これ、いろいろある大学オープンキャンパスのなかでも、意外とありそうでなかった内容かも―――。

そう感じたのは、獣医・動物・健康・食物・環境という5つの視点から、いのちが抱えるさまざまな研究と学びがある大学―――麻布大学。

この日は麻布大学 在学中の大学生だけで開催する「学生プレゼンツ!オープンキャンパス」。高校生たちがまず注目したのは、「麻布大学の学生ってどんな人?」がわかるトークショー。

たとえば、「公募推薦で入学した」という獣医学科2年生女子は、こんな話題を↓↓↓

麻布大学に入ってよかったこと、いろいろトーク

「実家ぐらしで麻布大学まで電車で通ってる。アルバイトは動物病院と塾の事務スタッフのかけ持ち。テスト前が融通きけばアルバイトもできる。23時から課題に取りかかる日もある。

印象的な授業は産業動物臨床基礎実習や縫合実習。麻布大学がすごいと思うのは、選択科目で馬術を選択して、最後にはライセンスも取れちゃうとこ。牧場実習に1週間行くこともある。朝から夜まで。東京ドーム6個分の広さの牧場で走り回って、弱ってる羊をつかまえたりする。これが結構、楽しかった」

次の「一般入試で獣医学科に入学した」という2年生女子は、「バイトは動物病院と犬のしつけ教室をかけ持ち。全国の獣医学生が集まるサークルや、保護犬譲渡サークルなどに入って活動してる。獣医学科はひとり人暮らしが多く、大学へ徒歩で行ける距離に住んでいる人が多い。

わたしは麻布大学だけにある、動物共生科学ジェネラリスト育成プログラムに参加中。1年生の後期から先行して研究室に入れるところがいい。さらに大学院の入学資格が1年間早まって、そのぶん研究課題をみつけて、研究に専念できる」

1年生から研究室へ、食品開発の経験も

環境科学科2年生女子は、「大学祭を運営する自治会に所属中。みんな大学祭にぜひ遊びに来て! わたしは映画やアニメが好きで、ジャニーズの「Snow Man」が大好き。実家ぐらしで家ではワンちゃんを飼ってる。最近、大学で「鮎の解剖」をしたときの写真を見せます!」

そして食品生命科学科の2年生女子は、こんな「麻布大学はここがすごい」という話題を。

「世界標準の食品衛生管理手法 HACCP に沿って、麻布大学はいちはやく管理者育成プログラムを大学内で展開している。わたしも、このプログラムを履修し、最近は食品メーカーと協力した食品開発PBL実習で、中華まんを製造する実習を経験し、楽しかった。就職先は食品メーカーなどが多い」

ちなみに、麻布大学 生命・環境科学部食品生命科学科では、国内の大学に先がけて、第三者の専門機関の承認を受けた食品安全研修を、2019年から実施。

すでに3年間で、計262人が食品安全研修を修了し、卒業後食品関連業界や行政・自治体などの食の安全の分野で、即戦力として活躍しているんだって。

―――ジャニーズからアルバイト、そして専門分野の話題までいろいろ「へええ!」連発の「学生プレゼンツ!オープンキャンパス」。高校生やその保護者たちも、笑いながらみんなでトークショーを楽しんでたみたい。

獣医 動物 健康 食 環境の “いま” がひとつのキャンパスにギュッと!

ここであらためて、麻布大学について。

麻布大学は、1890年に東京獣医講習所として東京市麻布区に創設。1950年に麻布獣医科大学として開学したのがルーツ。「獣医」「動物」「健康」「食物」「環境」という5つの視点から“地球と共に生きる未来”を描ける人材を育成。他の大学にはない個性と強みがいろいろあるということで、国内外・企業・受験生から注目を集めている。

「獣医になりたい!」「動物医療・動物科学のスペシャリストになる!」という人がめざす獣医学部と、「動物や生物、自然環境、生き物のあらゆる分野を深く学びたい!」「医療、食、環境のスペシャリストになる!」という人が集まる生命・環境科学部の2学部がある。

さらに獣医学部には、獣医学科と動物応用科学科の2学科、生命・環境科学部には臨床検査技術学科・食品生命科学科・環境科学科の3学科がある。さらに2024年4月には、獣医学部 獣医保健看護学科(仮称)の設置を構想中。

キャンパスはJR横浜線 矢部駅から歩いて4分というアクセスしやすい駅近の地、神奈川県相模原市の1キャンパスには、牛や馬、犬などさまざまな動物が多数飼育されていて「関東でこんなに数多くの種類の動物がいる大学は麻布大学だけ」ともいわれている。

◆麻布大学 学部・学科紹介
https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/

麻布大学だけにある「1年次から研究室に入れるチャンス」

麻布大学は、1年次の後期から大学研究室に入って、「本物の研究」にチャレンジできる制度「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」がある。

このチャンスをつかむと「自分の専門をさらに深く掘り下げる力=コア力」「自分の専門性を広く生かすための力=広範展開力」「現場で役立つ力=実践力」の3つの力が身につくという。

さらに、この「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」を活用すれば、大学院の早期修了が可能に。

学部在籍中に大学院の授業が履修できることから、大学院修士課程を1年早く修了するチャンスも。

この早期修了で、1年分の学費が節約できるだけでなく、理系大学院修了者には大きな金銭的メリットがある。

たとえば、学部卒業者と比較して生涯年収で約数千万円も上昇することが、内閣府の調査研究で明らかになっているというから、気になる人は公式サイトをチェックしてみて↓↓↓
https://www.azabu-u.ac.jp/about/program/derukui/post_24.html

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