設けてくださった WOWOW さんには本当に感謝しています」(一ノ瀬メイ(パラリンピアン 水泳))

「普段は、他種目の選手の方や子どもたちと触れ合う機会があまりないので、すごく貴重な時間を過ごすことができました。老若男女、さまざまな人といっしょに競技をしたことで、いろいろな意味でノーバリアというものを体験できたような気がします」(鳥海連志(車いすバスケットボール日本代表))

豊島英「『ひとつになって楽しみたい』という思いが成功に導いた」

「みんなの、『ひとつになって楽しみたい』という思いが、今回の成功に導いたのだと思いますし、ぼく自身もいっしょになって楽しむことができました。競技は少し難しかったと思いますが、これは各人が工夫をしながら、自分にできることを考える良いきっかけになったのかなと思います」

「子どもたちが今後も生活をしていくうえで、本当に重要なことを今回のイベントで学ぶことができたと思うので、今後もこうしたことを続けて、次の世代にもつなげていきたいです」(豊島英(車いすバスケットボール元日本代表))

木村潤平「みんなが同じ目線で楽しくはしゃげた」

「なかなかリアルでのイベントが難しい中、WOWOW さんをはじめ、イベントに携わってくれた皆さんががんばってくれたおかげで、すばらしい大会を開催することができたと思います。改めて感謝します」

「きょうはぼくらを含めたアスリートや、一般参加のみなさん、運営に携わってくれた学生のみなさんに至るまで、みんなが同じ目線で楽しくはしゃげたということが、すごく良い思い出になりました。こういったイベントがもっと増えていったらいいなと思いました」(木村潤平(パラトライアスロン日本代表))

松岡修造「みんな違ってみんないい、を考えるいいきっかけに

そして、MCを務めた松岡修造は、この「ノーバリアゲームズ~#みんなちがってみんないい~」を終えて、こう語っていた。

「昨年中止になって以来、ずっと待ち望んでいたイベントだったので、今回実現ができて本当に良かったです。開催できるか相当不安でしたが、最後は WOWOW さんを含めたチームの『やり遂げよう』という思いだけで、完遂できたという気がします」

「競技の中には、相当難しいものもありましたが、逆にそれがよかったのかなと思います。言葉だけで説明をしてもわからないルールも、実際にやってみることでみんなが理解して、それがつながっていくことがノーバリアなんだろうなと」

「そういった意味ではノーバリアゲームズらしい競技内容だったのではないかなと思います。今回のイベントを通じて、参加者もサポートした人も、ノーバリアに対する思いが強くなったと思いますので、この気持ちをどんどんつなげていけたらうれしいですね」

「ぼく自身も含めて『ノーバリアとはどういうことなのか』『みんな違ってみんないいとはどういうことなのか』と考える良いきっかけになると思います。ただ、単に考えるだけのことではない、みんながいっしょになって楽しみ、笑顔になることが大事なのだということを、今回のイベントを通じて感じることができました」(松岡修造)

WHO I AM 番組関連情報

「東京パラリンピック完全版」パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM WOWOW と IPC(国際パラリンピック委員会)の共同プロジェクトとして、世界最高峰のパラアスリートに迫る大型シリーズのシーズン5 のうち7作品と、過去シーズンより国枝慎吾(車いすテニス)、木村敬一(水泳)、上地結衣(車いすテニス)の日本選手3作品に、東京パラリンピックの映像を加えた完全版を11月27日に WOWOW ほかで放送!

放送時間・チャンネルは、11月27日(日)午後 3:15「WOWOW プライム」ほか。

また、「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」(シーズン1~5全40作品)が公式サイト& WOWOW オンデマンド配信中!

◆最新情報はこちら↓↓↓
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/sports/whoiam/
公式 Twitter & Instagram @WOWOWParalympic #WhoIAm
WHO I AM PROJECT サイト:https://corporate.wowow.co.jp/whoiam/

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